勉学では優れた者:第四百八十九章

輪廻転生-神←だけは必ずお読み頂ければ幸です。後は最新の章から読まれていき、第一章にたどり着かれれば、望みを叶え完全にあなたを救って見せます。

 

勉学では優れた者

 

勉学に優れた者

あなた方の中には、我流で七つの掟を行おうとする者がいる。それは、実に正しい行いであり、その反面、我流を頭で考えて行ってはならない。頭で考えて行う者は、いつか大きなチャンスを逃すこととなる。

古に、一生懸命に勉学に励む、二人兄弟の兄がいた、兄は来る日も来る日も正座をして、読み物に耽り、誰よりも勉学では優れた者となった。

彼は、その後、医者となり、妻を娶り、二人の娘に恵まれ、医者として名医と言われるまでになっていた。

彼は、何をするにも己を第一に考え、そして家族のために一生懸命に働いていた。そんな彼に、ある日のこと、勉強が苦手だった弟が訪ねてきた。

彼は、弟を見るなり、面倒をかけられるのではないかと、良い顔をすることも無く、家にも上げずに、外で、用件を聞くことにした。

弟は、徐に、兄さん、兄さんと僕とは子供のころは勉学で大きな差があり、今は兄さんは名医として町中に名前が轟くほどであり、僕は誰もが嫌がる仕事をしている。

だから、僕のことをよく思っていないことはわかっているけれど、兄さんにお願いするしかないことがあって今日は来たんだ。

 

医者

彼は、金ならない、そして時間もない、だから聞いても何もできないから、話すだけ無駄だと思う。と弟に一線を引いた。

しかし、弟は話を切り出した。実は、僕の村に住む、女性の方が重い病気で、村の医者では到底治すことが出来なくて、お手上げの状態だから、兄さん、その女性を診てあげてほしいんだ。

彼は、少し考えて、費用は払えるんだろうな、お前の村まで行って治療をするとなると、行くまでに二日は軽くかかるだろう、そして、私が見るとなれば、村の藪医者とは違って、相当の金額が必要だが、お金はあるんだろうな。

弟は、兄さん、僕の仕事は知っての通り、お金を貯められるようなものではないし、その女性も貧しくて、お金がないんだよ。

兄さん、僕が少しずつでも一生かけて必ず返すから、診てあげてほしい。弟は土下座をして、彼にお願いをした。

彼は、一言、無理だ。私には沢山の患者がいて、私の患者は、私に診てもらえるだけの、裕福な者ばかりで、それだけでも私は大変なのに、私にお金も払えないような患者を診ているような暇はない。帰ってくれ。

弟は、何度も頭を地べたにこすりつけて、泣きながらお願いをしたが、彼は全く、そのようなことを聞く耳は持たないといったように、家の中に入りドアの鍵をかけた。

弟は、その後も、家の前で土下座をして、最後には声も枯れ、消え入りそうな声で、お願いしますと、何時間も土下座を続けた。

しかし、兄が扉を開けることも無く、部屋の明かりが消えて、弟は村に帰ることにした。

 

帰り道

兄の家からの帰り道で、弟は、女性を助けてあげたくて、何かほかの方法はないだろうかと考えあぐねていた。

しかし、彼の頭では考えられるはずもなかったが、彼は、じゃ、自分のできることを精一杯してあげようと、その日から、仕事の時間を除いて、朝晩の食事を作り届けた。

そして、神様にお祈りをした。神様、どうか彼女を助けてあげてください。僕のやれることでは、到底助かることは無いでしょう。神様のお力で助けてください。彼は毎日お願いをした。

しかし、彼女の容体は一向に良くなる気配はなかった。彼は、村中の者たちから、親切で優しい青年だとみられていたので、彼が彼女を助けようと頑張っていることは、村中の者が知っていた。

されど、貧しい村では、みんながお金を出し合っても、到底腕の良い医者に診せるほどのお金にはならず、村人も彼も、彼女にできる限りのことをしよう、自分たちにはそれしかないから、村人を巻き込んで、彼女のためにできる限りことをしようと決めた。

村人たちは、病気に聞くだろうと言われれば、山に登って土を掘って、それを煎じて薬の代わりに、彼女に飲ませたり、やれることは全てやった。

村人は、彼の後を追うように、皆一心不乱に善行という名を知らぬがまま、彼女のために、仲たがいしていた一部の村人も、互いに助け合うようになり、皆が、皆に、親切にするようになった。

そのころになると、彼女の容態は一段と悪くなり、村の医者も、あと数日だろうと、皆に告げた。

 

お嫁さん

彼は、彼女の枕元に、お粥をもっていって、彼女の背中を起こして、彼女に食べさせてあげた。

彼女は、彼に私はもうすぐ死にます。彼は、暗涙しながら、何を言っているの、そんなことないよ、お医者様も良くなるって言っているから、元気を出そう。

彼の言葉を聞いた彼女は、じゃ、私が元気になったら、あなたのお嫁さんにしてくれますか、と彼に尋ねた。

彼は、我慢していた涙が一気に溢れ出て、号泣の中で言葉が出ないまま、首を何度も縦に振って、彼女に伝えた。

智慧を持つばかりに、駆け引きをしてしまい、せっかくの善行のチャンスも逃してしまう。

智慧が無いから、何もできないようで、見たことも無いと思っている、神のように振る舞うことができ、その振る舞いにも気づかない生き方ができるのです。

 

 

神の七つの掟

■ 騙さない、悲しませない、心を傷つけない

■ 親切にできる時を逃さない
勇気で言葉を「私に何か助けさせて下さい」

■ 動物を食べない

■ 罪を犯さない

■ 恩と責任・恩に報いる

■ 我慢

■ 奉仕と施し

神の化身より:神の七つの掟だけを行い、聢と、あなたが天国を選択し天国に行くのです。お金や宗教など天国にはなく、それらは甲斐無いのが天国なのです。

七つの掟は、どれをとっても難しいことではないはずです。但し、困難です。困難でなければ過去世までの「償」の輪廻転生はないわけです。

(神の化身の代筆者です。代筆者とは神の化身が私たちのいずれかに降りて来られて書いている者です。相談があれば相談フォームよりご連絡お願い申し上げます)

私は同じ話、同じことを何百回も言います。

神の化身