あの時に戻りたい:第五百八十七章

輪廻転生-神←だけは必ずお読み頂ければ幸です。後は最新の章から読まれていき、第一章にたどり着かれれば、望みを叶え完全にあなたを救って見せます。

 

あの時に戻りたい

 

あの時に戻りたい

あなた方は、時に思うことがある、時を前に戻すことはできないだろうか、もし、あの時に戻れるのならば、あのような行為は行わなかった。

あの時に戻ることが出来るのなら、こんなに忘れられない心の傷を、負って生きる今のような人生ではなかったのにと。

あなた方に言っておこう、あなた方が後十年生きたとして、十年後のあなたは、今日に戻りたいと嘆く者となるのか、それとも、今日思った、あの時に戻りたい気持ちも無くなってしまい、破顔で微笑むあなたが十年後にいるのか。

未だ前者の者は、今までと同じ道を歩いて行けばよいだけなので、己を裏切りながら、惰気満満と怠け心に溢れ、不満ばかり撒き散らしながら、今のままでいればよい。

後者となる者と、既に後者となっている者は、今日思うあの時に戻りたい気持ちも、これから歩く道に、全てを打ち忘れる者となっている。

今が何のためにあるのか、過去の罪の償いのためであり、誤った道を正し、屈折した心理故の出来事を正しくするために、十年後に振り返る今日と言う日、今日と言う日は十年後の、仁であるあなたのためにあるのです。

仁の礎とは、慈しみであり、他者に対しての慈悲こそが仁であり、今日を生きるあなた方の摂理であるのです。

 

子牛

振り返りたい過去を思っても、それを叶えることはできない、だから、罪の償いの善行を行うために、今日というチャンスの日があるのです。

時間を疎略にしてはならない、三界無安と生きてるだけでも苦労ばかりだと考えては、己の肉体に負けて生きてはならない。

これから星霜を経てもなお、己の肉体の進む道を思うことに肝要であるのなら、あなたは、あなたが選ぶ左の道へと行ってしまうのでしょう。

大木の神が、左を選ぶあなたに、天から轟く声で止めようとも、左へ行くあなたには、耳を聾する騒音にしか聞こえないのです。

 

エバと牛舎

エバと言う、神が降ろした動物の話を例に挙げよう。あなた方が、未だ時間を無駄にし、動物を食べているとしたならば、エバと言う牛が、あなたに語るかもしれない。

エバは女の子で、人間によって人工授精で生まれて来たので、母牛を見たことが無かったが、何時も母牛からお乳を飲む夢を見ては、狭い檻の中で突起物を舐めていた。

エバの夢に母牛が出てこなくなったのは、生まれてから一年を過ぎたころからだった、それまで毎晩のように母牛の夢を見ていた。

エバにとってみれば、眠っている時が何よりも幸福な時間であり、起きている時間は、繋がれた狭い場所から後ろを向く事も出来ず、苦しみと、糞尿にまみれていた。

エバの夢から、母親がいなくなって、三カ月もたたない頃に、エバは生後十五カ月で、人間による人工授精を行われた。

それから十か月後に、エバは赤ちゃんを産んだ。エバは、赤ちゃんを見ようと体を動かしたが、出産の檻の中では横を向く事さえできず、その日を最後に、自分の子供を舐めてあげることも、直接お乳を上げることも無く、エバは夢を見るようになった。

しかし、以前に見ていた母牛の夢ではなく、自分が産んだ赤ちゃんの夢で、いっぱい舐めて、いっぱいお乳を上げている、叶うことも、見たことも無いのに、エバには、赤ちゃんのことが、夢の中ですべて見ることが出来た。

 

チーズにされる牛

エバが赤ちゃんを産んでから数週間が経ったころ、エバの夢の中で、エバの赤ちゃんが人間の手で殺され、胃袋を剝ぎ取られる、悍ましい夢を見た。

人間は、美食になるチーズを固めるために、離乳前の子牛を殺し、胃袋から乳を固める成分を抽出し、あなたの食べるチーズを作るのです。

これは、生後数週間の子牛の第四の胃袋ギアラからしか抽出することが出来ないため、エバの赤ちゃんも、他の母牛の赤ちゃん同様に、赤ちゃんの中から、人間が選んで屠殺して、取り出すのです。

エバは、悪夢の中で、目が覚めた時には、自分の涙で頬がびちょびちょになっていて、現実に起きていると分かった。

エバは、自分のことを犠牲にして、同じ動物である、人間の母と子の思い、牛の母と子の関係を、人間に学ばせるために、神が降ろしたのです。

 

動物から学ぶ子

エバの頬の涙を見た飼い主は、エバを抱きしめて泣きました。この飼い主は、当たり前だと思って来た動物を殺すこと、母と子を生涯会うことが出来ない環境に置く事、二十年前に始めた、己の商売と屠殺の行為に、嘆きました。

仁と言う慈悲の思いを、エバからもらった彼は、二十年前のあの日に戻れるのなら、こんなに悲しいことを、言葉が話せないことをいいことに、行った始まりの日に戻りたいと思い、神に願いました。

過去に戻ることはできないことを彼が知ってはいても、彼にとって己を知る日となり、その後、植物性レンネットの中でも、動物性レンネットと変わらないくらいの品質のレンネットの開発に、己の人生を捧げました。

一つ一つしか進むことはでき無いのです、彼の死後、今では動物を食べないという活動や、乳牛の苦しみを伝える活動があり、みんなが学んでいる、時間を無駄にしてはならない、十年後に、あの頃に戻りたいと思わない、生き方をするのです。

今でも、動物性レンネットがチーズを固める主役であることに変わりはないのであり、あなたが変えられるかもしれない。

もう一度、あの頃に戻りやり直したいのならば、今日と言う日に、たった一つでも良いので、善行を行う、その行為は、必ず、あなたを聖人として、あなたの愛した動物も人間も、謝恩することとなるのです。

 

 

神の七つの掟

■ 騙さない、悲しませない、心を傷つけない

■ 親切にできる時を逃さない
勇気で言葉を「私に何か助けさせて下さい」

■ 動物を食べない

■ 罪を犯さない

■ 恩と責任・恩に報いる

■ 我慢

■ 奉仕と施し

神の化身より:神の七つの掟だけを行い、聢と、あなたが天国を選択し天国に行くのです。お金や宗教など天国にはなく、それらは甲斐無いのが天国なのです。

七つの掟は、どれをとっても難しいことではないはずです。但し、困難です。困難でなければ過去世までの「償」の輪廻転生はないわけです。

(神の化身の代筆者です。代筆者とは神の化身が私たちのいずれかに降りて来られて書いている者です。相談があれば相談フォームよりご連絡お願い申し上げます)

私は同じ話、同じことを何百回も言います。

神の化身