足を無くした少女:第三百九十二章

輪廻転生-神←だけは必ずお読み頂ければ幸です。後は最新の章から読まれていき、第一章にたどり着かれれば、望みを叶え完全にあなたを救って見せます。

 

足を無くした少女

 

足を無くした少女

戦争で両足を無くした少女がいた。少女は病院で意識が覚めるまでに七日かかった、病院のベットで目覚めた彼女が最初に言葉にしたのは、足の裏が痒い、だった。

麻酔が効いていたので、少女には痛みがあまり感じなかった。そして、次になぜ病院にいるのか、母親と父親と弟が何故ここにいないのかと、先生に聞いた。

先生は、答えに困り、少女の足の治療が終わるまでは嘘をつくことにして、家族はみんな元気だけれど、退院するまでは、この病院には家族が入ることが禁じられているので、もう少しの間我慢をしようね、と答えた。

少女は、そのまま、再び眠りに入った。次に眠りから覚めた時には、激痛が走り、少女は先生、先生と、ベットの端を掴み啼泣しながら叫び続けた。

医師は、すぐに麻酔を投与して、数分後には少し痛みも和らいだところで、少女が、足の裏がかゆいから、先生に掻いて欲しいと話した。

医師は、膝元まで失い包帯がまかれた上から、どうかな今搔いているけど良くなったかい、と少女に聞いた。

 

家族を亡くした少女

少女が、足のないことを受け入れることが出来たのは、足を失ってから三か月たったころだった。

そして、それを受け入れたころに医師は、全てを話した。両親と弟は砲撃にあって亡くなったことも話した。

少女は、涙も流すことなく、天井を見ながら、私はどうして一緒に亡くならなかったの、と医師に聞いた。

医師は、神様が君だけは生きていて欲しいと願ったからだよ、家族は天国へ行ったけれど、天国で神様と一緒に、これからの君の成長を楽しみに見ているよ。と答えた。

少女は、その言葉を聞いて感泣するように目を閉じ、医師は、少女が前を向いて、これからの人生を生きて行ってくれることを願った。

 

少女とチャドール

少女は、一年が過ぎた頃には、親戚の家で暮らすようになり、義足も出来て来たので、毎日歩く練習をしていた。

ただ、少女は家の外に出ることは無かった。それは子供でも恥ることを知っているからなので、叔母さんたち家族が、車椅子に乗っていれば、誰もが温かい目で見てくれるから、恥ずかしがることなく、街を散歩できるよ。と言っても少女は、家を出ることは無く、毎日毎日義足で歩く練習を続けた。

それから二年が過ぎた頃、少女はチャードルを覆い、街に出かけるようになった。そのころの少女は、叔母さんたちが集めてくれた本を、家にいる時間は一日中読んで過ごしながら、夢を見ていた。

彼女がある本と出会い、三年がたった時に、少女も十八歳になり、国を出て本に書かれていたことを生きる道標にしようと決めていた。

少女は、本に書かれていたように、旅に出ることにした、そしてその旅で、天国にいるという両親と弟に会うことを決めた。

本には、ただひたすらに一度信じたならば最後まで信じて歩きなさい、すれば思いは叶うという一節を、少女から大人になった彼女は、胸に刻んで歩き始めた。

 

旅と罪人

旅の途中で、罪人達に襲われそうになり、罪人達がチャードルをはがした時に、その足を見て、逃げ去った時には、彼女は足の無いことに感謝した。

彼女は、一日に何度も神様に祈った。早く両親と弟に会わせてください、どうすれば、私はよいのでしょうか。彼女は、祈り続けた。

神は、毎日何度も祈る彼女を見ていて、なぜ、神が何もしないように見えるのか、近いうちに理解するだろうと、彼女を見ていた。

彼女は考えた、神様は私に試練を与えて下さっているのかもしれない、それは、神様は何もしない代わりに、私に何かをしなさいと言われていると考えるようになった。

彼女は、物乞いをしながら旅を続けている間に、困窮する者や、片足が無い者、腕が無い者、地面を這う者、旅を続けながら、彼女は言葉では聞くことは無かったが、神が胸の中に語りかけた、何かをしなさい、この言葉はこのことかもしれないと思い、その人たちの役に立つことを必ず一つしながら、何をすれば両親や弟に会えるのかを知ったように思った。

 

神様とハグ

少女もいつの日にか、老いていたが、神様を信じて、神様が言葉ではなく語りかけてくれた、何かをしなさいと言う言葉通りに道を進んでいた。

彼女には、出会った時の本の一節である、ただひたすらに一度信じたならば最後まで信じて歩きなさい、この言葉のお陰で今があり、神様の教えで今日があり、まだ、先は長いだろうけれど、旅を続け歩くことを止めることは無かった。

そして、彼女が辿り着いたところは、天国であり、神様にハグされて、彼女は神となった。

 

 

神の七つの掟

■ 騙さない、悲しませない、心を傷つけない

■ 親切にできる時を逃さない
勇気で言葉を「私に何か助けさせて下さい」

■ 動物を食べない

■ 罪を犯さない

■ 恩と責任・恩に報いる

■ 我慢

■ 奉仕と施し

神の化身より:神の七つの掟だけを行い、聢と、あなたが天国を選択し天国に行くのです。お金や宗教など天国にはなく、それらは甲斐無いのが天国なのです。

七つの掟は、どれをとっても難しいことではないはずです。但し、困難です。困難でなければ過去世までの「償」の輪廻転生はないわけです。

(神の化身の代筆者です。代筆者とは神の化身が私たちのいずれかに降りて来られて書いている者です。相談があれば相談フォームよりご連絡お願い申し上げます)

私は同じ話、同じことを何百回も言います。

神の化身