輪廻転生-神←だけは必ずお読み頂ければ幸です。後は最新の章から読まれていき、第一章にたどり着かれれば、望みを叶え完全にあなたを救って見せます。
決めてきた日は突然に
三年間の付き合いの末に、彼氏が彼女にプロポーズをする日が来た。彼女には内緒で、指輪を用意し、いつもは行かないような高級レストランを予約して、彼女との待ち合わせ場所に向かった。
彼は少し早くついていたが、なんとなくこれから起きる出来事にほくそ笑んでは、にやつかないように我慢をしていた。
待ち合わせの時間を十分も過ぎたのに、いつもは早く来るくらいの彼女が、今日に限って遅れているようで、彼は、こんな日だからきっと神様が悪戯されているんだと、また、ほくそ笑んでいた。
しかし、三十分を過ぎた時には、メールを数回送り、電話もかけてみたが、返事は全くなかった。
彼は、どうしたんだろう、今日に限ってこんなことが起きるなんて、もしかして、プロポーズすることを察知して、受けたくないから連絡にも出ないのかもしれないと、さっき迄の笑顔は、そこにはなかった。
彼は、六時間待ち続けたが、最終電車が無くなるので、仕方なく家に帰り、何度かメールと電話を繰り返してみた。
その翌日、彼は彼女の会社に電話を入れてみようかと悩んでいたが、もう一日待ってみてから電話をしようと、翌日に電話をすることを決めて、その夜はベッドに横になったが、でもやはりなかなか寝付けないで朝を迎えることになった。
そして、お昼休みに彼女の会社へ電話を入れて、彼女を呼び出してもらうことにした、そこで、電話をかけて、彼女の名前を伝えると、電話に出た女性は、一瞬言葉を詰まらせ、上司に代わりますと言って、次に男性の方がでて、彼女との関係を聞かれたので、どのように答えればよいのか悩みながら、婚約者ですと答えた。
すると上司は、彼女は二日前に交通事故で亡くなりました。と話した。彼は、何が何だかわからず、会社を早退して、彼女の家に向かった。
家では、通夜の準備が行われているところで、その場にいる人に彼が聞いたところ、警察での検視に時間がかかり、今日がお通夜になるということだった。
彼は、二日前ということは、僕と待ち合わせをした日だ、待ち合わせ場所に来る途中、交通事故に遭ったんだと、ようやく少し現実を理解ができるようになってきた。
彼は、彼女に会いたかったが、遺体は葬儀会社によって警察からこちらに向かっている途中と聞き、じっと立ったままで待っていた。
その時に、両親が帰ってきた、両親には会ったことは無かったが、彼女から写真を何度か見せてもらっていたので、彼にはすぐに分かった。
彼は、両親に駆け寄り、自分の名前を名乗った。次の瞬間に母親は腰を落として彼の足に抱きついた。
父親は、彼を思いっきり殴りつけた。娘の名前を呼び、最後のメールにお前と食事をしてから帰ると届いていた。お前と食事にさえ行かなければ、と言いながら父親も涙を流し、母親と彼は号泣した。
その後、通夜が始まり、彼は彼女の顔を見たいと思ったが、所詮は弔問客の一人であり、両親が許されることは無いかもしれないと思った。
しばらくすると、父親が彼の目の前に正座をして、娘にさよならを言ってやってくださいと、声をかけてもらった。
彼は、彼女の前に出て、手を合わせたが、父親からは白布は取ることはできないので、申し訳ないと言われた。
彼は、持ってきていた指輪を取り出し、これを彼女の指にはめてもよろしいでしょうか、と両親に聞いた。
両親ともに頷き、彼は彼女の左手に触れて、薬指に指輪をつけた。次の瞬間、固くなった彼女の手を、握りしめて涙を一生懸命にこらえて、ご両親に挨拶をして出ていった。
その後、四十九日で父親から、白布を取れなかったのは、彼女が事故で顔に大きな傷を負っていたからだと聞かされた。
人は誰もが、いつかはこの世を去る。そして、その日は自分で決めてきている。彼女は、本当によく神の七つの掟をやり遂げた。
彼も、彼女と同じように、神の七つの掟を守っている。だから、彼女が亡くなってから二か月ほどたったころには、彼女の写真に向かっては、いいよな、先に天国へ行けて、僕も、一日も早く天国へ行けるように頑張るよ。と笑顔で言えるようになっていた。
あなた方にも、あなた方が、この世を去ると決めてきた時は来る、それは明日であっても不思議ではない。いつも、そう思って何を行うべきなのか、忘れることなく、ただ只管に行為を行い、後悔することなどあってはならず、後悔するようなことが絶対にあってはならない。
神の七つの掟
■ 騙さない、悲しませない、心を傷つけない
■ 親切にできる時を逃さない
勇気で言葉を「私に何か助けさせて下さい」
■ 動物を食べない
■ 罪を犯さない
■ 恩と責任・恩に報いる
■ 我慢
■ 奉仕と施し
神の化身より:神の七つの掟だけを行い、聢と、あなたが天国を選択し天国に行くのです。お金や宗教など天国にはなく、それらは甲斐無いのが天国なのです。
七つの掟は、どれをとっても難しいことではないはずです。但し、困難です。困難でなければ過去世までの「償」の輪廻転生はないわけです。
(神の化身の代筆者です。代筆者とは神の化身が私たちのいずれかに降りて来られて書いている者です。相談があれば相談フォームよりご連絡お願い申し上げます)
私は同じ話、同じことを何百回も言います。
神の化身