象から学ぶ:第四百九十一章

輪廻転生-神←だけは必ずお読み頂ければ幸です。後は最新の章から読まれていき、第一章にたどり着かれれば、望みを叶え完全にあなたを救って見せます。

 

象から学ぶ

 

象から学ぶ

今日は、私から学ぶのではなく、あなた方の生き方について、大切なことを教えてくれる、動物の話をしよう。動物の中からある象の親子を思い出したので、その親子の話を聞きなさい

雌の象は、男の子を授かった。しかし、象は群れにとって、そこには餌となるものが無く、親子は一旦群れから外れることになり、その後、男の子が歩けるようになると、群れを求めてひたすら歩き続けた。

男の子は、小さいため、群れに早く追いつかなければならなかったが、ゆっくりとしか歩けなかったが、母親は笑顔で寄り添っていた。

群れも、後から来る母子のために、少し進んでは休みながらを繰り返して、後から来る、母親象と赤ちゃんを待っていた。

象は、雌の群れと、雄の群れに分かれていく傾向にあり、それ故に母親象は、赤ちゃん象を連れて、雌の群れへと道を進んだ。

 

象の母親

象は木の皮を食べるけれど、同様に木の実も食べる、象は菜食であり、消化器系が強くはないことから、象の糞から出た、木の実がそこで育ち、豊かな森を作っている。

また、象が歩くことによって、そこには道ができ、多くの動物たちが、その道の恩恵を受けている。

母親象の話に戻ろう。母親象は赤ちゃん象を連れているため、歩みが遅かったが、時々赤ちゃん象を、後ろから押してあげたり、お乳を沢山飲ませて、元気になったら、早く進むように、頑張っていた。

道は、作られているので迷うことは無かったけれど、ある日、象を目当てに狩りをする者達と出くわし、母親象は、ボルトアクションライフルで狙いを定められ、撃たれてしまった。

象狩りをする者は、赤ちゃん象が狙いであり、それを、動物園やサーカス小屋の見世物として、売るためにだった。

 

鎖

赤ちゃん象は、サーカス小屋に売られた。赤ちゃんだというのに、サーカス小屋では、足に鎖をつけて、鉄の杭につないだ。

それからは、来る日も来る日も、サーカスの訓練をさせられ、半年後には、大衆の前で、訓えられたことをするようになった。

どうして、訓えられた通りのことをするのか、それは、食べ物のためであって、我慢するしかなく、毎日毎日が辛く苦悩の中にいた。

赤ちゃん象も、やがて成人となっていたが、母親象のことを一日たりとも忘れたことは無かった。

実は、ライフルで撃たれた母親象は、生きていた。そして、赤ちゃんを無くし、撃たれたために、先を行く群れには、もう追いつかないだろうと、その場での死を覚悟し、赤ちゃん象を連れ去られた悲しみを、忘れることは無く、目を瞑った。

そんな時、群れの象たちが、心配をして戻ってきてくれた。群れの象のリーダーは、一番年上の象であり、このようなときにどうすれば助けられるかを知っていた。

母親象は、これまでの経緯をリーダーに話した。リーダーは母親象を慰め、これが世界であり、世界を知ることを明晰という。悲しいだろうが、人間に連れ去られた限り、探しようもなく、明晰となって歩いていきましょう。といった。

 

青年象

母親象は、群れとともに歩き続けたが、一日たりとも赤ちゃん象のことを忘れることも無く、ただ、他の象が赤ちゃんを産めば、自分の子のように大切に守ってあげる日を過ごしていた。

赤ちゃん象も、青年となって力もついてきた。必ず、母親に会うために、このサーカス小屋から抜け出して、あの森を目指そうと毎日考えていた。

ある日、象は心に決めた。明日、ここから抜け出そうと、そして、思い切りの力を出して、鎖を引き離し、走ってサーカス小屋から逃げ出そうとした。

それを見つけた、サーカス小屋の者たちは、麻酔銃を象めがけて打ち続けた。しかし、青年となった象は、母親に一目会いたいと、麻酔銃などで眠ることはなく、走り続けて森まで、何キロも進んだ。

