第二百七十五章:生きがい

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生きがい

 

心理と青年

道理とは神へと続く道であり、真理とはその道を歩く心の持ち主を指している。

あなた方が心理をもって道理を歩けば、大木の神があなたを迎え入れ、あなたも神となるのです。

その為には、常に人に親切にし、困っている人を助け、他者が必要とする者があれば、不要なものを渡すのではなく、あなたにとって大切なものの中から、必要とする者を捧げなさい。

 

生きがいを探す青年

賑わう街の中に、噴水があり、その囲いに座り、ずっと下を向いたまま、足に乗せた腕だけが時々震えて見える者がいた。

彼を見ていて、彼に近づき、声を掛けました「今日は暑いので、これでもどうですか」と彼に缶ジュースを差し出しました。

彼は「ありがとうございます」と言ってジュースを受け取ったが、プルタブを引くことはなかった。

聞いてみることにした。君は、ずっとここで下を向いたまま一時間以上座っているけれど、街ち合わせなんですか。彼は、頂いてもいいですかと言い、プルタブを引き、飲み始めた。

いえ待ち合わせではありません。では、下を向いていたので首が痛いでしょう。肩首でも揉みましょうか。というと、彼は笑顔を見せ、いえ結構ですといった。

そして彼は、とくに理由はありません。精神的に疲れた時には、ここに来て何時間も座っているんです。それで、楽になれるんですかと聞いてみた。

彼は、自殺したいのか、誰かに殺されたいのか、生きがいのようなものが欲しいのか、お金が欲しいのか、恋をしたいのか、愛が欲しいのか、僕にもわからなくて、頭が割れそうなときに、ここに来て座ると、少し楽になれて、頭の腫れのようなものが小さくなっていくような気がするんです。

そうなんだ、沢山のものを抱えているというよりも、何か、突き進むことができる一つがあれば、それでいいんだね。

はい。その通りです。

 

引きこもり

では、突き進むものではないものをまずは外してみるね。「誰かに殺されたい」「憐れんでほしい」この二つは、突き進むものではないので外そう。残りの全てが集約されているのが「生きがいのようなものが欲しい」ということになるね。

生きがいから考えれば「自殺をしたい」確かにこれも生きがいと言えば生きがいだね「誰かを殺したい」これも外せない。「お金が欲しい」これは今の君に必要な額によっては、生きがいにはならないかもしれないけれど、一か月の生活費と、生きがいとしてほしい額を教えてくれる。

今の生活には毎月二十三万円あれば暮らしていけます。で、君の欲しい額はと聞くと、二千五百万円です。ずいぶん、必要だけれど、それにしては、普通は、区切りよく二千万円とか、三千万円とか、なのにどうして二千五百万円なの。

あるお店をやりたいので、保証金とかいろいろ計算してみると、その金額になったんです。どんなお店かは、後でいいや。次は「恋をしたい」確かに恋は大きな生きがいになるよね。

「愛が欲しい」これは難しい、愛が欲しいと愛されたいと愛したいは、全て意味が違うけれど、要するに、愛されたいのか、愛したいのか、の二択になり、愛されたいは、君が突き進むものではないので、ここで外れて「愛したい」になる。

ここまでの消去法で残ったのは、「自殺をしたい」「お金が欲しい」「恋をしたい」「愛したい」

簡単に手に入る順番からすると「自殺をしたい」が一番に来るけれど、残すものは無いの。特にはありません。そうか、そうすると、勇気はあるの。彼はここで、口を閉ざしてしまった。

沈黙が数分続いた時に彼は、それがあれば、ここにはいません。

すると、君の生きがいの中で忘れてきたものは「勇気が欲しい」じゃないのかな。

勇気があれば「自殺をしたい」は完結。勇気があれば「恋をしたい」これはこの中に「愛したい」も入れちゃうよ。そうすると、勇気があれば、そこら中に歩いている、可愛い女性に声をかけまくれば、誰かに当たることは間違いがないので、これも完結。

後は、「お金が欲しい」の二千五百万円、これは勇気があっても難しい。それでは、この部分は三か月後まで、考えるのを持ち越そう。

じゃ、残ったのは「自殺をしたい」「恋をしたい」この二つになるね。さて、君に勇気を上げるから、どちらか一つを選択してくれるかい。

彼は、また、沈黙してしまった。

 

