高徳者:第四百五十章

輪廻転生-神←だけは必ずお読み頂ければ幸です。後は最新の章から読まれていき、第一章にたどり着かれれば、望みを叶え完全にあなたを救って見せます。

 

高徳者

 

高徳者

あなた方の中には、高徳な者もいる。その者達の心は、ある意味において暗愚であったり、陽性であったり、二つに分かれていて、相交えることは無いが、いずれも神となることが決まっている。

俗世から出られないと、道へ登り、道から堕ちることを繰り返す者達からすれば、高徳な者達は、沖天のものだと思っているだろうが、それは違って、暗愚と陽性に分かれている。

然るに、道を歩けば沖天となり陽性となるはずだと思っているだろうから、ここに話しておく、そうではないと。

高徳な者たちに、あなた方全てがならなくてはならない。しかし、憔悴の中にいたり、不純の中にいて、道を歩いている高徳者も同じだけいて、それが珍しくはない。

互いに相反する様で、互いに謹厳である。当然ながら、暗愚の者は、左に行くだろうと思っている者もいるが、高徳であり謹厳である限りは、右の道しか行くことは出来ない。

 

暗愚

同じように互いに同じであることは、廉潔であることであり、それは、過去の罪を償い、今の罪を償い、犯したことを未だ引きずりながらも、正しく歩き、私欲を捨てている。

窮乏と思えば、過去には行う事すらできなかった心が動き出し、何かできないかと考えることも無く、先におむすび一つでも、一円であろうとも、差し出そうとする。

何度もいうが、高徳な者は、考えてから行動するしか出来なくなっている智慧者ではなく、阿呆である。

今まで何も知らずに、悪欲の悪鬼の中に身を委ね、祭りの如く生きて来た者たちが、静謐となって、穏やかとは何かも知らぬままに、高徳者となっている。

しかし、高徳者となっても、徳を持っていることも知らなければ、徳の使い方も知らない、阿呆である。

暗愚の者は、高徳者でありながら、悩みごとが尽きることが無い、いつも悩み続けたままに、左に行くだろうと思っていても、残念だが、結局は右に行くことになる。

暗愚の者は、昔に戻って、愛してあげたい者を近くに持って、何もできないと己を嘆いている。されど、本当は出来る。

今は、気づいていないだろうが、もう相手は理性を持っており、理性を持って抵抗している者のことを知らず、付き合い方が、わからないと嘆くが、理性を持った相手を抱きしめることは、もう出来るのです。

 

右の道

話してきたが、同じように右へ行く者でも、相反した考えを持っているように、外見からは窺えるのであり、寂寞と心にぽっかりと開いた隙間を、埋められぬと思いこんでいるだけで、右へ行く。

あなた方の中には、敬虔であれば天国へ行けると思っている者もいるかもしれないが、この世で神に手を合わせ敬ったところで、神はあなたに何もすることは出来ない。

輪廻転生時にあなたが決めて来たことであり、あなたの胸の中のあなたという神がそれを知っているので、あなたに手を貸すことはしない。あなたが、それを拒むからである。

一度、神の七つの掟を行うと決めて、何度も何度も背信するのは、あなたが智慧者であるからであり、高徳者のように阿呆になるまでは、背信を繰り返すだけである。

何かに抜きんでて傑出していようとも、他者の為に生きない者を、大木の神は見ていて、可哀想な愚か者のまま、進まないで欲しいと願っている。

 

神

高徳者は、悪賢い老獪とはすでに縁を切っている。しかし、阿呆だから、縁を切っていることにさえ気が付かない。

奸智たる者は、いつまでたっても智慧を追い求めるが、高徳者は、智慧よりも道を歩いていながらにして、歩いているのかが分からずにいる。

高徳者は、決して人を愚弄することが無く、比較などすることも無い。しかし、誰が阿呆で、誰が智慧者なのかだけは分かる。

高徳者は、何事にも万謝し、それでいてさらに遜り、楚々としているが、己がいかに清らかであるかも知ろうとはしない。

嚇怒することも無くなれば、あなた方は全て、肩の荷を下ろし、道を歩く第一歩を踏み出し、高徳者を追いかけることが出来る。

道を歩けば、目に見えぬ何かが手に入るのだろうと期待する者は、阻喪し気力も無くして、堕ちていく。

高徳者は、道を歩いても阿呆だから、何も期待はしない。だから、そこに道が開けるのである。

論理的哲学などを考えていた昔のことも、高徳者は忘れて道を歩いている。あなた方も、高徳者となるのだから。

 

神の七つの掟

■ 騙さない、悲しませない、心を傷つけない

■ 親切にできる時を逃さない
勇気で言葉を「私に何か助けさせて下さい」

■ 動物を食べない

■ 罪を犯さない

■ 恩と責任・恩に報いる

■ 我慢

■ 奉仕と施し

神の化身より:神の七つの掟だけを行い、聢と、あなたが天国を選択し天国に行くのです。お金や宗教など天国にはなく、それらは甲斐無いのが天国なのです。

七つの掟は、どれをとっても難しいことではないはずです。但し、困難です。困難でなければ過去世までの「償い」の輪廻転生はないわけです。

(神の化身の代筆者です。代筆者とは神の化身が私たちのいずれかに降りて来られて書いている者です。相談があれば相談フォームよりご連絡お願い申し上げます)

私は同じ話、同じことを何百回も言います。

神の化身