しかし、森についても、その森が母親と最後にいた森なのかどうかまでは、わからずにいて、困り果てていた。

 

鎖を引きちぎる

そんな最中に、銃の音を聞いた、その音は、忘れることのない、母親を打った銃の音だった。近くで、誰かを撃っていると思った象は、ハンターめがけて走り出した。

象は、ハンターに手を出すことは無く、目の前で大きな声を出して、次に撃つのなら、僕を撃ってください。という思いで叫んだ。

ハンターたちは、大急ぎでその場から立ち去った、そして、標的にされていた赤鹿が、象の前まで来て、お礼を言った。

そして、赤鹿は、象なのにどうして一人でいるのかを聞いた。象は、赤ちゃんの頃から、今日までの話をした。

すると、赤鹿は、涙を流した。そして、赤鹿は象の群れとはよく会うけれど、どの群れに君の母親がいるのかは、わからない、撃たれてけがをしている象がいた群れなら知っている。

象は、それを聞いて、違っていても行くだけ行きたいと、赤鹿に、その群れがどちらに向かっていたのかを訪ねた。

赤鹿は、ずいぶん前だけれど、どこに行ったのかはわかるので、お礼のために、案内をするよといって、象を引き連れて、森の中へと進み、池の前に来た。

赤鹿は、多分ここを目指していたと思う。ここからは、僕にはわからないけれど、あそこに象が通った道ができているので、行ってみたらもしかすると出会えるかもしれないと話した。

象は、赤鹿に礼を言って、急ぎ足で、その道を歩き続けた、青年象は、来る日も来る日も、急ぎ足で眠る時間を削りながら、母親に会いたい一心で、一生懸命に道を進んだ。

 

母象と子供象

数日たったころ、青年象は、群れに追いつき、大きな声で鳴いた。それは、僕のお母さんは、この中にいると思う。そう鳴いたのである。

それを聞いた、母親象がかけより、すぐに自分の子であることがわかった。母親象も、青年象も、涙が止まらなかった。

母親象は、息子に、今までのことを聞いて、また、涙を流した。しかし、青年象は、僕は、誰も傷つけることも無く、ここまで来たんだ、お母さん、僕は憎しみを捨てるから、お母さんも悲しみを捨てて、これからは、今まで無くした時間を楽しみの時間に変えよう。

この象の親子は、象の世界の決まりごとがあり、雄の群れと、雌の群れとに分かれる日が来る。しかし、それまでの間は、ずっと仲良く暮らした。

この話は、それほど昔の話ではない。私が見ていて、辛い思いをさせた、人間を傷つけることなく、ハンターやサーカス小屋の者たちを、殺すこともできたのに、そのような、愚か者にはならなかった。

あなた方も、終わってしまった過去の憎しみや苦しみは、去ってしまった時間であり、それを取り戻すことはできないのであるから、振り返ることも無く、この象の親子のように、まっすぐに前だけを見て、道を歩きなさい。

 

 

神の七つの掟

■ 騙さない、悲しませない、心を傷つけない

■ 親切にできる時を逃さない
勇気で言葉を「私に何か助けさせて下さい」

■ 動物を食べない

■ 罪を犯さない

■ 恩と責任・恩に報いる

■ 我慢

■ 奉仕と施し

神の化身より:神の七つの掟だけを行い、聢と、あなたが天国を選択し天国に行くのです。お金や宗教など天国にはなく、それらは甲斐無いのが天国なのです。

七つの掟は、どれをとっても難しいことではないはずです。但し、困難です。困難でなければ過去世までの「償」の輪廻転生はないわけです。

(神の化身の代筆者です。代筆者とは神の化身が私たちのいずれかに降りて来られて書いている者です。相談があれば相談フォームよりご連絡お願い申し上げます)

私は同じ話、同じことを何百回も言います。

神の化身