漁師の子として生まれ:第五百四章

輪廻転生-神←だけは必ずお読み頂ければ幸です。後は最新の章から読まれていき、第一章にたどり着かれれば、望みを叶え完全にあなたを救って見せます。

 

漁師の子として生まれ

 

漁師の子として生まれ

あなた方は、不可逆的であり、前に進むしか残された道はなく、その道が右か左かとなるが、容易く左へ赴くような者となってはならず、神輿を据えているようでは、右の道へと踏み出すことはできない。

右へ進む十六歳の子がいた。いつか自分が神となり、皆の役に立ちたいと願い歩き続けていた。

たった十六歳で、神について語り、神の掟を守ろうとするが、漁師の父が、それを許すこともなく、進学もできないままに、父親は彼に神様がいたら、こんなに一生懸命働いているのに、何かのご褒美をくれるだろう、しかし、それが手に入らないということは、神様なんかいない、だから、誰にも負けない腕の良い漁師となれと彼に言った。

彼が、二十一歳の時、家を出て、道を歩くことにした。歩き始めると誓った頃は、右を歩くのは苦痛なのだろうと思っていた、踏み出す一歩目は、勇気が必要だと考えていたが、数歩進むと痛痒を感じない自分がいることに気が付いた。

しかし、彼の父は、彼を探し出し連れ戻し、漁につれていき、お前の体は、魚でできている、だから、漁師として売れない魚を食べなければ、すぐに病に陥って、この世を去るだろう。父親は彼を離さなかった。

彼は、漁師の家に生まれたことを、心から恨んでいたが、これも運命なのかもしれず、彼は、前世で魚だったために、今生で漁師の家を選んだのではないかと、そして、魚を食べてはいけないことを知っていた。

 

彼と彼女

彼は二十三歳の時に、夏のバケーションに来ていた彼女と出会った、彼は、神様がチャンスを与えたと思った。

彼は彼女に一目ぼれをした、彼女は最初取り合うこともなかったが、彼がいつも彼女の前に現れ、笑顔になる行為ばかりすることで、彼女も彼に恋をした。二人は、この恋は千古不易と不変であり、永遠に続くと思った。

恋というものは、いろいろな形があり、しかし、そこには不変という一つのものがある、それは、恋が消えて、愛があるということだ。

恋した時には、誰もが一瞬しかない恋が永遠に見える。彼も、この恋が永遠と未来永劫に続くと信じた。

しかし、愛は未来永劫に続いても、恋に永遠はない。燃え盛る火に、誰かがとても大きなバケツで水をかければ、一瞬に、その燃え盛る炎は消し去ることになる。

バケツを持つ者は、彼か彼女か、あるいは二人なのか、なぜ、バケツをもって火を消し去ったのか、知る由もないのが、恋と呼ばれるものなのだ。

 

漁師

父親は、彼に、欲しいものを与える代わりに、漁師を続けろと言った。彼は父親に、欲しいものなどありません。欲しいという思いを無くす人間となりたいと言った。

父親は、彼の人生を奪うことを止め、彼が思い通りの人生を歩むことを許し、彼が彼女と旅立つ後姿を見ていた。

そして、彼は、彼女と天国を目指した。彼と彼女は歩き続けた。いつの日か、彼の一番欲しい、欲しいものを無くすことができ、徳を積むことができた。

彼にとって、徳は何よりも大切であり、神の力を授かったことになると信じ、神の力は、この地球上のすべての科学者を集め確かめようとしても、確かめることができることはなく、確かめるためには、右の道を歩き神とならなければわかることはない。だから、彼にとって知恵を求めることも、欲望であると思っていた。

 

老いて天国へ

しかし、彼も彼女も、恋の炎が消えていくことを知り、いつのころからか、彼と彼女の恋は、愛へと変わった。

二人は湖で、手漕ぎボートに乗って、飛び立つ時を待っている湖面で休む鳥たちの間をゆっくりと進んだ。

湖で漕ぎ進むならば、湖面で休む鳥たちが一瞬で羽ばたき、去っていくように、恋も去っていく。

愛とは、約束と同じで、二人が願うのならば、それが壊れることはなく、恋はずっといるならば、数年もかかることなく壊れていく。

私に本当の愛があるのかと聞くならば、それはYESと答えよう。あなた方が、ほんとうの恋はあるのかと聞くのなら、あなた方に聞こう、恋したことが何度あったのかと。

そして、恋した相手と老いるまで暮らしていけば、恋は簡単にどこかへ飛んでいくが、愛は不変であることを知る。

彼には、誰にでもある二つの選択肢、人生をあきらめ地獄へ行くか、七つの掟だけにかけて、天国へ行くか。

彼は、何があろうとも七つの掟を守り、大木の神が待つ天国への道を選び、老いた二人で天国へ向かった。

 

 

神の七つの掟

■ 騙さない、悲しませない、心を傷つけない

■ 親切にできる時を逃さない
勇気で言葉を「私に何か助けさせて下さい」

■ 動物を食べない

■ 罪を犯さない

■ 恩と責任・恩に報いる

■ 我慢

■ 奉仕と施し

神の化身より:神の七つの掟だけを行い、聢と、あなたが天国を選択し天国に行くのです。お金や宗教など天国にはなく、それらは甲斐無いのが天国なのです。

七つの掟は、どれをとっても難しいことではないはずです。但し、困難です。困難でなければ過去世までの「償」の輪廻転生はないわけです。

(神の化身の代筆者です。代筆者とは神の化身が私たちのいずれかに降りて来られて書いている者です。相談があれば相談フォームよりご連絡お願い申し上げます)

私は同じ話、同じことを何百回も言います。

神の化身