忘れ物:第四百三十六章

輪廻転生-神←だけは必ずお読み頂ければ幸です。後は最新の章から読まれていき、第一章にたどり着かれれば、望みを叶え完全にあなたを救って見せます。

 

忘れ物

 

忘れ物

忘れ物は無いでしょうか。と声をかける者がいた。後ろを振り向くと、小柄な男が、まるで己を諫めるかのような顔をして、彼をじっと見ていた。

男は、あなたが忘れたものを探さないのなら、私が探しましょうか。但し、私が探し当てたなら、あなたには返さないで、持ち去ることになります。

彼は聞いた、何を忘れたというのでしょうか、彼にとっては、忘れ物が何かが分からないので、素直に聞いてみた。

すると、男は徐に、空を指さし、次に彼の胸に指を指して、そこに無ければならないものですと答えた。

彼はもう一度質問をした。それは具体的には何でしょうか。男は答えた、それは徳義心であると言った。

 

徳義心

男は言った。徳義心が無いから、あなたは嘘をつきたくないと思ってはいても、己を大きく見せるために、仕方ないと思いながら、嘘をつく。

嘘と言えば、多少の嘘ならばと考える者もいるだろうが、それを、騙す、という言葉に変えれば、その罪は大きくなるだろう。と男は言った。

そして、今あなたは言葉を探しているが、それは出てくることは無いだろう、骨髄に徹する良心を忘れたから、今のあなたは、人を騙すことも厭わなく、人からはそれによって畏れられるように形成されてしまっているのです。

男は、私なら忘れ物をこの手に掴むことは容易にできるが、そうすれば、あなたは一生涯変わることはなく、愚かな人生を送ることになるが、どうする。

彼は、良心は忘れて来てはいない、ただ、聞かれたことに対して誇張してしまうことは確かにあり、その言葉を発する前には一旦頭で考えて、ここは仕方が無いと、嘘をついてしまうだけなのです。と答えた。

男は、それ自身が良心の欠如というものなのです。徳義心がある者は、あるだけの行為を行い、決して人を騙すことはしない。

彼は、機を見るに敏の如く、良心を探し徳義心のある者となるので、忘れ物を持って行くのはやめて頂きたいと話した。

 

良心

そして彼は、人生という旅の原点に戻ることにした。戻ることは容易であり、気持ちの切り替えのようなものであるが、良心という忘れ物を胸の中にいれて、これから嘘をつくこともなく、徳義心で生きて行くことが出来るのかと思いながらも、行うと誓った。

不安ではあったけれど、これくらいのことで、変わることが出来て、嘘をつかなければ上手くいかないと思い、嫌な思いで嘘をついてきた人生と決別できるのなら、それの方が生きる上で楽になるだろうと思った。

彼は、それから十年たった今、最初のころは憂き身を窶すほど、徳義心と生きることは辛く悩んでもいたが、一年もたつ頃には、景色が変わり、堂々と生きることが出来るようになった。

 

徳義心を教えた男

彼が、畢竟するに至ったのは、忘れ物を探すことを教えてくれた男のお陰だが、あの男はいったい何者だったのだろうか、十年もたった今となっては、あの男は実際に存在したのか、もしかして己の夢の中に出てきて、教えてくれたのかと、考えるようになった。

ある日の事、彼の夢の中に男が現れ、私が何者だったのかをいつも考えるようになったようだが、それは、徳義心を持って生きるようになり、重い荷物を置いて、身も心も軽くなったからである。と彼に告げた。

彼は、夢の中で男に尋ねた。あなたはいったい誰で、今はどこにいるのでしょう。お礼を言いに、あなたに会いに行こうと思うのです。と話した。

男は、私はすでに幽明境を異にして天国にいる。あなたと会うのは、あなたが天国に来た時で在り、その日を待ちわびている。

彼は、その日から、男にお礼を言うために、天国に行く道を歩くことにした。しかし、道は遠く遥か彼方にあるような気がして、その方法を知るために、ある寺院を訪ねた。

彼は、その寺院で天国に行く方法を授かり、その方法で道を歩くことにした。その方法は十年も前の彼であったなら、何も得ることが無いのになぜ行うのか、とても間尺に合わないことをなぜ行うのかと、行為に移すことは無かっただろう。

しかし、今の彼にとっては、その授かりものの道は、何も厭わぬものであり、楽しみながら歩いて行った。

 

良心を忘れた者は怪物となる

あなた方の中には、彼のように良心を忘れている者もいる。あなた方の身も心も軽くするものは、徳義心であることを知り、彼のように、あなたの忘れ物の良心を拾い上げて胸の中にいれることです。

すれば、何者からも俗人へと変えられることも無く、いずれ己で考えることも無くなり自然に体が功を行うようになり、道を歩くことが出来る。

物事の捗りを上手く進めようと、話を誇張する者は、所詮、称賛されることは無く、人を差を持ってみる者は、憂い事で時を終わらせる者となり、良心を忘れる者は、人に畏れられる怪物となる。

 

 

神の七つの掟

■ 騙さない、悲しませない、心を傷つけない

■ 親切にできる時を逃さない
勇気で言葉を「私に何か助けさせて下さい」

■ 動物を食べない

■ 罪を犯さない

■ 恩と責任・恩に報いる

■ 我慢

■ 奉仕と施し

神の化身より:神の七つの掟だけを行い、聢と、あなたが天国を選択し天国に行くのです。お金や宗教など天国にはなく、それらは甲斐無いのが天国なのです。

七つの掟は、どれをとっても難しいことではないはずです。但し、困難です。困難でなければ過去世までの「償」の輪廻転生はないわけです。

(神の化身の代筆者です。代筆者とは神の化身が私たちのいずれかに降りて来られて書いている者です。相談があれば相談フォームよりご連絡お願い申し上げます)

私は同じ話、同じことを何百回も言います。

神の化身

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