天国を目指す青年:第四百二十八章

輪廻転生-神←だけは必ずお読み頂ければ幸です。後は最新の章から読まれていき、第一章にたどり着かれれば、望みを叶え完全にあなたを救って見せます。

 

天国を目指す青年

 

天国を目指す青年

天国を目指す青年の話をしましょう。

彼は重たい荷物と、心の中にも大きな傷を抱えて歩いていた。後ろを振り返れば、初めて一歩を踏み出した、道は見えない。

彼が、歩き出して三年がたったころ、彼の前に一人の女性が現れて彼に言った。あなたは、どこまで行くのですかと女性が聞くと、彼は天国まで行きますと答えた。

女性は、今のままでは天国には行けません。あなたは道を歩くだけで、天国に行けると思っているのでしょう。天国に行く方法を教えることが出来るけれど、聞きますか、と女性は言った。

彼の目は輝き、ぜひ教えて下さい、でも、それが嘘であったなら、いつの日にか、あなたを探し出して、虎のエサにします。と言った。

女性は笑いながら、そのような思いこそが、天国に行けない理由なのです。と答えて、あなたが、そのような気持ちを持つ間は、どれだけ歩いても天国に近ずくことはありません。

女性は、あなたがそのような怒りや恨む気持ちを捨てたときに、また会いましょう。そして女性は消えた。

 

天国

彼は、女性の話が本当ならば、人を恨むことを止めなければならない、でも生きていれば煩わしいことに出くわすことも多く、怒りや恨みは、人間としては当たり前のように持つことであり、仕方ないのではないかと考えた。

しかし、数歩道を進んだところで、彼は立ち止まり考えた。そうだ私は天国へ行くんだ、人間では天国には行けない、だから、人間の姿はしていても、神のように、全てを赦す者とならなければ、天国には行けないのだろう。

彼は、それから、どのようなことがあっても怒りや恨みを持つことは無く、全てを捨てて歩いた。

彼は変わった、天国に行き神に会うために、その日から笑顔で歩き始めた。それから、一年が過ぎた頃、あの時の女性が現れ、変わったようですねと言った。

彼は、あなたのお陰で気づくことが出来たのです。本当に有り難う、これで、天国を目指せます。と彼は女性に頭を下げた。

 

天国を目指す道

彼女は、それだけでは天国を目指す道は歩けないと、彼に伝えた。彼はそれを聞いて、他にも何か私に足らない所があるのでしょうか。もし足らないのなら、すぐにでも直しますので、教えてください。と言った。

彼女は、あなたの心の傷を捨てなければ、いつまでも持っていたり、これから先の道でも、そのようなものを受け取ることになってはいけません。と彼に伝えた。

彼は、また、人間だから仕方の無いことではと思ったが、すぐに人間である間は、天国には行けないのだから、心の傷を忘れて、これからの道で何が起ころうとも、相手の好きなようにして頂き、相手が疲れたら、その場から去り、道を進もうと誓った。

その時には、女性はどこかに消えていた。それから、また一年が過ぎた頃、女性が彼の前に現れて、成長しましたね。と言った。

彼は、天国が近くなって来ているのが分かります。本当にありがとうございます。と彼女に告げた。

彼女は、まだ天国には近づいてはいません。あなたの背中には、無くてもよいものがいっぱい背負っています。それを天国に持って行けるとでも思っているのでしょうか。と彼に告げた。

彼は、でも旅の途中では何があるかわかりません。その為には、これだけの荷物がいるのです。と彼女に伝えると、何が起こるかわからないと言っている間は、天国への道は進めない。

そして彼女は言った。何かあれば、その時に対処すればよいのであって、あなたが必要だと言う荷物は、他の人も必要としている者がいるということなので、その荷物の中身を、必要とする人に、分け与えなさい。

そして、必要最低限のものだけを持って、道を歩けば、辛そうな、その顔に笑顔が見れるのです。と彼に告げ、また、彼女はいなくなった。

彼は、彼女の言うことを理解して、必要とする人を探しては、必要なものを分け与えて歩いた。気が付いたときには、背中の荷物はすべてなくなり、腰に巻いているほんの少しの荷物だけとなった。

彼は、なんだかすごく軽くなって、なぜ、あんなに荷物を持って歩いていたんだろう、もしもの時には、何も無い方が、笑顔で物乞いでもすればいいだろうし、荷物を盗まれないかと、眠りの浅い日々を過ごすことも無く、よく眠れるようになって、朝が迎えられる喜びを知った。

 

天国が見えた

そして、また一年が過ぎた頃、彼女が現れた。彼は、あなたの言う通りで、びくびくとして夜が眠れない日々を過ごすことも無く、荷物を必要とする人々に、差し上げることで、お礼を言われて、何だか凄く喜びを味わうことが出来ました。と伝えた。

彼女は、天国の道は、歩きやすくなったでしょう。と彼に伝えて、同じ思いで天国を目指している人々は少なく、あなたのように天国を目指す人に出会えて、私も嬉しかったのです。

彼女は、最後にあなたに伝えておくことがあります。私はいつも、あなたのことが心配で、先を急がず、あなたが来るまで、止まって待っていました。これで、あなたより先に進んで、天国に入ることになるでしょう。

あなたも、天国以外は、何も求めもせずに、歩いて行けば、私に追い付くかもしれない。

お互いに、窮まりまで来たのです。無窮の世界という天国で、あなたと会うことが出来るのを、楽しみにしています。と告げて、彼の前を歩き始めた。

彼は、廉潔と私欲を無くした自分のことが不思議だったけれど、彼女から受けた広大無辺な慈悲に、ありがとうと心の中でつぶやき、笑顔になって天国への道を歩いた。

 

 

神の七つの掟

■ 騙さない、悲しませない、心を傷つけない

■ 親切にできる時を逃さない
勇気で言葉を「私に何か助けさせて下さい」

■ 動物を食べない

■ 罪を犯さない

■ 恩と責任・恩に報いる

■ 我慢

■ 奉仕と施し

神の化身より:神の七つの掟だけを行い、聢と、あなたが天国を選択し天国に行くのです。お金や宗教など天国にはなく、それらは甲斐無いのが天国なのです。

七つの掟は、どれをとっても難しいことではないはずです。但し、困難です。困難でなければ過去世までの「償」の輪廻転生はないわけです。

(神の化身の代筆者です。代筆者とは神の化身が私たちのいずれかに降りて来られて書いている者です。相談があれば相談フォームよりご連絡お願い申し上げます)

私は同じ話、同じことを何百回も言います。

神の化身