第二百二十七章:神と山にこもる者

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神と山にこもる者

 

木と神の出会い

 

奥深い山に、一人で住む者がいた。その男は、僑寓(実家を離れて一人で住むことを楽しむ者)を楽しんでいた。

男は、時々家の周りの木を伐り、手先が器用なのでいろんなものを作っていた。いつものようによい木を探していたら、垂直に伸び枝もついていない、ただ、垂直に割れ目が入っていた。

男はどうしたものかと、考えていたが、面白い木なので持ち帰ることにした、でも、使い道がなく、半分に折り、いつしかごみのように捨てられ雨ざらしになっていた。

そんな時、老人が訪ねてきた。あなたが切り落とした、垂直で割れ目の入った枝もつかない木を譲ってくれませんか。もちろんタダとは言いません。あなたの思う金額を支払いいたします。

男は、あんなもの何の役にも立たないのでそこらのごみの中に入っています。それでもほしいならタダであげますよ。

老人は、ゴミの山の中から木を探し出し、それではこれを私にタダでくれるのですね。
老人は稽首のごとく深々と頭を下げて、立ち去りました。

 

男は、次の日の朝はじめて吾家の方に雲が見えた。

雲の上から雲を見る

 

男はその雲を眼下に見下ろしていると、まるで啄啄のように師家のごとき相応しい僧侶になった気分になった。

なんだかわからず、男は禅を構えた。そして、空気を一杯吸い込み、自分は何とよい世界にいるのだろう、街にいると急かされる毎日を過ごし、苛立ちや、なんだか責任がどうとか、あほらしくて、ここに来てよかったと思った。

そんな男を、ずっと坐視している老人がいた。それは木を持ち帰った老人だった。老人はこのままでは、この男は誰のためにもならない愚か者になり、運否己決のごとく自分の運命は生まれ変わるときに自分で決めている、その神の七つの掟ができなくなる。出来ないまま地を目指すことになる。

老人は、その男に声を掛けてみた。今は幸福だと思っているだろうが、それは不幸なことなんだよ。

男は、どうして不幸なんですか、私はこうして美味しい空気を吸いながら、誰にも邪魔されず、過ごしているのだから、これからも、誰もここまで来る者はいないだろうし。煩わしいことも無いのだから、不幸になるはずがないでしょう。

老人は、私の質問は、先に起こることではなく「今は幸福だと思っているだろうが、それは不幸なことなんだよ。」と言ったのです。

男は少し考えて、あなたの質問は、幸福に思っている私は実は不幸なんだということですか。

あなたと私の関係はいったい何ですか、あなたは人の庭に突然現れ、私が不幸だとか、いったい私とあなたは無関係だと思うのですが。

無関係ではなく、良き友人である、良き友人であるあなたが、悪いことを楽しみだせば、良き友人の私も巻き込まれることは簡単である。悪いことをするのは楽しい。我慢が出来なくなる。

しかし、悪い友人を良い友人にすることは難しい。

良い友人と悪友人

悪いことをするというのは、この山で一人でいることが悪いということですか、それは不思議です。

一人でいれば、天で約束をした神の七つの掟を守らない、悪いものと言えるのです。人殺しだけが悪いのでありません。

悪は、逃げるあなたを脱兎のごとく追いかけ捕まえ自分の世界に引きずり込もうとする。

でもね、あなたが生まれ変わるときに天で決めてきたことは、そのような世界にいながらも、そのような悪に負けない信念を持つ自分になろうと決めてきたのは、あなたです。

それを行うためには、ここにいてのんびりしていていいのでしょうか。あなたが天で決めた神との約束である、七つの掟はどうしましたか。

確かに、今いる場所はあなたにとって安住の場所かもしれない、でも、それでは天で決めた、前世やその前で起こした償いをするんだ。神様、私は何があろうと俗世にいても、悪くには負けず、世のため人のために、思いやりの心を絶対に忘れないで生きて見せます。

でも、あなたの話はもっともだとは思いますが、どうして私が天から降りる事や、人のために絶対に守ると言ったとする神の七つの起きてや、なんだか、なぜ、私が自分で決めたことを忘れているのですか。

忘れていなければ、罪の償いにはならないからだよ。もし、覚えていたなら、償いをする人だけを見つけて、謝罪をすれば終わりになると、あなたは思う出しょう。そんな簡単なことで天で決めたことが終わりになることは無い、あなたは、その前の前世で犯した罪の償いはどうする。

そのように考えれば、相手が誰であるかはわからない方が良いのです。あなたがここにいるということは、何回も何回も天で決めて来たことを守らず罪を犯しているからだよ。

そうなるととても大変な人数の人に謝罪だけで「世のため人のために」ということなど言ってはいられないでしょう。

謝罪をする相手は誰でもよいのです。親切にするのも誰でもよいのです。騙さない、悲しませない、心を傷つけない、みんなに行えばよいのです。

あなたの言うことはわかりました。でも、どうして天で決めたことをというか、そのようなことを天で言ったのか、そしていったいあなたは誰なのですか、まさか私は神なのだ、なんて、きな臭いというか、うさんくさいというか、言葉が悪くて申し訳ないのでが。

神の一部の姿

そうか、あなたから頂いた木は返そう。そして、私は二度と尋ねて来ないので、後は、あなたが決めることです。長居をしてすまなかった。

男は、その木を見て驚いた。その木は半分におり捨てたのに、一本の木になっている、でも、同じような木を見つけてきたのだろう、そして、男が良く見ると、男がその木の使い道を考えるため傷をつけた部分にも傷がある。

老人を探したが、どこにもいない。

男は、山を下りることにした。

 

 

 

私は同じ話、同じことを何百回も言います。

神の化身より

神より
「我が子よ、最新の数百章のページの一番新しい章から読めば、最初のページから三ページ以上づつ読みなさい。そうするといつか近づく日が来る。私が今回あなたたちにのみ降ろした神の化身はいつもあなたたちの事を考えている、それを忘れてはならない。大木の神より」

(神の化身の代筆者です。代筆者とは神の化身の言葉を皆様に解るように変換して書くものです。誤字脱字があれば、是非、相談フォームよりご連絡お願い申し上げます)

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