雨を見つめる:第五百五二十一章

輪廻転生-神←だけは必ずお読み頂ければ幸です。後は最新の章から読まれていき、第一章にたどり着かれれば、望みを叶え完全にあなたを救って見せます。

 

雨を見つめる

 

雨を見つめる

今回は下記のお手紙を相談フォームからいただきました。
————-
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
私は天気によって多重人格者まではいかないだろうとは思いますが、人間性が変わります。
晴れている日は、気持ちも前向きで掟を守ろうという気持ちでいっぱいになり、実際に良いことが出来たりしてとてもうれしいのですが、雨の日は全く掟を守る気持ちどころか、駅の改札でも我先にと大げさに言えば他人を押しのけてでも先を急いでしまいます。
単純に言えば、晴れの日には善人ですが雨の日には悪人というように自分自身を客観的に見ている自分がいるのに直すことが出来ません。
雨は人の役に立っているのでしょうか。人の役に立つために雨が降っているわけではないのはわかりますが、それなら掟の妨げになる雨は私にだけは降ってほしくないです。
雨が降らなければ、毎日掟を守り生きていけて困っている人を助けることもできると思います。どうして私を悪者にするための雨が私に降るのでしょうか。
雨が嫌いな私に好きにさせて頂ければ沢山の掟を行いますので、よろしくお願いいたします。
・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
————

お手紙ありがとう。

あなたは雨を見つめたことが無いのでしょう。雨を見つめなさい、真上まで首を寝かせて見つめ、地面にたたきつけられ、はじき飛ぶまで、雨をじっと見つめなさい。

 

雨粒がはじける

雨が降れば傘を差し、木末に当たっては傘が揺れ、そのたびに雨の薫りに何かを感じるようで、何も感じないようで、それでも雨の音を聞きながら歩いていく。

雨は、傘をさし歩けど、肩を濡らしていく、しかし、濡れていく肩よりも、雨と向かい合えば、その美しき輝きは、まるで玻璃のような輝きを持っている。

雨を見つめるあなたは、今まで感じていた雨とは違うことに気付きはじめ、空を見上げれば、薄墨色の空に、今日も何もしないまま、夜に入ることを拒む己がいることを知る。

傘を畳むときには、雨に触れてみなさい。冷たく感じることも無く、しかし、差し出している手には、雨粒がはね、それでいて触れた手には何も掴むことが出来ない。

一粒の雨に、何を求めているのだろうかと、あなたは考え始める、手に入らない過ぎ去った若さかもしれないと、雨が流れゆく。

思い出に手を差し出すように、雨に手を差し出しても、既に終う時が来ているのだから、今一度と後ろを振り向いても、あなたに起こる出来事の事態は明らかにはならない。

 

傘

傘を畳んだのならば、肩に残る雨粒を叩き落とすのと同じように、俗世の思い出を叩き落とし、振り向く事がない道を歩きなさい。

これからは雨に心揺らされることも無く、空を使うことも無く、神に称賛される者となり、目の前で倒れる者に手を束ねることなく、束ねた両手をほどいて、助ける者となるのです。

寧日がない昨日までは、捨てられぬ俗人が欲しがるものを、あなたも求めている部分もあり、雨を受け入れたなら、昨日までのあなたとは違い、何に怯えることも無くなるのだから。

平仄が合わない言い訳の日々を昨日までで終わりにするのは、愛や生や物を欲することを捨てさえすれば、つじつまを合わせようと無為な智慧を働かすことも無くなり、肩の荷が落ちたことを感じる。

 

雨傘

臍を固める日が来たなどと、強く力を籠めることも無くできることが、神の七つの掟であり、その要にある、他者のために生きる、困っている者を助けながら歩く、ただ、それだけで、雨を気にすることも無くなれば、空を見上げては、ゆっくりと歩いていることでしょう。

雨を見て学んだあなたは、雨の日にも、晴れの日と同じように、躊躇なく善行が行えるようになるのです。

雨とあなたが戦えば、どちらが勝者となるのかを知らなければならない。あなたは雨との戦い方を知らない、しかし、雨はあなたとの戦い方を知っている。

雨は、あなたと戦う方法を知っているが、あなたは雨と戦う方法すら知らない。戦う方法を知らないあなたが、知っている雨に勝つことはできない。

 

虹と雨

雨の中に入り、雨と戦うゴングを鳴らそう、雨はあなたに降り注ぎ、あなたはサンドバックのように、唯々強い雨に打たれ続けるだけで、反撃の方法を知らないあなたは、只管にディフェンスの方法を考えるが、戦うために傘を捨てたあなたには、防御することはできない。

あなたを勝者にする方法が一つある。戦うことを止めるのです。戦いを止めて、雨が本当に望んでいることを、あなたの胸の中の神に聞くのです。

あなたの胸の中の神が、雨があなたに伝えたいことを話すことでしょう。雨の日には、雨を利用して善行を行うのです。

雨は、あなたが善行のために雨を使うことを望んでいる、雨は、あなたの役に立ちたいと思っている、あなたが雨の日にできる善行を行えるようにと、あなたのために降っているのです。

雨の使い方は沢山あり、雨のおかげで、善行を行い、罪の償いを一つ終わらせることが出来ることを忘れてはならず、次の雨の日を楽しみに待ちなさい。

待ち望んだ雨が降ってきたならば、雨粒の美しさ、雨に濡れた街並みの趣、雨だからできる善行を拾いなさい、一度でも、雨の中での善行が行えたならば、これからは、雨の日が楽しみになることでしょう。

 

 

神の七つの掟

■ 騙さない、悲しませない、心を傷つけない

■ 親切にできる時を逃さない
勇気で言葉を「私に何か助けさせて下さい」

■ 動物を食べない

■ 罪を犯さない

■ 恩と責任・恩に報いる

■ 我慢

■ 奉仕と施し

神の化身より:神の七つの掟だけを行い、聢と、あなたが天国を選択し天国に行くのです。お金や宗教など天国にはなく、それらは甲斐無いのが天国なのです。

七つの掟は、どれをとっても難しいことではないはずです。但し、困難です。困難でなければ過去世までの「償」の輪廻転生はないわけです。

(神の化身の代筆者です。代筆者とは神の化身が私たちのいずれかに降りて来られて書いている者です。相談があれば相談フォームよりご連絡お願い申し上げます)

私は同じ話、同じことを何百回も言います。

神の化身