神を殺す旅:第八十二章

輪廻転生-神←だけは必ずお読み頂ければ幸です。後は最新の章から読まれていき、第一章にたどり着かれれば、望みを叶え完全にあなたを救って見せます。

 

神を殺す旅

 

神を殺す旅

ある日、一人の若者が、夏の太陽が照りつける炎天下の日に、大きなバックを背負いTシャツにジーンズ姿で太陽を背にして歩き始めました。

木陰で涼む老人が彼に、この炎天下の中を重い荷物のようなものを背負ってどこに行くのですか、と尋ねました。

彼は、神に会いに行くのです。と応えました。老人は、その若者の姿に、とても巡礼の旅に出るとは思えないが、と彼に話しかけましたが、彼を笑みを浮かべて歩き出しました。

その彼の後ろ姿に老人は、禍福は糾える縄の如しと言うように、あなたは憎しみをもって神に会いに行くが、喜びを持って帰ってくるであろう。

彼の旅は、神を探し、神を見つけ、神を殺す旅です。

彼は、何年も歩き続けました。夏はいつもの格好で、冬にはバックを降ろして冬に耐えられる姿となり、彼はひたすら神の元へたどり着くことだけを考えて歩きました。

 

冬を乗り越え真美を探す青年

彼は、この旅に出る前の夜に、夢を見ました。ある方向に突き進めば神の背に出会えると、突拍子をもない話ですが、彼は、この夢にかけました。

何度も夏を何度も冬を乗り越えても、たどり着けません。でも、彼には信念がありました。

必ず、神に会える、という強い思いです。

その為には、彼は、彼の意にそぐわなくとも、神の七つの掟を守り続けました。

それが最低限の神に会える方法だからです。

そして、数十年が過ぎたとき、彼は神の背を見たのです。

 

神の背中

そして、神に伝えました「私はマッサージと針もやります。どうか、その肩と、背中を私に委ねて頂けないでしょうか」

神は、その彼の背後から聞こえる声に対して、では、よろしくお願いします、といいました。

彼は、まず肩をもみました。神の肩の硬さに彼は驚きました。そして、彼は神に尋ねました。

神の肩は、どうして石のように硬いのですか。神は、輪廻転生を行っても、何度行っても私のところに来てくれない、あの者たちのことを考えてばかりいると、肩も凝るでしょう。と言いました。

そして、彼は、その後も肩をもみ続けた後、持ってきていた、バックの中から鋭いナイフを取り出し、神の背を何度も何度も刺しました。

そして彼は、お前のせいで俺は幼少期にはいじめられ、学校にも行けず、そのために世の中の常識や、字も碌に書けない、仕事を始めればのろまと言われ、何度も職を変え、何度も神様助けて下さいとお祈りをしたのに、お前は私を助けなかった。

 

躁鬱病になり神を殺しに来た青年

死ね、お前なんか。

そして、ナイフを刺すのに疲れた彼に、神は、すごく気持ちが良かった、肩をもんでいただいていたのもそうだが、針を背中にさしていただいたのが、非常に気持ちが良くて転寝をしてしまった。

そして神は、どうして、私の後ろからやってきたのですか、と尋ねました。

彼は、神と言われるものを殺すことができるのかを、そして殺せるなら、こんな私にした恨みつらみで、私の手で殺そうと思って。

神は、でも、長い旅をしてきたのでしょう。そして結果は、私を殺せましたか。

あなたは、確かに精神的な部分や、子供の頃からのことで今を持っても心の傷を背負っているのでしょう。でも、それらすべては私ではなく、あなたが生まれ変わるときに、そうなるようにあなたが決めて生まれ変わってきたのです。だから、私には助けることは出来ないのです。

そして大切なことは、あなたは、その心の病を克服するために生きているのです。と神は彼に告げました。

さらに神は彼に言いました。私の背中まで来るには、七つも掟を守り、どれだけの善行を行い、どれだけの人や動物を助けてきたのでしょう。

この旅で彼は人生の、蛍雪の功をつむことができたのでしょう。

神は、あなたはこの旅で、私の言う七つの掟を何十年も守り続けて来た。次は天国に行き、正面から私に会いに来てください。と言いました。

私の背にナイフを刺しても、あなたが、神がいる事、そして私があなたの今を見ているだけで助けないこと、それでもあなたは最後の一息を引き取るまで生きなければならないのです。

 

神に会う彼の旅

そして神は、彼に、あなたは心の病をたくさん抱えている、しかし、それを周りの人はなかなか心の病には気が付いてくれない。沢山の心病は、周りが気が付かないからではありません。ここに来る旅で、それを知ったことでしょう。

どんな病を持ち、自分を蔑んでみても、なにも役には立たない、亮抜があることを知りなさい。

こんな自分だが、どんな才能があるのだろう。彼は想像するだけで、心の病からも解放される思いでした。

彼は知りました、神は生きてもいなければ、死んでもいない。

彼は、来た道を戻りました。彼は、ほくそ笑みながら、帰り道は、同じように神の七つの掟を守り、人のためにこの身を捧げようと、速足で年老いた体に鞭を打ちながら、正面から神に会うため、神の道へと歩いていきました。

 

神の正面へ向かうたび

すると、旅立つときに、声をかけてきた老人に出会いました。

老人は彼に「神を見たのかい」と声を掛けました。

彼は「見ることは出来ませんでした」と応えました。

老人は「神に会えなかったと言うことかい」と聞きました。

彼は「神には会えました。だけど、神に会えましたが、神を見ることは出来ませんでした」

老人は「そうだろう、神を見るためには、今の人生に嘆くことなく、生きなければ、神を見る事は出来ない」と応えました。

禍福は糾える縄の如しと言うように、あなたは憎しみをもって神に会いに行ったが、喜びを持って帰ってきた。

彼は、老人に「私は、何十年も旅をして、何十年もかけてここに戻りました、あなたは、私が旅立つときのままです。どうしてでしょう」

老人は「私には、齢というものが無いからです」

彼は、その言葉を聞いて、静かに息を引き取りました。

彼がどこに行ったのか、老人が誰であったのか、誰にもわからないことです。

でも、神を殺しに行くにも、天国に行くにも、神と会わなければなりません。その為には、彼がとった行動のように、七つの掟を守る以外にはありません。

最後に、彼は、老人の前で最後の息をつき、亡くなりましたが、彼は、天国に行き、神を正面から見る事が出来ました。

 

神と出会える終着点

これが、彼の旅の始まりから、終わりまでの語です。

彼は、決して瓜田李下のように、人から疑われるのは最初だけで、その後は、どの街を通りすぎようとも、皆彼が神に出会うことを願ったということです。

それは、どの街でも彼は七つの掟を守り、奉仕等を行い、皆に感謝されたからなのです。

 

神の七つの掟

■ 騙さない、悲しませない、心を傷つけない

■ 親切にできる時を逃さない
勇気で言葉を「私に何か助けさせて下さい」

■ 動物を食べない

■ 罪を犯さない

■ 恩と責任・恩に報いる

■ 我慢

■ 奉仕と施し

神の化身より:神の七つの掟だけを行い、聢と、あなたが天国を選択し天国に行くのです。お金や宗教など天国にはなく、それらは甲斐無いのが天国なのです。

七つの掟は、どれをとっても難しいことではないはずです。但し、困難です。困難でなければ過去世までの「償」の輪廻転生はないわけです。

(神の化身の代筆者です。代筆者とは神の化身が私たちのいずれかに降りて来られて書いている者です。相談があれば相談フォームよりご連絡お願い申し上げます)

私は同じ話、同じことを何百回も言います。

神の化身