第百五十三章:神 と虚言者

廻転生-神←だけは必ずお読み頂き、続いて全ての章をお読みください。第一章から何度も読み返しなさい。愚か者にならないため、救われるために。

 

神と虚言者

 

神へのお願い

 

ある人が、神にお願いをしました。

その人は。私は死にたいと思っています。その思いは自殺とかではありません。

神は。その人に尋ねました。では、どうして死にたいと思うのですか。

その人は。生きる目的や目標がないんです。頭の中には、確かに叶わぬ夢がありますが、ここに書いてあることを読むと、私の夢は大きすぎてそれは叶わないので、もう生きていたくはないんです。

神は。それは確かに目標や目的が全くなければ、生きているのが辛いでしょう。でも、神の七つの掟を守ることが、あなたの目的であり目標なんですよ。と応えました。

その人は。では、私はこれからは神の七つの掟を守りますから、私を天国に連れて行ってください。とお願いしました。

神は。では神の七つの掟を守るということですね。でも、天国に行けば、あなたの望むものすべてが、あなたのものになるので、生きる目的や目標は、完全になくなってしまいますよ。と神は応えました。

その人は。では、どこに行けば私の目的や目標は見つかるのでしょうか。と聞きました。

神が聞くほしいもの

神は。あなたは、あなたにとって手が届きそうな、欲しいものがありますか、夢はありますか。と尋ねました。

その人は。欲しいものなら沢山ありますが、私には、お椀の底を開ける勇気がありません。今まで、ためてきた物を捨てるなんてとんでもないことです。それでも、叶わぬ夢を叶わさせなければ貪欲な私の気持ちは収まりません。

神は。わかります。お椀の中を一杯に貯めてきたのですから、それを捨てるのは確かに、もったいないことでしょう。

その人は。お椀が一杯でも、それは神が与えてくれれば叶うでしょうが、どうせ自分のことしか考えない私を助けることは無いんでしょ。ここを読む限りそればかり書いてあります。と応えました。

神のお言葉

 

神は。では質問を変えましょう。あなたには嘘をついてでも、負けたくない人はいますか。と聞きました。

その人は。ひと呼吸をして、友人の一人にいます。毎晩寝るときに、本当は嫌なのにその人のことを考えてしまいます、私が今どれだけ成功しているのか、次の目標なども簡単にステップアップできる環境にいるのか、それらを伝えてやろうと毎晩考えが勝手に膨らみます。でも、その友人は重い病気で病院のベットで寝ています。

神は。眠る前にも考えている。よほど、相手を打ち負かしたい何かがあるということですね。と聞きました。

その人は。私は何年も前から友人だからと思い、一緒に起業したくて話を持っていっても何の努力もせず、聞く耳も持たず、ただ、たまに会えば、お金の無心ばかりしてきて、私とあの時一緒に起業していれば大成功していたのに、そんな救いたい気持ちから、いつしか、あなたはだめな人だと言わんばかりの成功話をするようになりました。

神は。すると、あなたはその人に愛想が尽き、しまいには何もないのに、友人に見栄をはっているわけですね。その見栄があなたを雁字搦めにしているのですね。と聞きました。

その人は。そうです。相手は病院のベットにいるので、私がどれだけ成功者であるかを話しても、本当かどうかを知る術がないため、私の虚勢は膨らんでいくばかりです。

神は。そこまで来ると真実を話す事は辛いでしょう。と聞きました。

その人は。だから死んで天国に連れて行ってほしいのです。と応えました。

神は。わかりました。でも、それだけの思いがある人を、私が天国へ連れて行くと、天国ではありえないことが起こります。

その人は。私は神様の力で天国に行くので、地獄ではないのに、何が起こるというのでしょうか。と聞きました。

神の明かり

神は。あなたが亡くなり、天国に行けたとして、今あなたが虚勢をはり、毎晩寝る前に考える相手が神の七つの掟を守れば天国に行きます。

その人は。でも天国では善の魂だけであることと、知人に会ってもそれが知人であることもわからないことが書かれていました。

神は。特別に私が連れて行くと、そこで会うことになります。もちろん普通の人は会っても互いにわかることは絶対にないのですが、あなたは特別です。七つの掟を守れなくても私が天国に連れて行くのだから、必ず、その人がわかり、会うことになります。と応えました。

