差を計る人とならず:第四百十三章

輪廻転生-神←だけは必ずお読み頂ければ幸です。後は最新の章から読まれていき、第一章にたどり着かれれば、望みを叶え完全にあなたを救って見せます。

 

差を計る人とならず

 

 

慎み善行

あなた方は、今生で果たすべき償いのための要として、慎ましく善行を為さなければならない。

喃語のごとく、例え良いことであるから伝えようと思っても、くどくどと話すことは、相手からすれば反発して、更に間違った道へ進ませてしまうことになるので、全てはあなた方の行為として示し、あなた方以外の皆をも、神の道へと進めることが出来るかもしれない。

あなた方が困った時に、一人では解決できない事柄であれば、誰かに尋ねることも起きるかもしれない、その時に、あなた方の心の中も体さえも衰えたふりをしてはならず、胸を張って見せることも無く、凛として恭しく、尋ねることです。

但し、尋ねる相手を間違ってはならない、ここで間違えたときには、今以上に堕ちていくことを受け入れなければならなくなる。それだけに、安易に相手の言葉が正しいかを決めるのではなく、よく吟味することです。

事に敏にして言に慎むという言葉があるが、これは、口は開かず、俊敏な動きによって、事を成し遂げよ、それぞ聖人と言う者であると伝えているのです。

尋ねるのならば、そのような者を探して、話してみることが、堕ちそうな俗世から、あなたを救うことになることでしょう。

そして、よく吟味した後、間違いが無いと決めたならば、勝手な己なりの解釈などは捨てることです。今のあなたに、神の行いや考えや話すことの全てのことが、理解できることは無い。但し、あなたは神となり、全てを知ることになる。

 

貧乏人と金持ち

貧しくても、世を妬まず。それは己が決めて来たストーリー通りに、進んでいる道の上にいることに微笑みながら意趣とはならない。すれば、聖人に近づける者となる。

金持ちであっても、盗人にすら厭わらず、自慢をしたり、貧しき者を見下したり、エゴイズムな者となってはならいない。

諂諛を持って世を上手く渡る者は、上にたつ者が笑えば、面白くなくとも諂笑し、その裏を持つのです。裏を持つ者は所詮左の道へと進むだけの事であり、遜り相手にすることはないが、あなた方の何かの行為で、その者が道を歩いてくれることを願い、行為のチャンスを窺うことも大切なことです。

曲学阿世も同じことであるが、こちらが少し違うところは、今までの世で学んだ真理すらも捨てて、力を持つ者に取り計らいを受けては、諂う者であり、真理を重んじる大なるものを悲しませる行為となる。

あなた方が、皆の指標と成れているのは、その歩く道での行為を見せても、口に出すことが無いから、愚計に見る者へも諂うことはせず、道を歩くからである。この者を、大賢と言う。

 

裏門の門番

古に、城の表門ではなく、裏門の前に立つことを業とする門番がいた、門番は来る日も来る日も裏門に凛として立っていた。

但し、裏門から見える人々の行き来にも目を向けて、困った者がいたなら、すぐさま走って駆け寄り、人々を助けていた。

雨が降っても避けることもせず、その立ち姿が変わることは無い。その国の民たちは、その門番を見るたびに、表門の門番になりたいだろう、あれだけ皆に優しいお方なのに、表門に立てないとは可哀想と、憐れむ言葉もささやかれたが、門番は、それすら何も感じることは無く、立ち続けた。

何故、裏門から、表門へいけないのか、それは、城を守る者として、その者の全ては出身や貧富の差で決められており、表門の門番が一人仕事から退いたとしても、裏門から表門へ移ることは無く、新しい貧富によって決められた者が立つことになっていた。

 

水堀

ある日、裏門の門番が仕事が終わり家に帰ると、いつも通りご飯の用意が出来ており、神に手を合わせてから、ご飯を食べようとしたとき、七歳になる娘が話しかけてきた。

どうして父は、裏の門番なの、お友達から、お前の家が貧しいから、偉い人のような表の門番にはなれないって言われた。どうして、家は貧しいの、どうして父は、偉くないの、どうして私はお友達から石を投げつけられるの。

裏の門番は、それを聞き、娘の顔をじっと見ると、額に怪我をしていることに気付いた。裏の門番は、重たい口を開いて、家は今は貧しくはない、だからと言って金持ちでもない、今、お前は貧しくてお腹が空いてご飯が食べられないことは無いだろう。それが、その証であり、お友達は、それを知らないから、裏の門番は貧しい者が行うと言う、親から間違ったことを聞かされているんだよ。

じゃ、偉くないと言うのも、お友達の間違いなの。裏の門番は、娘に、これから話すことは、お友達にも誰にも話してはならない、わかったね。娘は、はいと頷いた。

城の周りが水で囲われいることは知っているね、表の門番は、敵国が攻めて来た時に、その川のような水を湛えた水堀から、お城にかかる橋を取り除くことを使命として受け持っている、立派な方々なんだよ。

でもね、それ以上に大切なのは、裏門で在り、父はそこを担当しているのです。なぜ、表門の立派な門番よりも、裏門の門番の方が重要な使命を担っているのか、それは、敵国の軍が攻めより、我が国の軍では、到底戦っても勝つことが出来ないと判断したときに、国王が逃げ出すためにあるのが、裏門で在り、裏門こそが、我が国の国王の命を預かっているんだ。

どちらが偉いというわけもない、しかし、その任務について、その差を計ることは、人として、これから勉強をして、いつかお友達も知ることになる日が来ます。

この話を聞いて、七歳の娘が、泣きながら、私は、父の方がずっと偉いと思いました。このことをお友達に話せば、石を投げられたりしなくなるかもしれないけれど、父のために、父が守っている王様のために、誰にも話しません、と言った。その時に、裏門の門番は初めて涙が零した。

 

棺の中で流す涙

いつ、どこで、誰にも己の努力が認められることが無くても、己を恥じることのない短い生涯を送りなさい。

今はまだ遅くはない、凛として立ち上がり、人に恥られのことは喜んで受け入れ、己で恥じることのない、あと少しを生きなさい。

棺の中で、右に行ける生涯を送ったことへの喜びの涙を必ず流しなさい。大木の神は、必ず見ている。その証も、遠くない日に天に行き、己を裁くだろう。

 

神の七つの掟

■ 騙さない、悲しませない、心を傷つけない

■ 親切にできる時を逃さない
勇気で言葉を「私に何か助けさせて下さい」

■ 動物を食べない

■ 罪を犯さない

■ 恩と責任・恩に報いる

■ 我慢

■ 奉仕と施し

神の化身より:神の七つの掟だけを行い、聢と、あなたが天国を選択し天国に行くのです。お金や宗教など天国にはなく、それらは甲斐無いのが天国なのです。

七つの掟は、どれをとっても難しいことではないはずです。但し、困難です。困難でなければ過去世までの「償」の輪廻転生はないわけです。

(神の化身の代筆者です。代筆者とは神の化身が私たちのいずれかに降りて来られて書いている者です。相談があれば相談フォームよりご連絡お願い申し上げます)

私は同じ話、同じことを何百回も言います。

神の化身