地獄へ行く者へ:第二百四十一章

輪廻転生-神←だけは必ずお読み頂ければ幸です。後は最新の章から読まれていき、第一章にたどり着かれれば、望みを叶え完全にあなたを救って見せます。

 

地獄へ行く者へ

 

天国と地上の間に座る神

今日は、少し変わった出会いがあったので、話しましょう。

私が、天に帰るために向かっている途中、たまには中間地点で休んでみようと、胡坐をかいているところへ、上がっていく者が見えるのですが、その中から一人抜け出して、こちらに向かって来ました。

彼が、行きつく先は地獄だなと思ってみていると、私の前に座り込みました。そして、彼は私に、バックを差し出し、神様ですよね。と言われ、これを天国に連れて行って欲しいのです。

彼は、俺は碌なことをしてこなかった、悪いことばかりして、人を泣かせてばかりの悪人です。最後の仕事は、闇金業で、支払えない奴は、徹底的に痛めつけ、女の人は風俗へ行かせるのは当たり前、そんなことをやってきました。

これから俺が行くのは、地獄です。神様が何も言わなくても、自分でも地獄へ行くつもりでいるんで、大丈夫です。

それで、今までやってきたことが許されるのなら、それに越したことはありません。それで、神様、こいつは俺と違って、悪いことは一切していません。

俺は、最後には自分が死ぬときにこいつとだけは離れたくないと、自分の手で絞殺しました。

自分の病気は、もちろん知っていたし、その為にいつまで持つのかも聞いていました。だから、その前にこいつを殺して、冷蔵庫に入れておいたんです。

ここまで来る途中で、こいつが目を覚ましまして、どうしたものかと思っていたら、神様を見つけたので、こいつのことをお願いしたくて、立ち寄りました。

こんなことしたらいけないとは思ったんですけど、生き返ったので、まさか地獄へ連れて行くことは出来ません。

神様、一生のお願いです、こいつを天国に連れて行ってやってください。でも、俺の一生は終わったんですけどね。

いいでしょう。私は今ちょうど天へ帰るところで、たまには途中で休んでみようと座っていたところです。私が、そのバックの中身を天国に持って行けばよいだけの事なら、容易い御用です。

 

地獄へ行く者と神

神様、ありがとうございます。俺は、病気を知ってから、神様を知りました。神様は、俺が誰だかは、分かっていらっしゃるのでしょうか。

当然、知っています。随分と遅くなってから、やって来られた。でも、最後まで、掟を知っても、あなたの性格上、掟を始めるのを、読むだけで行為は先延ばしにしましたね。

俺は、自分が大事だったから、いや、この大事というのは、肉体がある時に思う悪さでの意味ですが、それが楽だったんです。というか、俺くらい臆病者の悪ガキ育ちが、俺は変わった、人のために生きる、動物は殺さない。こんなこと周りに言えません。

確かに、あなたの言う通りではあるけれど、私は、何度もチャンスを与えた、無理だと私がわかった時に、ようやく掟を始められた。でもね、それでも始められただけよかった。無理だからと私の話から、逃げることが無く、最後には、ほんの少しだけれど始められた。

ある意味、裏返してみれば、あなたが決めてきた時間が、もう少し長ければ、きっと掟の全てを成し遂げられて、天国へ向かう事になっていた。

ここで、あなたに一つ質問があります、あなたは、どうして何度も他者のためになるチャンスを与えたのに、掟を知りながらも、自分本位で、他者のために全てを投げ出さなかったのでしょう。

神様、さっきから俺なんて言って申し訳ありません。でも、これの方が、今は良いのかなと思って使っている言葉です。

神様がチャンスを与えて下さっていると知ったのは、多分、俺には最後の方だと思います。そこで、人助けをしたくても、悪い連れと一緒だったりして、自分で行動が出来なかった。情けないですね。

本当なら多分ですが、連れが一緒にいる場面であったからこそ、その目の前で困っている人に、声をかけなければならず、その行為は、一人の時に行う行為よりも、数倍良いことになっていたのではと思います。

神様は、その為に、俺に、あの場面をくれたのですよね。

 

俺という者へ

なるほど、やはり私が、大木の神から託された人ですね。すべてを理解されている。その通りと言いましょう。

今までの行いを、簡単に言えば、早く前に進めるために、悪い連れと言われる人も巻き込んで、あなたを天国に連れて行きたかった。

でも、私は、大木の神から私に託された全ての人を天国に連れて行くと決めています。だから、あなたも天国に連れて行く。

神様、私は掟もわずかにしか行っていません。ましてや、人殺しよりも悪い、極悪人です。金を貸しては、取り立てに風俗に売り飛ばす。爪すら剥がしたりもして来たんです。

私は、地獄へ行きます。そして、来世で、天国を目指し、如何なる環境であっても、それが、神様の言われる、学、真理、道理、これを忘れないように、よく考えて、来世は何とか生まれ変わって、天国へ行きます。

