仇をとる:第四百四十七章

輪廻転生-神←だけは必ずお読み頂ければ幸です。後は最新の章から読まれていき、第一章にたどり着かれれば、望みを叶え完全にあなたを救って見せます。

 

仇をとる

 

父を殺された少年

ある少年は、十一歳の時に目の前で父親を銃で殺されるのを見た。少年は泣き叫び父を殺さないでと訴えたが、ヨーロッパの大部分を支配下に置き、ホロコーストを行う軍の上級軍曹は、部下に銃殺を命じ、その光景を少年は目に焼き付けることとなった。

少年の母親は、性奴隷とされ、少年から引き離され、それから戦争が終わる約三年間、軍人たちに弄ばれ、戦争終了後には、このようなことがあったことを制圧した敵国に話されないようにと、父親同様銃殺された。少年十四歳の時であった。

少年は、十一歳の時から母親とは会えることは無く、母が悍ましいことを行われたことを知らなければ傷口を広げることも無かったが、後に知ることとなり、血涙の涙を流した。

戦争が終わると母親を探し、国中を歩き回ったが、母親に会う事も、銃殺され亡くなったことも知る由がなかった。

少年は、仇を討つことを誓い、父を殺した軍曹を探す旅に出た。少年はある情報から、軍曹が軍事裁判にかかっていることを知り、ようやく見つけることが出来た。

 

戦争

少年は、軍曹が裁判で死刑などにならないことを祈った。自分の手で殺さなければならない、それが身罷る父親の無念を晴らすことになると信じていた。

軍曹は、裁判の末にたった三年の禁固刑となった。それは、圧倒的独裁者の命令に従わなくてはならず、侵略戦争に加担しなくてはならなかったということで、刑は短くなった。

裁判での軍曹の言い分が通り、否応なく殺さなければならなかったということが認められた。その時、少年は胸を撫で下ろす思いで、軍曹が出てくるのを三年待った。

裁判の結果は完全に間違いで在り、軍曹が己の楽しみのために、軍人でもない、ただの家具職人の父を楽しみながら、部下に殺させたことを赦すことは無かった。

少年は、矛を収めることは無く、父が殺されたあの日から誓った、あの時から戦争は終わっていなかった。

 

自殺

少年は、刑期を終えて出てきた軍曹をすぐには殺すことはなく、軍曹が出所後の人生で一番楽しいと思っている時に、殺すことを決めていた。

軍曹は、三年後には結婚をして、数年後には三人の子供に囲まれて、軍曹はいつも笑顔でいて、残忍な殺し方をしたことを、忘れてしまっているように見えた。

少年は、子供たちが皆十歳を超える日を待った。一番下の子が十一歳になったときに、軍曹の家を訪ね、近所に引っ越してきたので、ご挨拶に来ました。と言った。すると家の中へと通された。

少年は、少年の前で父親を楽しみながら殺したことと同じように、子供の目の前で、軍曹に声涙倶に下る思いで、覚えているかと、銃を突き付けて話した。

軍曹は、何人もの民間人を殺してきたので、記憶には無かったが、忘れることは無く、罪の償いのために、微動だにせず、殺してほしい、と言った。

 

銃

少年は、その言葉を聞いて、引き金を引き、父親の仇をとった。父親を殺されてから二十年以上がたっていた。

少年の人生は、今日という日のためだけにあり、結婚をすることは無く、それは、今日という日が来た時に、妻が苦しみ子供は泣くだろうと思い、恋人を作ることすらしなかった。

少年は、軍曹の子供に銃を持たせ、銃口を己のこめかみにあてて、少年に引き金を引くようにと、優しく語った。

軍曹の十六歳になる子供は、冷静に少年に話した。父は殺してほしい、と自ら話しました。あなたには、父を殺さなければならない父が犯した罪への恨みがあったから父を殺したのでしょう。父が戦争下に置いて、何をしたのかは十五歳の時に聞きました。

だから、僕はあなたを殺す必要も恨む必要も無いと思います。僕は父が大好きなので、あなたを殺すことは出来ません。と話すと、母親を抱きしめて啼泣した。

父親の遺体を前にして、私を赦すようなことが、言えるのだろうと思うと、少年は、己の恨みだけに生きて来たことを、後悔した。

少年は、目に涙を浮かべて、家を出たところで銃口を米噛みにあてて、引き金を引き、自殺という道を選んだ。

 

擁護

あなた方の中には、この少年を擁護する者はいないだろう。少年が犯した罪の、まず一つ目は、相手を赦すという、大切なことから逃げている。

二つ目は、自殺という行為で、殺したことへの罪の償いをすることなく、今生から逃げていった。

戦争は、人を殺すことに慣れ、皆が洗脳され、常軌を逸し善悪が分からなくなる。そのような者を責めることは出来ない。

しかし、善悪が分からなくなるということは、道を歩いていない証で在り、ここに来た、あなた方は、殺すよりも殺されることを選択する智慧も無く、殺されることにすら、恐怖を感じず、逃げることも考えず、殺されても、殺すような智慧を働かせる者となってはならない。

 

 

神の七つの掟

■ 騙さない、悲しませない、心を傷つけない

■ 親切にできる時を逃さない
勇気で言葉を「私に何か助けさせて下さい」

■ 動物を食べない

■ 罪を犯さない

■ 恩と責任・恩に報いる

■ 我慢

■ 奉仕と施し

神の化身より:神の七つの掟だけを行い、聢と、あなたが天国を選択し天国に行くのです。お金や宗教など天国にはなく、それらは甲斐無いのが天国なのです。

七つの掟は、どれをとっても難しいことではないはずです。但し、困難です。困難でなければ過去世までの「償い」の輪廻転生はないわけです。

(神の化身の代筆者です。代筆者とは神の化身が私たちのいずれかに降りて来られて書いている者です。相談があれば相談フォームよりご連絡お願い申し上げます)

私は同じ話、同じことを何百回も言います。

神の化身