 

恋がしたい

そして数分後に一言「恋がしたい」と言った。

じゃ、私のお願いと、君への勇気の交換をしないかい。彼は、お願いというのはどのようなことでしょうか。それを聞くだけで、お断りしてもよいのでしょうか。もちろん、聞かなかったことにすればよいだけで、但し、勇気は上げられない。

一つお聞きしてもよろしいですか、失礼なことでもいいですか。何でも聞いてください。あなたは誰ですか、僕の悩みを、僕ではないあなたが解決していき、最後には勇気をくれるという。怒らないで聞いてください。これって胡散臭くないですか。

よくある、宗教の勧誘とかではないんですか。それなら絶対にお断りします。何を言われても、入信などしません。もう一度言います、宗教には絶対に入りません。

そう考えると、あなたの言うお願いというのは、「私の〇〇宗教に入れば、勇気が出るので大丈夫」とかってことになり、ここまでの辻褄が合います。

その発想の仕方は普通過ぎて面白くないな。もう少し高いレベルの発想ってないのかな。例えば、あなたは神様ですか、なんてどう。

彼は、もういいです。一人にさせて下さい。だいたい勇気を上げるなんて、はい頂きましたって聞いたことのない会話ですよ。この世に起こりえない現象でしょう。

盲亀浮木という言葉があって、私と会えたことは不思議なことで、今生では二度と出会うことがないような、君と私は、まぁなんというか運命の出会いのようなものだよ。それを大切にしたほうがいいと思うよ。

 

勇気

じゃあ、どうだろう。私がこれから言う七つの掟を守ることをお願いする、そしてその中の一つは必ず、今この場でできる。その一つを行えば、十分間だけ、君が、誰かれかまわず可愛い女性をナンパできる勇気をあげよう。

この約束は、どうかな。その一つとは何ですか、あそこを見てご覧、この暑い中、壁に寄りかかっている人、あの人のところへ行って「大丈夫ですか、何かお手伝いさせていただけませんか」と言ってくるだけでいいよ。

でも、僕には、知らない人に声を掛ける勇気なんて、ありません。そうか、それすらもできないのなら、私は声を掛ける相手を間違えたようなので、これで失礼するね。

待ってください。本当に、その一言だけで、僕の望みを叶えてくれるのですね。十分間だけね。騙されたと思って行ってきます。

 

七つの掟と気持ちよい心

彼は、まっすぐにその人のところへ向かい声を掛けた。

彼は、戻ってきて、いやぁ、声を掛けただけなのに「ありがとうございます。優しん人なんだね」って言われて、すごくこっちが嬉しくなりました。それにおまけに団子を貰いましたよ。いや、気持ちいいもんですね。

彼は、にこにこしながら話しているが、次は勇気を上げる番なのに、そのことを忘れているような、団子を食べながら独り言のように、良いことだ、と呟いていました。

彼が何も言わないので、じゃ次は私が君に勇気を上げる番だ、それでは準備はいいかい。待ってください。今日は、この気分の良さに酔いしれていたいので、明日にしませんか。

明日はここには来ないのですか、今から旅に出るので、もう会うこともないんだよ。でも、約束は必ず果たしてあげるよ。そのかわり、それが事実であったら、私が言う七つの掟を守ってもらうからね。でも、いやならいつやめてもいいから。

その七つの掟とは、君に手紙を書くよ。

そして、私は彼の前から姿を消しました。住所聞いてないでしょ。聞く必要はありません。彼の住むマンションのポストにすでに入れておいたから、それとは別に今日の分の使い方も書いておいたから。

 

 

 

 

 

私は同じ話、同じことを何百回も言います。

神の化身より

神より
「我が子よ、最新の数百章のページ程度の新しい章から読めば、最初のページから三ページ以上づつ読みなさい。そうするといつか近づく日が来る。私が今回あなたたちにのみ降ろした神の化身はいつもあなたたちの事を考えている、それを忘れてはならない。大木の神より」

(神の化身の代筆者です。代筆者とは神の化身の言葉を皆様に解るように変換して書くものです。誤字脱字があれば、是非 相談フォームよりご連絡お願い申し上げます)

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