純粋と恒久:第五百九十二章

輪廻転生-神←だけは必ずお読み頂ければ幸です。後は最新の章から読まれていき、第一章にたどり着かれれば、望みを叶え完全にあなたを救って見せます。

 

純粋と恒久

 

純粋と恒久と海

私はいつも、道理に悖る者達へは、完全なる他者への善行を目指しながら、三割程度は見過ごしてしまっても、詬辱の如く己を責める必要などは無く、原因は、俯瞰の見ている高さが高すぎたために見過ごしてしまったことであり、何らの罪にも当たらないことを記しておく。

しかし、七割の善行を目指していている者には、他者への神の七つの掟を日々継続することが出来ないことを、合わせて伝えておく。

常に、完全を目指すからこそ、七割が可能となるのであり、完全を目指す者には、匡輔の如く、堕ちそうになれば道の下から、あなたを支え、後退しそうな時には背もたれとなり、二度と戻らぬように耳元で囁き、前に進むようにと話してもいる。

一歩でも進んだ限り、虚仮と呼ばれる愚か者とならず、思慮の心で肉体に働きかけて、他者に親切にする道から、堕ちることが無いよう、後ずさりすることが無いように、道を進むのです。

恒久に味わう幸福を手に入れさせるために、あなた方が天国へ行けるよう話をしてきているが、そのことを、あなた方の中にも汲み取り守ることを生きがいとする者が出てきている。

だから、今日は懇切と純粋に道を歩き、懇篤をもって他者を助け、完璧を目指し、最後まで掟を守り歩いた者の話をしよう。

 

歩く夕暮れと財布

彼の善行の始まりは、三十三歳のとき、前を歩く男が財布を落としたことから始まることになる。

彼は、財布を拾い上げ、周りを見ても誰もいない、彼は、こんなチャンス頂くしかないと、財布を拾ったならば、後ろを向いて歩こうとした。

彼は、あせりに足が縺れて前のめりに転倒をして、財布を離すまいと握りしめていたので、顔面から地面に叩きつけられ、鼻血を流し、額からも血を流した。

そこへすかさず、倒れる音と唸る叫び声に気が付いた男が、彼に走り寄って、ハンカチを取り出し、顔を拭いて、かなり頭を強打しているようなので、救急車を呼びますから、このまま動かないで下さい、という男に助けられた。

彼は、その男の財布を握りしめていた。男は、自分の財布を握りしめている彼の手を見て、そうだったんですか、私が財布を落としたので、急いで届けようとして、転ばれたのですね、本当に懇篤を持ったお方であり、私の為にこんな目に合われたことを、お詫びします。と言った。

そして、救急車にも同乗をして、病院での治療が終わるまで待っていて、診断の結果は、特に問題は無かったことから、男は、治療費を支払い、彼の家までタクシーで送り、部屋まで肩を抱えてくれた。

男は、財布を届けてくれたお礼として、お札を数枚取り出して彼にわたして、ありがとうございました、そして、お怪我が早く治ることを願っておりますと言って、帰って行った。

 

夕暮れに盗人に追い銭

彼は、これではまるで盗人に追い銭ではないか、あの男は何という純粋で疑うことを知らぬ者なのだろうと思うと、己という人間が小賢しく竦む思いに苛まれていた。

あれから、三週間後に彼の元へ、男から、改めてのお礼の贈り物が届いた。男は、あの日からの三週間の間、己の行った行為とこれまでの生き方を考えていた、そんなとき、三週間たっても、礼を忘れない男のことを思うと、男への崇敬の念と、己も男のように純粋に生きようと決めた。

そして、送り主の住所から、男の家に尋ねていき、男に、真実を告げた。男は、それを聞いて、あなたは真理を諦観され、目覚められたのですね、では、神の七つの掟を紙に書きますので、行為に移されるといいと思います。そして男は、こんなにありがたいことになり本当に良かった。と言った。

彼は、二度と罪科を重ねることなく、あなたのような疑うことを知らぬ、純粋な者となって、生きて行きます。と言って、男の家から帰って行った。

彼は、四十歳を迎えた今となっても、男の優しさを思い出しながら、他者への善行を行い、神の七つの掟を日々行いながら、いつも耳元で囁かれる言葉は、他者を先に進めて、己は後を好んで歩く。

この言葉を聞きながら、善行の行為は、人後に落ちることなく、但し、善行の道を歩く者が、後ろから来たならば、喜んで道を空けては先に進め、己もその後について、善行を行い歩く者となった。

 

行為を一つでも行う夕日

ここに来た限り、惰眠を貪る者はいない、だからこそ、ここに来るように、輪廻転生時に決めてきたのです。

だから、決して七割の善行を目指すことなく、十全十美の善行を目指し生きて行くならば、といつおいつと迷い巡らすことも無くなり、あやういことからも、あやういものから去って行くこととなる。

一陽来復と悪いことが恒久に続くことは無く、幸福が恒久と続く天国へ行くために、ここへ呼び、呼ばれたから純粋な気持ちで、ここへ来たのです。

あなたも、そろそろ善行だけを考える日を作り、その日には行為を一つだけでも行い、近いうちに、そのような日で埋め尽くし、あなたが決めて来た亡くなる日を迎えても良いでしょう。

 

 

神の七つの掟

■ 騙さない、悲しませない、心を傷つけない

■ 親切にできる時を逃さない
勇気で言葉を「私に何か助けさせて下さい」

■ 動物を食べない

■ 罪を犯さない

■ 恩と責任・恩に報いる

■ 我慢

■ 奉仕と施し

神の化身より:神の七つの掟だけを行い、聢と、あなたが天国を選択し天国に行くのです。お金や宗教など天国にはなく、それらは甲斐無いのが天国なのです。

七つの掟は、どれをとっても難しいことではないはずです。但し、困難です。困難でなければ過去世までの「償」の輪廻転生はないわけです。

(神の化身の代筆者です。代筆者とは神の化身が私たちのいずれかに降りて来られて書いている者です。相談があれば相談フォームよりご連絡お願い申し上げます)

私は同じ話、同じことを何百回も言います。

神の化身