こう思えるのも、死んで始めて、死ぬために生まれてきた、生まれてきた限り死ぬのなら、一人でも多く人のために生きる。それが他者のために、生まれてきて、他者のために生きて、他者への行為で、神になるための学を享受して、天国へ行くことだと、分かったんです。

もちろん、私は、今、あなたが目指している裁判官の前から、左の地獄へ行くこと、これは当然のことであり、それを、私の力で、捻じ曲げることもできないのです。だから、今回は天国へは連れていけない。但し、来世を終えれば、天国へ来ると確信しています。

間違っても、来世で、あなたの前に神の化身として現れることも無ければ、他の神の化身も現れません。それは、今生で私に託された全ての者にも言えることです。それだけは、忘れないように。

 

地獄で救われる日

あなたには、苦しい、今までの生よりも、遥かに苦しい、来世を迎えることでしょう。

でも、その前に、地獄がどのようなものか、私の前での笑顔など、思い出せない千年間が、まずは、あなたには待っています。でも、そこから出て、来世をしっかりと、他者のために生きてください。

神様、地獄は、どれほど苦しいのでしょうか。来世では、今までの生のように、たまに良い思いをしたり、旅行したり、笑えたり、苦しくても何か助けというか、救われる日が持てることもありましたが、それもないのでしょうね。

地獄には、救われる日が一瞬でもあるのでしょうか。

もちろん、それがあるから、苦しみを苦しいと知ることが出来るのです。もし、地獄が、苦しみだけであれば、それに慣れてしまうでしょう。

神様、少し楽になりました。ありがとうございます。

でも、勘違いしてはならない、苦しみという言葉は、今まであなたが生きてきた世界のイメージではない。

また、同じように救われる日とは言っても、今の考えのようなものは無い、これから行くのですから、そこで真実を見なさい。今、ここで私が話しても、畏㩴となるだけでしょう。

先のことは、先に任せることです。どうしてもと言うのなら、あなたが行った行為に例えて言いましょう。爪を毎日一枚ずつ剥ぎ取られ、五日立ったときに、爪が剥ぎ取られない日が起きた。このようなものと思えばよいでしょう。一瞬は幸せでしょう。

しかし、翌日からは、また、毎日、残りの爪を一枚ずつ剥ぎ取られる、その苦痛を知ることになる。

このことは、あなたのようなことをした者でなくても、地獄へ行くもの全てが、このような感じなので、地獄の中で差をつけることが無いのが、地獄という事です。

 

地獄で舌を抜かれる

最後に、舌も当然抜き取られるので、人肉を食べるにも不便でなりません、これ、地獄へ行く者すべて、この舌だけは全員同じです。

舌を切るのは、多少痛くても、我慢できるでしょう。でも、抜き取る時のその苦痛は、計り知れないけれど、仕方ありません。

さて、私は天に戻ります。あなたは早く裁判官の前へ行きなさい。

神様、最後に一つだけ、どうして、私のお渡したバックの中身のことを、お聞きになられないのですか。

それは、この中身は、あなたが私を知ってから、愛することの幸せを教えてくれて、あなたの日々の苦しみに、笑顔で答えてくれたものでしょう。

だから、あなたも愛を知り、他者のために生きたくて、それが出来ない自分と戦ったのでしょう。でも、その愛するものの首を絞めて殺した。愛されていたものも、それでよかったと思っている。

 

 

神の七つの掟

■ 騙さない、悲しませない、心を傷つけない

■ 親切にできる時を逃さない
勇気で言葉を「私に何か助けさせて下さい」

■ 動物を食べない

■ 罪を犯さない

■ 恩と責任・恩に報いる

■ 我慢

■ 奉仕と施し

神の化身より:神の七つの掟だけを行い、聢と、あなたが天国を選択し天国に行くのです。お金や宗教など天国にはなく、それらは甲斐無いのが天国なのです。

七つの掟は、どれをとっても難しいことではないはずです。但し、困難です。困難でなければ過去世までの「償」の輪廻転生はないわけです。

(神の化身の代筆者です。代筆者とは神の化身が私たちのいずれかに降りて来られて書いている者です。相談があれば相談フォームよりご連絡お願い申し上げます)

私は同じ話、同じことを何百回も言います。

神の化身