輪廻転生-神←だけは必ずお読み頂ければ幸です。後は最新の章から読まれていき、第一章にたどり着かれれば、望みを叶え完全にあなたを救って見せます。
自尊心
尖った者は、真理を聞いても馬鹿にして聞き入れようとはしない。そのような者に馬鹿にされなければ、誠の真理とは言えず、空っぽな者は、真理のすべてが入り込み、実践しようとする。
真理の全てが入り込むと、そこに他者にではなく、己に厳しい自尊心が生まれる、自尊心とは、時に己を高く評価する心や態度のようにとられるが、実際は違い、俗世の者からの干渉は受けず、心の品位を保つことを言う。
心の品位を保つ動物の中で、メスの熊が冬眠中に赤ちゃんを産んで、育てた話をしましょう。
メスの熊は冬眠中に赤ちゃんを産みますが、母親の大きさからは想像もつかないほどの小さな赤ちゃんを熊は生みます。体重はおおよそ四百グラムです。
しかし、春を迎え冬眠中に使っていた穴から出てきたころには、五キロ程度まで大きくなっています。
熊は家族を非常に大切にします。この母熊も同じで、男の子と女の子の双子の赤ちゃんに、全ての愛情を捧げました。
熊は理性も品位もあり、二歳ごろには親離れをします。そのころには、オスの子は母親から離れていきますが、これは、性成熟期が来た頃に、自ら近親交配を避けるための行為で、理性と品位が見て取れます。
メスの子は、その後も母親と一緒に暮らしていき、いつまでも母の愛情の中ですくすくと育っていきます。
この親子に悲劇が起きたのは、オスの熊たちが性成熟を迎えたころ、あるオスが、この母子を見つけました。
最初は、母熊が戦いましたが、オス熊の方が強く、母親は倒れてしまいました。その母親を見ていた、メスの子供は震えて母に抱き着いて泣いていました。
オスの熊は、そんなことを気にすることもなく、品位も理性も無く、性欲の赴くまま、まずは倒れた母親と交尾をし、次に娘と交尾をしようとしたところ、母熊が立ち上がり、最後の力を振り絞って、オス熊を背後から突き飛ばしました。
オス熊は、驚いてその場から立ち去り、母親はその場に倒れ込みました。娘は、泣きながら、母熊に抱きついて何時間も泣いていました。
母熊が起き上がり、娘の目元を舐めて、笑顔で、もう大丈夫だからと娘を抱き抱えました。
しかし、オス熊の性成熟には、沢山のオス熊がメス熊を探して、山の中を歩いているのです。
それから三日後に、かなり大柄なオス熊が母熊を見つけて襲い掛かろうとしました。しかし、その時、とっさに娘が、オス熊に体当たりをして、母熊を助けようとしました。
すると、オス熊は母熊ではなく娘目掛けて突進をして、何度も何度も子熊が動かなくなるまで、体当たりをしました。そして、母熊はオス熊に交尾されました。
母熊は、娘に駆け寄り、何度も何度も体をゆすり、なめまわし、目を覚まさせようとしました。
娘は二度と目を開くことも、心臓の鼓動が聞こえることもありませんでした。母熊は、亡くなった娘の横で三日三晩泣き続け、穴を掘って娘を埋めました。
次の冬眠期を迎え、穴の中で母熊は、娘を殺したオス熊との間にできたと思われる赤ちゃんを産みました。
同じように、男の子と女の子の双子の赤ちゃんです。母親は二人の赤ちゃんを大切に、愛情をささげ育てていました。
ただ、母親は、理性と品位を失ってしまっていました。母熊は、男の子に絶対に、あのオス熊を探して殺すようにと、育てたのです。
オス熊は、愛する母の頼みである限り、そして殺されたのは自分の姉であると考えれば、絶対に敵を討つと誓い、森を彷徨い行きました。
理性と品位が、失われるとき、人は俗世へと落ちていきます。母熊は立派ではあったが、それよりも大切な道理を外してしまいました。
オス熊を憎んだ時から、歯車は狂い始め、理性と品位が失われていき、冷静な判断ができなくなってしまったのです。
あなた方の中には、己が母熊の立場であれば、目の前で娘が嬲り殺されたのだから、当然だと思う者もいることだろう。
しかし、それこそが迷妄であり、真理を聞いても馬鹿にする愚か者なのであり、良い意味での自尊心を無くすこととなる。
娘は、母熊に、弟に弟の父親を殺させるのが、本当に良いことなのかを尋ねた。母熊は、その言葉に、報仇雪恥と敵を討つことが正しいと教えてしまった己を恥じて、理性と品位を取り戻し、娘を連れて、息子を探す旅に出た。
あなた方も、いかなることがあろうとも、この熊の母から学び、どのように扱われようとも、どのような仕打ちを受けようとも、絶対に相手に憎しみや怒りをもってはならない。
しかし、未だ道の途中で、憎しみと怒りを捨てられないのならば、いつもいうように、その憎しみと怒りを考えるような時間を作れないくらい、善行を行い歩き続けなさい。
忘れられなくても、思い出す時間を無くすことで、いつか、負わされた傷は、己の力で消していけるようになる。
神の七つの掟
■ 騙さない、悲しませない、心を傷つけない
■ 親切にできる時を逃さない
勇気で言葉を「私に何か助けさせて下さい」
■ 動物を食べない
■ 罪を犯さない
■ 恩と責任・恩に報いる
■ 我慢
■ 奉仕と施し
神の化身より:神の七つの掟だけを行い、聢と、あなたが天国を選択し天国に行くのです。お金や宗教など天国にはなく、それらは甲斐無いのが天国なのです。
七つの掟は、どれをとっても難しいことではないはずです。但し、困難です。困難でなければ過去世までの「償」の輪廻転生はないわけです。
(神の化身の代筆者です。代筆者とは神の化身が私たちのいずれかに降りて来られて書いている者です。相談があれば相談フォームよりご連絡お願い申し上げます)
私は同じ話、同じことを何百回も言います。
神の化身