虚言者:第七十一章

輪廻転生-神←だけは必ずお読み頂ければ幸です。後は最新の章から読まれていき、第一章にたどり着かれれば、望みを叶え完全にあなたを救って見せます。

 

虚言者

 

神へのお願い

ある者が、神にお願いをしました。

その者は。私は死にたいと思っています。その思いは自殺とかではありません。

神は、その者に尋ねました。では、どうして死にたいと思うのですか。

その者は、生きる目的や目標がないんです。頭の中には、確かに叶わぬ夢がありますが、ここに書いてあることを読むと、私の夢は大きすぎてそれは叶わないので、もう生きていたくはないんです。

神は、それは確かに目標や目的が全くなければ、生きているのが辛いでしょう。でも、神の七つの掟を守ることが、あなたの目的であり目標なんですよ。と応えました。

その者は、では、私はこれからは神の七つの掟を守りますから、私を天国に連れて行ってください。とお願いしました。

神は、では神の七つの掟を守るということですね。でも、天国に行けば、あなたの望むものすべてが、あなたのものになるので、生きる目的や目標は、完全になくなってしまいますよ。と神は応えました。

その者は、では、どこに行けば私の目的や目標は見つかるのでしょうか。と聞きました。

 

神が聞くほしいもの

神は、あなたは、あなたにとって手が届きそうな、欲しいものがありますか、夢はありますか。と尋ねました。

その者は、欲しいものなら沢山ありますが、私には、お椀の底を開ける勇気がありません。今まで、ためてきた物を捨てるなんてとんでもないことです。それでも、叶わぬ夢を叶わさせなければ貪欲な私の気持ちは収まりません。

神は、わかります。お椀の中を一杯に貯めてきたのですから、それを捨てるのは確かに、もったいないことでしょう。

その者は、お椀が一杯でも、それは神が与えてくれれば叶うでしょうが、どうせ自分のことしか考えない私を助けることは無いんでしょ、ここを読む限りそればかり書いてあります。と応えました。

 

神のお言葉

神は、では質問を変えましょう。あなたには嘘をついてでも、負けたくない人はいますか。と聞きました。

その者は、ひと呼吸をして、友人の一人にいます。毎晩寝るときに、本当は嫌なのにその者のことを考えてしまいます、

私が今どれだけ成功しているのか、次の目標なども簡単にステップアップできる環境にいるのか、それらを伝えてやろうと毎晩考えが勝手に膨らみます。でも、その友人は重い病気で病院のベットで寝ています。

神は、眠る前にも考えている。よほど、相手を打ち負かしたい何かがあるということですね。と聞きました。

その者は、私は何年も前から友人だからと思い、一緒に起業したくて話を持っていっても何の努力もせず、聞く耳も持たず、ただ、たまに会えば、お金の無心ばかりしてきて、私とあの時一緒に起業していれば大成功していたのに、そんな救いたい気持ちから、いつしか、あなたはだめな人だと言わんばかりの成功話をするようになりました。

神は、すると、あなたはその者に愛想が尽き、しまいには何もないのに、友人に見栄をはっているわけですね。その見栄があなたを雁字搦めにしているのですね。と聞きました。

その者は、そうです。相手は病院のベットにいるので、私がどれだけ成功者であるかを話しても、本当かどうかを知る術がないため、私の虚勢は膨らんでいくばかりです。

神は、そこまで来ると真実を話す事は辛いでしょう。と聞きました。

その者は、だから死んで天国に連れて行ってほしいのです。と応えました。

神は、わかりました。でも、それだけの思いがある者を、私が天国へ連れて行くと、天国ではありえないことが起こります。

その者は、私は神様の力で天国に行くので、地獄ではないのに、何が起こるというのでしょうか。と聞きました。

 

神の明かり

神は、あなたが亡くなり、天国に行けたとして、今あなたが虚勢をはり、毎晩寝る前に考える相手が神の七つの掟を守れば天国に行きます。

その者は、でも天国では善の魂だけであることと、知人に会ってもそれが知人であることもわからないことが書かれていました。

神は、特別に私が連れて行くと、そこで会うことになります。もちろん普通の者は会っても互いにわかることは絶対にないのですが、あなたは特別です。

七つの掟を守れなくても私が天国に連れて行くのだから、必ず、その者がわかり、会うことになります。と応えました。

その者は、神様、そうすると私の虚勢を張っていた嘘は相手にすべてわかるということでしょうか。と聞きました。

神は、その通りです。あなたの、嘘偽り、病に苦しみベットで横たわっているその者に、暖かい言葉や、自分も今苦しんでいるんだと言わなかったこと、いかにも自分は成功者で、あなたは負け犬だと言わんばかりのことを、言ってきたあなたを、その者は天国で会ったとき、あなたに何を思うでしょう。

