人は必ず変われる:第四百四十三章

輪廻転生-神←だけは必ずお読み頂ければ幸です。後は最新の章から読まれていき、第一章にたどり着かれれば、望みを叶え完全にあなたを救って見せます。

 

人は必ず変われる

 

人は必ず変わる

人影のない道、そこは寂々としてただ一人の男だけが座り込み、どこに向かうのか、何をしようというのか。男はどこへ向かうことも、何かをすることも無く、じっと項垂れて、そこを何時間も離れようとはしなかった。

苦境な境遇にも耐えて、ようやく今がある男は、座り込んだ場所で、まるで憔悴しきっているかのようでもあった。

彼の前に女がやって来て、大丈夫ですかと、声をかけた。男は徐に顔を上げて、その女に向かって、私は何をしてきたのだろうかと考えていました。と答えた。

そして男は、もしお時間があれば、私の話を聞いて頂けませんでしょうか。と言って、女の目をじっと見ていた。

女は、時間ならあります。是非、あなたの話を聞かせてください。と言って、男の隣に座った。

 

金持ちになる

男は、私は子供のころ貧しい家で育ち、大人になったら絶対に金持ちになって、子供のころ馬鹿にした奴らを、見返してやろうと、金持ちになるために生きてきました。

今は、多少のお金を持つことが出来て、金持ちの部類かもしれません。しかし、このようになるためには、沢山の嘘と、沢山の人間を悲しませました。

私は今、自分の行ってきたことを、心に刻み絶対に忘れないよう、銘記というのでしょうか、そのように思っています。

しかし、それでは私の犯した罪は許されることは無く、どうすれば許されるのか、わからなくて、動けなくなり、ここに座っていました。

女は聞いた。なぜそのような気持ちの変化が生まれたのでしょうか、今まで聞いた限りでは、良い方向へと変わってきていると思うのです。

 

自殺

男は話し始めた。友人が自殺をしました。友人は自殺をする前に私を訪ねてきて、お金を貸してほしいと言いました。

私にとっては、貸せないわけでは無かったのに、私の性格は無暗に金を惜しむ吝嗇であり、彼の土下座をする姿を見て、彼に必要だったお金の一割程度を渡して、これ以上のお金は、今は無いと断りました。

そして、私の心の中では、貧しかった子供の頃を思い出して、学歴の無い私が、学歴のある彼に勝ったという喜びに浸りました。

今日、彼が自殺をしたことを聞きました。私は、悔やんでも悔やみきれません。こんな私に土下座までして、涙ながらに訴えたというのに、私はお金があるのに貸さなかった。

彼にお金を貸していれば、彼が自殺することは無かった。それを思うと過去の全てにおいて、自殺までは追い込まなくても、私に騙され、裏切られ、苦しめられてきた人々がいます。

 

苦しみ

私のために苦しみ、悲しみ、騙され、そんなみんなが集まり、私を咎め、石をぶつけ、足で蹴り、唾を吐いて、それで皆の気持ちが晴れるのならば、そうして欲しいと今願っているのです。

自殺をしてしまった彼には、私が炎の中に入り、私が苦しみながら死ぬことで許しを乞うしかないのでは、と考えていました。

女が話し始めた。そうだったんですね。自殺した彼のお陰で、あなたは過去の自分の愚かさに気が付き、どうすればよいのかを、ここに座ってじっと考えていたということですね。

彼のお陰で、あなたは良心を取り戻した、所謂生まれる前に戻ったということです。彼に感謝をして、これからは生きて行けば、それが何よりもの償いになるのです。

 

気概

男が話した。生きる気概が私にはありません。死んで罪の償いをしたいのです。そうでなければ、彼は私を赦すことは無いでしょう。

女は話した。彼は、あなたがここから逃げることを絶対に許さないでしょう。死んでしまえば、あなたの罪の償いはそこで終わるのだから、罪の償いをせずに逃げるというのならば、その道を選べばよいでしょう。

あなたは自殺をして、償うことから逃げて、地獄に行って毎日毎日火あぶりにされて、それでも死んでいるので、ただただ苦しむ日々を送るだけなのです。

本当に罪の償いをしたいのならば、今生を最後まで生きることです。そして、自殺をした彼や、あなたが苦しめた人々だと思って、これから出会う人々を助けながら歩くことです。

他者の為になることをして、生きて行くことが、罪の償いなのですから、そこから逃げてはいけません。

 

罪の償い

男は話した。他者の為に生きれば、彼や、今もどこかで私を恨んでいる人たちへの罪の償いを行ったことになるのでしょうか。

女は話した。辺幅を飾ることだけに生きてきたあなたが、今、生まれ変わり善悪を知った。

あなたが話した悲しませた者、苦しめた者、騙した者、追い込んだ者、裏切った者、それらには、含む所があることでしょう。それは、怒りや恨みとなって、今のあなたに試練を与えているのです。

だからこそ、生きて償わなければ、彼らの怒りや恨みが晴れることは無いのです。何事も死んでは償うことが出来ないのです。

女は立ち上がり、彼に、これをあなたに差し上げます。これは私を変えてくれた神様の名前を裏に刻んだ、コサージュです。男性のあなたがつけて歩いているとおかしいので、家の中に置いておくと、きっと良いことがありますよ。といって女は去って行った。

しばらくすると男は立ち上がり、歩き出した。どこに向かうのだろう。

彼のような経験を通ることが無くても、人は、必ず善人へと変われる。

そして、どこに向かうのか。

 

神の七つの掟

■ 騙さない、悲しませない、心を傷つけない

■ 親切にできる時を逃さない
勇気で言葉を「私に何か助けさせて下さい」

■ 動物を食べない

■ 罪を犯さない

■ 恩と責任・恩に報いる

■ 我慢

■ 奉仕と施し

神の化身より:神の七つの掟だけを行い、聢と、あなたが天国を選択し天国に行くのです。お金や宗教など天国にはなく、それらは甲斐無いのが天国なのです。

七つの掟は、どれをとっても難しいことではないはずです。但し、困難です。困難でなければ過去世までの「償い」の輪廻転生はないわけです。

(神の化身の代筆者です。代筆者とは神の化身が私たちのいずれかに降りて来られて書いている者です。相談があれば相談フォームよりご連絡お願い申し上げます)

私は同じ話、同じことを何百回も言います。

神の化身