少女と欲望:第五百三十二章

輪廻転生-神←だけは必ずお読み頂ければ幸です。後は最新の章から読まれていき、第一章にたどり着かれれば、望みを叶え完全にあなたを救って見せます。

 

少女と欲望

 

少女と欲望

あなた方をいつも見ているが、そこには信じた道を行く者と、陰りの中へと歩み行く者とにわかれる。

その違いは、勇気や我慢や努力などはまったく必要とはしないにもかかわらず、道を進めないことを、己には勇気がない、己には我慢する力が無いと、必死にもがいたりしているが、そのようなことでは右の道を歩くことはできない。

前に進めよと、心の中の神に駆られる者と、不安と恐怖を纏っては、何も行うことが出来ない世界へと、駆られる地へ堕ちて行く者がいる。

私は欲望を捨てる話はしているが、欲望を遥か彼方へと放り投げても、何度でも、何回でも、欲望はあなたを好み、あなたに引き戻されてくる。

悪い心や思いを、遠くに捨てようとする者は、決して捨てることはできないままに、陰り行く世界の中で、愁嘆の中から抜け出すことも無く、この世を去るだろう。

 

善行

善行を行う時、そこには微動が伴っていて、限界がある。限界を知る者には、危険が伴うことは無い。

但し、限界は、あなたではなく、あなたの胸の中にいる、あなたと言う神が決めることを忘れていては、痴れ者となり、ただの愚か者でしかない。

悪風は、いつものように瓶に詰め、きつく蓋を閉めたならば腰に巻き、一顧も与えず、瓶の中身のことなど忘れ、信じたあなたの右の道を歩かなければならない。

時に、俗世の者から、甘い誘いが来た時に、あなたが、あなたのことを弱いと思っていたとしても、その透明の瓶を見つめたあなたは、決して俗世の者の言いなりにはならない。

もし、悪い心を、遠くに投げすてて来たのならば、俗世の甘い誘いに引きずり込まれることを忘れてはならない、その為に、あなたの悪行の全ては、瓶に詰め蓋をして、持っておくのです。

あなた方は、今も、僅かな欲望のために、苦しんでいるだろう。それを無くすためには、常に、心の中で欲望の瓶を見つめては、諦めを持つことが出来るようになっているのです。

諦めをもてば、欲も無くなる、欲望が無くなれば、辛く悩み、欲張りで蒙昧な己を恥じては涙し、人を傷つけては後悔することも無い。

名詮自性とは、誰かが聖人と呼ばれるのであれば、そして、その者が本当に聖人であれば、その者は、その名に恥じぬ生き方をすることで、そこにはじめて、本来の聖人が生まれ、本来の聖人は、聖人として必要なものを詮っている。

名前に恥じぬ生き方は、沢山の者から、褒め称えられることも、平伏して道を空けられるようなことも、求めることは無く、最後の日に、初めて恥じぬ名前とは、己が星になることを称えている名称であることを知る。

 

星

六歳になる少女が、神様、私のママは、何時お星さまから帰ってくるのと聞いた、そして、少女は一番大切にしているお人形を神様に上げるから、ママを早く星から返して下さいと、神様に語っていた。

あなた方が、どうしても必要なものがあったとして、あなた方が、それを手に入れるために、あなたが最も大切にしているものと、引き換えることが出来るだろうか。

少女は、来る日も来る日も眠りにつくまで、神様にママがお星さまから帰ってくるように、両親から買ってもらった、お人形や、お気に入りの服を、神様が来た時に分かりやすくするため、窓に並べ続けていた。

少女の行いは欲望といえよう、少女は欲望をまだ理解できてはいないが、いつか、それが欲望であることを知る日が来るかもしれない。

神様は、毎日お祈りを続ける少女の為に、少女が捧げた物の中から、一番、少女が大切にしているものを、受け取ることにした。

少女はある日、夢の中で大好きなママと手をつないで、家の近くの公園に行った。少女にとって、その時間は現実であって、夢ではなかった。

そして、ママに今までの思いのたけを話し続け、公園のベンチでママの膝に横たわり、話していると、眠りに堕ち込みそうになって、ママお家へ帰ろうと、母親に告げた。

 

星になったママ

母親は、少女が五歳の時に、トンネル内で起きた火災で亡くなっていた。でも、周りの誰も、母親が無くなったことを少女に話すことが出来ないでいた。

少女の愛する母親は、信じた道を歩き続けていた、だから、少女にも同じように、信じた道を歩いて欲しかった。

少女に、ママはあなたに一つプレゼントを買ってあげたいの、お店に行きましょうと、少女の手を取り、お店に行き、少女が一番大切にしていたものの色違いを、少女に買ってあげた。

少女は、ママがいれば何にも要らないという思いと、ママからのプレゼントに大はしゃぎをしながら、家に帰った。

少女は、神様に一番最初に差し出した、一番大切なものと、買ってくれたものを並べようと、窓際を探したけれど、見つかることは無かった。

少女は泣きながら、一階のキッチンに行ったけれど、ママはいない、家中を泣きながら探したけれど、ママはいなかった。

そんな時に、父親が帰ってきたので、今日の出来事を話して、ママを探してとパパにお願いをした。

父親は、もう限界だろう、もう理解をしてくれるだろうと、母親は事故でなくなり、星にはなったけれど、星になると、二度とここに戻ることはできないことを伝えた。

少女は、父親に、信じないと言って、部屋に閉じこもり、神様に話しかけ、星になったけれど、戻ってくるとみんなが言っていたのに、どうして、と神様に聞きながら、いつのまにか眠りについた。

神様は、少女の一番大切な宝物を、持ち去ったが、それを枕元に置き、今日ママからプレゼントされたものを持ち帰った。

そして、少女は母親と買い物に行った日から、十五日後に事故で星になった。

 

欲望

人間が、生まれて一番最初に、持つ悪行が欲望であり、罪の償いを行うために、生まれた時、善行の為に、欲望から始まる。

幼くして亡くなった少女には欲望がわからないままであったが、あなた方の始まりは、欲望を周りにぶつけながら育ち、欲望を持つことがよくないことを知り、抜け出そうともがく。

陰りの中から抜け出すのか、陰りの中の誤りの道を歩き続けるのか、欲望の過ちを無くすために、瓶に詰めて腰に巻き付け、あなたが、この世を去るまで、瓶の中の欲望のお陰で、二度と俗世に堕ちず、他者の為に生きていけるのです。

 

 

神の七つの掟

■ 騙さない、悲しませない、心を傷つけない

■ 親切にできる時を逃さない
勇気で言葉を「私に何か助けさせて下さい」

■ 動物を食べない

■ 罪を犯さない

■ 恩と責任・恩に報いる

■ 我慢

■ 奉仕と施し

神の化身より:神の七つの掟だけを行い、聢と、あなたが天国を選択し天国に行くのです。お金や宗教など天国にはなく、それらは甲斐無いのが天国なのです。

七つの掟は、どれをとっても難しいことではないはずです。但し、困難です。困難でなければ過去世までの「償」の輪廻転生はないわけです。

(神の化身の代筆者です。代筆者とは神の化身が私たちのいずれかに降りて来られて書いている者です。相談があれば相談フォームよりご連絡お願い申し上げます)

私は同じ話、同じことを何百回も言います。

神の化身