その人は。神様、そうすると私の虚勢を張っていた嘘は相手にすべてわかるということでしょうか。と聞きました。

神は。その通りです。あなたの、嘘偽り、病に苦しみベットで横たわっているその人に、暖かい言葉や、自分も今苦しんでいるんだと言わなかったこと、いかにも自分は成功者で、あなたは負け犬だと言わんばかりのことを、言ってきたあなたを、その人は天国で会ったとき、あなたに何を思うでしょう。

神の手から飛ぶ鳩

 

その人は。神様、私はどうすれば、その人に会わずにすむのでしょうか。と聞きました。

神は。あなたが地獄に行くことです。地獄へ行けば天国に行った者に会うことはありません。と応えました。

その人は。地獄には行きたくありません。助かる方法はないのでしょうか。と聞きました。

神は。あります。と応え。それは、その人の元へ今から行き、私は、実はあなたが病気で苦しいのと同じで、私は日々の生活にも会社でも友人関係でも苦しんでいます。と話しなさい。と神は応えました。

その人は。それは今さら無理です。それ以外に方法はないのでしょうか。

神は。地獄に行くか、今からその人の横たわる病院のベットに向かい、本当のことを話すか、そのどちらか以外には、ありません。さて、あなたはどちらを選びますか、でも、その前に、地獄がどのような世界なのかを、この第一章から全てを読み、考えてからでも、遅くはありません。と応えました。

その人は。神にひれ伏し、どちらも嫌なので、何でもしますから、助けて下さい。とお願いしました。

神は。私にひれ伏しても、私には何もできないんです。私にはこの世にいるものの力にはなれないのです。この世の者は全ての者が神の七つの掟を守ることだけを考えてこの世に降りて来ています。私が手を貸すことなど何もないはずなのです。だから、頭をあげて、合わせた手を放して、立ち上がりなさい。と応えました。

神への質問

 

その人は。神様なのに、私をたかが虚勢や見栄を張っただけの私を助けることもできないんですね。それで、神とよく言えたものです。と話しました。

神は。そうなんです。私には何も助ける力は無いのです。但し、あなたの胸の中には、私が贈った神がいます。その人にお願いしなさい。と応えました。

その人は。胸に手を当て祈りました。すると胸の中の神が現れ、それは大変なことだ、病院のベットで眠る友人のところへ行き、本当のことを話しましょう。もちろん私も一緒に謝ります。と応えました。
そして胸の中の神は、神にお願いをしました。どうか、この愚か者をお許しいただき、地獄へ連れて行ってください。と神が神にお願いをしました。

神は。でも、その人が、神の七つの掟を守るのか、嘘で固めたままの自分でいるのかを選択しない限りには無理なことはわかっているでしょう。と答え、その人に、もう一度だけ、私から話してみましょうと言われました。

神は。その人へ、あなたの胸の中にいる神は、あなたが相手に本当のことを言うことを望んでいるようだ、これが最後の選択になります。地獄へ行くか、今から病院のベットにいる友人に本当のことを話し掟を守るか、これ以上は待つことができません。もう言い訳は必要ありません。と神は言いました。

その人は。

 

あなたなら、何と答えたのでしょう。

あなたの答えが私の望んでいることと同じ答えであることを願っています。

今回の話は、見栄と虚栄の話でしたが、あなたに置き換えて、何もないと言えるでしょうか

追記:神の七つの掟を守らない限り、いかなる者も天国に連れていくことは無いので、今回の話を読んで、神の掟を守らなくても天国に行けるチャンスがあるんだと考えても無駄であることを告げておきます。

 

 

私は同じ話、同じことを何百回も言います。
神の化身より

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