第二百二十六章:虫とランナー

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虫とランナー

 

神とランナー

私は、ひたすら走るランナーを見ていた。

彼女はオリンピック強化選手には一応ランキングされてはいるが、非常に難しいところにいた。彼女との出会いは練習中だった。私は、さすがオリンピック出場の可能性がある人だと思いながら、まるで短距離選手のような早さに、驚いていると。

彼女が突然立ち止まり、二メートルほど下を見ながら歩いた。

そこで彼女は、蟻のような虫を見つけてしばらく虫を見つめていた。彼女は虫を手に取り、生きているのか死んでいるのか、分からいでいたので、私は虫の中に入り、彼女に聞いてみた。

私のような小さな虫のために、走るのをやめて、手のひらに乗せてくれたのか。

死んでいたら、謝って近くのお花畑まで連れていき、埋めてあげようと思ったからです。

でも、あなたはランナーだから下を向いて走ることは無いのではないか、彼女は練習の時には、十メートル先と真下の両方を見て走ります、そのため、虫さんが見えた瞬間には、足を止めることは難しく、踏んでしまったのです。

痛かったろうなと思うと、やりきれない気持ちになります。

虫とランナー

では聞きたい、あなたは私のような小さな虫の魂には、今のやさしさを持つけれど、あなたは牛の肉や豚の肉や、魚や貝などは食べているのでしょう。

彼女は、私はヴィーガンなので、動物性のものは一切食べません。

そうなのですか、虫としては凄く嬉しい、でも、それはいつから。

一年ほど前からです。インターネットで偶然見つけたのを読んで、理解できたからです。

長い道を走り切るのには大変な我慢が必要でしょう。動物性のものを食べないという「我慢」もそこから来たのでしょうか。

私はそうではないと思います。本当に殺されていく動物が、かわいそうだからです。

罪のない者を罰することは、確かに問題です。しかし、それ以上に、殺すことは他人に任せて、殺される動物の気持ちなども考えずに、食卓に並べて食べるものの方が、残酷で無慈悲な人間だと思います。

なるほど、あなたのお話には確かに間違いは無いと思います。

まってくださいお聞きしてもよろしいですか、ふと気が付いたことがあります。あなたは、どうして言葉が話せるのですか、それは亨運(ある意味においてのめぐりあわせ)だからだよ。

侃侃(信念を曲げないが、それを自分の中だけに入れ、人に強制しない)だから、私が常に努力をしているのは、いつも許す心を持つことにだけは、やはり努力無くしては難しいです。

天使と許す

あなたは、神を信じていますか。神はすべての人に、柘黄(天使や貴族が着る服)に憧れてはいけないということを伝えている。それは、別のものも全て欲望に負けてはいけないと説いている。

でも、人々は今も欲望を捨てられないものが殆どで、賢明愚昧のごとく、賢いものと、愚かな者、また、どちらも持つ者の集まりだが、ここで言う賢いとは下記のことができたものだ。

■ 騙さない、悲しませない、心を傷つけない

■ 親切にできるチャンスを逃さない【言葉を発する】

■ 動物を食べない(魚や貝類も動物です)

■ 罪を犯さない

■ 恩と責任(恩に報いる)

■ 我慢

■ 奉仕と施し

さて、あなたはできているかい。

間髪開けず彼女は答えた。はい、できています。そして今も継続しています。このことを、神の七つの掟と言います。

それは、これからもあなたならできると私は思います。辛苦遭逢のように襲い掛かる辛く悲しいことが、あなたを苦しめようとも、私の話などいらない、出来ているのだから。

それでは、私は踏みつけられて、一瞬は心臓が止まった、ここで私の生涯は終わっているはずだったから、あなたが手に取り温めてくれたおかげで、心臓が動き出し生き返った。普通の人なら踏んづけたら、靴が汚れるからと靴で踏みつぶしコンクリートの上で何度も何度も私の体がなくなるまで擦り続ける。

私は、あなたに受けた恩に報いなければならない。何が良いかな。

生きかえった虫

いや、その前に私があなたを踏みつけたので、私が今日の話に恩を感じています。

気にすることは無い、もともとあなたは私達小さな虫を踏まないように、大切な練習なのに、いつも気に留めてくれていた、今回の事は単なる事故です。気にしないで何でも言いなさい。受けた恩に報いなければ、あなたの言う七つの掟に背くことになるのではないかな。

では、私はこの三年間、毎年行われる〇○○という大会で、いつも十七位です。今年の大会では十八位までに入らなければ、オリンピックの出場権をかけた、その次の大会には出場ができません。一つだけ上がれば十分です

わかった。その代りあなたには言わずもがなだが、練習を頑張って下さい。

そして、彼女は、虫さんを道のわきにある安全な場所に移して、さようなら、と言って走り出した。

それから、数か月後に大会が始まった。彼女は最初からいい位置につけて、走っていた。

そして、ゴールした。順位は十八位だった。彼女は虫さんの報いのことにあくまでもあれは夢で、そんな虫さんと話ができる事なんかないからと思っていた。

走り終えて、長椅子に座って疲れで下を向いた時に、虫がいた。あの時の虫さんですか。と話しかけてみた。

虫は、遠くて他の人に聞こえてしまうので、悪いけど、また、手に乗せてほしいんだ。彼女は喜んで、手のひらに乗せた。

十八位になったでしょ。これで報いができてよかった。

彼女は、あの、私はいつも十七位だから、一つ上げてほしいと言いましたが、でも、十八位でよかったです。選考大会には出られますから。

虫は、ごめんなさい。一つ順位を上げたいと言われたので、数を数えるように、一位、二位、と順番に数えたので、一つ上とは十七位なら、一つ上は十八位だと思って。

マラソン大会

彼女は笑いこけてしまった。虫さん、それは虫さんの言うことが正しいんですよ。

虫さんとは、また今日でお別れなんでしょ。でも、次のオリンピック選考大会には、必ず見に来てくださいね。虫さんありがとう。

そして虫さんと彼女は分かれた。

虫が誰であるかはどうでもよくて、彼女には何もしていない。彼女の実力で掴み取った。オリンピック出場選考大会であり、正直、ひやひやして見ていた。

余程、力を使おうかとも考えなかったわけではないが、彼女の人生を変えることは私にはできないので、順位を押し上げることは行ってはいけない、というか、全く何もしていない。

人は、彼女のように清浄無垢という言葉に隠された、相手が悪くても自己が悪くても「ありがとう」と全く裏の考えもなく、言える清らかな心を待つことを、虫も願っています。

そうです、あなたにです。

いつも大きな心で受け入れ、人の間違いを探しても、それを許せる人にならなくてはならない。走りなさい。

受け入れられないほど、あなたは人に優しく恩には報い、同じ命を持つ動物を食べたりしているのではないしょうか。

あなたの時間を無駄にしないのなら、神の七つの掟を守ってみてはいかがでしょう。

 

 

私は同じ話、同じことを何百回も言います。

神の化身より

神より
「我が子よ、最新の数百章のページの一番新しい章から読めば、最初のページから三ページ以上づつ読みなさい。そうするといつか近づく日が来る。私が今回あなたたちにのみ降ろした神の化身はいつもあなたたちの事を考えている、それを忘れてはならない。大木の神より」

(神の化身の代筆者です。代筆者とは神の化身の言葉を皆様に解るように変換して書くものです。誤字脱字があれば、是非、相談フォームよりご連絡お願い申し上げます)

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