 

神の手から飛ぶ鳩

その者は、神様、私はどうすれば、その人に会わずにすむのでしょうか。と聞きました。

神は、あなたが地獄に行くことです。地獄へ行けば天国に行った者に会うことはありません。と応えました。

その者は。地獄には行きたくありません。助かる方法はないのでしょうか。と聞きました。

神は、ありますと応え、それは、その人の元へ今から行き、私は、実はあなたが病気で苦しいのと同じで、私は日々の生活にも会社でも友人関係でも苦しんでいます。と話しなさいと神は伝えました。

その者は、それは今さら無理です。それ以外に方法はないのでしょうか。

神は、地獄に行くか、今からその人の横たわる病院のベットに向かい、本当のことを話すか、そのどちらか以外には、ありません。さて、あなたはどちらを選びますか、でも、その前に、地獄がどのような世界なのかを、考えてからでも、遅くはありません。と応えました。

その者は、神にひれ伏し、どちらも嫌なので、何でもしますから、助けて下さい。とお願いしました。

神は、私にひれ伏しても、私には何もできないんです。私にはこの世にいる者の力にはなれないのです。

この世の者は全ての者が神の七つの掟を守ることだけを考えてこの世に降りて来ています。私が手を貸すことなど何もないはずなのです。だから、頭をあげて、合わせた手を放して、立ち上がりなさい。と応えました。

 

神への質問

その者は、神様なのに、私をたかが虚勢や見栄を張っただけの私を助けることもできないんですね。それで、神とよく言えたものです。と話しました。

神は、そうなんです。私が直接あなたを助けたならば、あなたが輪廻転生時に決めてきたことを守ろうとしても守れなくなるから、私が助けることはできないのです。但し、あなたの胸の中には、あなたという神がいます。その神と話しなさい。と応えました。

その者は、胸に手を当て祈りました。すると胸の中の神が現れ、それは大変なことだ、病院のベットで眠る友人のところへ行き、本当のことを話しましょう。もちろん私も一緒に謝ります。と応えました。

そして胸の中の神は、神にお願いをしました。どうか、この愚か者をお許しいただき、地獄へ連れて行ってください。と神が神にお願いをしました。

神は、でも、その者が、神の七つの掟を守るのか、嘘で固めたままの自分でいるのかを選択しない限りには無理なことはわかっているでしょう。と答え、その者に、もう一度だけ、私から話してみましょうと言われました。

神は、その者へ、あなたの胸の中にいる神は、あなたが相手に本当のことを言うことを望んでいるようだ、これが最後の選択になります。

地獄へ行くか、今から病院のベットにいる友人に本当のことを話し、そして、今日からは、神の七つの掟を守るか、これ以上は待つことができません。もう言い訳は必要ありません。と神は言いました。

あなたなら、何と答えたのでしょう。

あなたの答えが私の望んでいることと同じ答えであることを願っています。

今回の話は、見栄と虚栄の話でしたが、あなたに置き換えて、何もないと言えるでしょうか

追記:神の七つの掟を守らない限り、いかなる者も天国に行けることは無いので、今回の話を読んで、神の掟を守らなくても天国に行けるチャンスがあるんだと考えても無駄であることを告げておきます。

 

 

神の七つの掟

■ 騙さない、悲しませない、心を傷つけない

■ 親切にできる時を逃さない
勇気で言葉を「私に何か助けさせて下さい」

■ 動物を食べない

■ 罪を犯さない

■ 恩と責任・恩に報いる

■ 我慢

■ 奉仕と施し

神の化身より:神の七つの掟だけを行い、聢と、あなたが天国を選択し天国に行くのです。お金や宗教など天国にはなく、それらは甲斐無いのが天国なのです。

七つの掟は、どれをとっても難しいことではないはずです。但し、困難です。困難でなければ過去世までの「償」の輪廻転生はないわけです。

(神の化身の代筆者です。代筆者とは神の化身が私たちのいずれかに降りて来られて書いている者です。相談があれば相談フォームよりご連絡お願い申し上げます)

私は同じ話、同じことを何百回も言います。

神の化身