兵を以て統治する者:第三百八十六章

輪廻転生-神←だけは必ずお読み頂ければ幸です。後は最新の章から読まれていき、第一章にたどり着かれれば、望みを叶え完全にあなたを救って見せます。

 

兵を以て統治する者

 

王と占い師

智慧を蓄えて、国を統治する王がいて、その国の民は統治する王の圧力に、何も携わることなく、他者を助けて進めばよいだけのことです。

古の昔に、サキサという名の知れた占い師がいて、国の在り方は戦いに勝って領土を広げようとする統治者に呼ばれて、あの国を倒して、我が国の統治国としたいのだが、あの国の兵は我が国よりも多く、どのように戦えば勝つのかを教えて欲しいと尋ねました。

サキサは、その質問に対して、私はただの占い師で在り、なぜ私にそれを占い、勝つ方法をお聞きになられるのでしょうか。と聞きました。

統治者は、我が国の政治を司る者の中で、相手の国と戦うには、我が国の兵だけでは不足しており、占い師に聞くのが一番だという者がおり、お前に来てもらったのです。

 

戦に勝つ統治者

サキサは、あなたはこの国の王であり、この国の民のために政治を行うだけで良いのではないでしょうか、どうして他国を倒して領土を広げたいのでしょう。

智慧者である王は、私は世界を制して、この世の安定のために生きたいからだ、と答えた。

サキサは、世界を制して、この世を安定にされるのであれば、今のこの国を安定させる方が良いことであり、この国には王であるあなたが作る、あなたの世界のために、苦しい思いをしている者が多くいます。まずは、この国の安定を先に考えてみるのはいかがでしょう。

それを聞いた王は、怒り狂い、サキサを火あぶりの刑で殺してしまえと命じました。そこへ王の娘が現れて、サキサ様を火あぶりにする前に、占わせてからでも遅くは無いのではないでしょうか。と、王に苦言を申しました。

王にとって最愛の娘の言うことなので、仕方なく聞き入れ、サキサに占うように伝え、もし、その占いで我が軍が負けるとでも占った時には、火あぶりの刑で殺すとサキサに伝えた。

 

占う

サキサは、わかりました、それでは占いましょう。というと、目を閉じて何時間も何日も食も取らず、水も飲まずに占い、目を開けて王に、王よ、この戦に王は勝つことになります。

それを聞いた王は、よくぞ占った、褒美を与えようとサキサに伝えましたが、サキサは、それを断りました。

そして、サキサは、王よ、この戦に勝ったならば、どうされるつもりですかと聞きました。

それを聞いた王は、指を指して、あの山の向こうにある国を攻めて、統治すると答えました。

サキサは、王よ、私の占には、そのこともわかっていました。その為に時間がかかりましたが、山の向こうの国には、兵はいません。だから、攻めることは出来ないのです。

王は、それならば簡単に領土を広げられるではないかと、サキサに言った。それを聞いたサキサは、王よ、あなたは兵のいない国までも、王の兵を使い、あの国の民までも、殺すのでしょうか。

 

戦う兵士

王は、戦では人が死ぬのは当たり前のことで、兵がいなければ殺す民も少なくて済むではないか。と答えました。

それを聞いたサキサは、山の向こうの兵を持たぬ民は、王が兵を出すならば、皆全員が王に屈する前に、黙って王の兵に全員が殺されるまで、微動だにいたしません。

民全員を殺せば、何を統治されるのでしょう。それでは、他国に王の行いが残忍であることを知らしめ、他国が手を結び、王の首を取りに来ますが、それでも良いのでしょうか。

王は、サキサの言葉を聞いて、我が国にはどれだけの国が手を結ぼうとも勝つことは出来ないと言いました。サキサは続けて、王よ、弱者が追い詰められれば、死ぬ覚悟でこの国に戦いを臨み、この国は弱者の国に統治され、王は死刑に処されることになります。

 

戦いに臨む

サキサは、王が死ぬ時までを占いましたと伝え、この国の繁栄のためには、弱国に兵を出さず、食べ物や必要とする物を配るのです。と王に話しました。

なぜ、我が国の繁栄のために、我が国の物を他国に配る必要があるのか、と王はサキサに問いました。

サキサは、他国が困っているときに助けることが出来れば、他国は自ずとして、我が国を称えることでしょう。

すれば、王は戦わずして、世界の王と呼ばれるのです。サキサは続けて、王よ、あなたがどれだけの国を倒しても、それでは、敵を作るだけの事であり、先にも申し上げた通り、必ずや王の首は刎ねられるのです。

サキサは、戦いをいくら行っても、王は世界の王とはなれません。世界の王にはなれませんが、世界の王と称えられることを望まれてはいかがでしょうか。

王は、それ聞いて、サキサの首を刎ねました。そして、サキサの言う通り、数年後に王の首は刎ねられた。

 

 

神の七つの掟

■ 騙さない、悲しませない、心を傷つけない

■ 親切にできる時を逃さない
勇気で言葉を「私に何か助けさせて下さい」

■ 動物を食べない

■ 罪を犯さない

■ 恩と責任・恩に報いる

■ 我慢

■ 奉仕と施し

神の化身より:神の七つの掟だけを行い、聢と、あなたが天国を選択し天国に行くのです。お金や宗教など天国にはなく、それらは甲斐無いのが天国なのです。

七つの掟は、どれをとっても難しいことではないはずです。但し、困難です。困難でなければ過去世までの「償」の輪廻転生はないわけです。

(神の化身の代筆者です。代筆者とは神の化身が私たちのいずれかに降りて来られて書いている者です。相談があれば相談フォームよりご連絡お願い申し上げます)

私は同じ話、同じことを何百回も言います。

神の化身