エンジェルとサタン:第四百七十四章

輪廻転生-神←だけは必ずお読み頂ければ幸です。後は最新の章から読まれていき、第一章にたどり着かれれば、望みを叶え完全にあなたを救って見せます。

 

エンジェルとサタン

 

エンジェルとサタン

二人の若者が草原の中にいるという、動物を摑まえるために狩りに出掛け、草原の中で、二人して小声で、歌を口ずさみ歩いた。

そんな二人には、一匹も動物を見つけることができず、日が暮れかけはじめたので、このまま暗くなれば、逆に肉食動物に狙われるため、二人は肩を落としながら、しかしこれからの人生の話に逸楽し、来た道を戻っていた。

その二人の目の前に、横たわっている動物を見つけた。最初は何なのかよくわからない二人だったが、ゆっくりと近づいてみると、トラの赤子であり、二匹いることに気付いた。

二人は、まだ小さいので捕まえて食べることなど想像することなく、かなり弱っている様子なので、話し合って一匹ずつ、家に持ち帰り元気になるまで育てることにした。

二人は別々の家に連れ帰り、二人ともに畑仕事のためと乳をとるための牛を飼っていたので、牛の乳を飲ませて、元気になれば、草原に連れて行き放すか、食べ物を与えて当分育てるか、申しあわせたわけでも無いのに、二人ともに同じことを考えていた。

 

トラ

二人の名前は、エンジェルとサタンと言った。二人とも心が優しく思いやりがあり、村でもとても評判が良かった。

エンジェルは、ミルクを与えているうちに、トラの赤子が可愛くなり、自分の家で飼うことを決めた。

サタンも、エンジェルと同じく、その愛らしさに手放したくは無いと思い、飼うことにした。

二人は、トラの子に与える餌の事で相談し合い、エンジェルは最初、トラはやはり肉食なのだから、肉を食べさせるしかないだろうと言った。

それに対して、サタンは、肉を食べさせれば、肉の味を覚え、いつか飼い主の僕たちが、食べられるかもしれないと話した。

二人の話は、最後に、野菜と果物だけと言う事で一致はしたが、その料理をどのようなものにするのかで、二人の間には大きな溝が出来てしまった。

 

虎の餌

サタンは、野菜と果物の中から、トラの子が好むものを一生懸命に探して、トラの子に食べさせていた。

エンジェルは、サタンとは違い、野菜と果物から、トラが好きなはずの、肉もどきの味の料理を作り、食べ与えて育てた。

一度できた大きな溝は、決して埋まることは無く、それどころかサタンは、エンジェルはトラに食われて死ねばいいとまで考えることもあった。

エンジェルは、サタンと昔のような仲の良いころに戻りたいと願っていたが、サタンがエンジェルからの手紙にも、返すことは無かった。

共に飼っている、トラの子は大きく育ち、エンジェルの子はエンジェルに、サタンの子はサタンに、親子のようになついていた。

 

トラに食われる

ある日の事、大雨が続き、村の川が氾濫し、家畜たちは皆流されるという、大きな被害が出た。

サタンもエンジェルも、家の中で飼っていたトラの子は助けられたが、家畜の牛は流されていなくなった。

数日は、餌になる食料すら取りに行くことが出来ないまま過ごした。保存していた餌を少しずつ与えたが、当然のことながら、トラの子はお腹が空いて、我慢が出来なくなり、エンジェルの子は、エンジェルを食べた。

サタンの子も、同じようにお腹が空いたが、サタンを食べることは無かった。そして、五日が過ぎた頃、サタンは餌を見つけることが出来て、トラの子に持ち帰り、与えることが出来た。

サタンは、一か月が過ぎた頃、村人からエンジェルが飼っていたトラに食われて死んだことを聞くことになった。

サタンは、その瞬間に勝ち誇った。エンジェルに対して、俺の言うことを聞かず、野菜を肉の味がするようにして、与えたから、食われたんだ。と口にした。

サタンは、その日を境に、良い人と村人たちから慕われていた人間から、俺の言うことを聞かない者は、皆、地獄へ落ちることになると、考え、自分のことを独尊のように思うほどになった。

ただ、あれだけ中の良かった親友のエンジェルが、自分の言うことを聞かず、虎の餌となって死んだという、ある意味において、餌の作り方たった一つの事、それが始まりで人格が完全に変わってしまった。

 

肉体と魂

あなた方に言っておく、ほんの些細なことで人は変わってしまうと言う事を、どれだけ優しく思いやりのある人間であっても、その反対側にいる、肉体に負けて、悪念の顔をして悖る者となることを。

だからこそ、常に遜り、道を歩き、他者を何があったとしても憎むことなく、生きて最期を迎えるのです。

ほんの小さな眇眇でも、恨み憎しみ毛嫌いなどを心にもってはならない。その小さなものを持った時から、肉体に負けて、己を誇示する愚か者となり、左を選ぶことになる。

人間は、肉体が魂を常に思うままに操ろうとしている。だから、悪い思いを少しでも、持った瞬間に、肉体の思うようにされてしまう。

負けないためには、ただ阿呆となって、道を歩くのです。

あなた方も、エンジェルも、サタンも、罪の償いを終わらせ、大木の神にハグされるために、この世に生まれ変わってきたのです。

 

神の七つの掟

■ 騙さない、悲しませない、心を傷つけない

■ 親切にできる時を逃さない
勇気で言葉を「私に何か助けさせて下さい」

■ 動物を食べない

■ 罪を犯さない

■ 恩と責任・恩に報いる

■ 我慢

■ 奉仕と施し

神の化身より:神の七つの掟だけを行い、聢と、あなたが天国を選択し天国に行くのです。お金や宗教など天国にはなく、それらは甲斐無いのが天国なのです。

七つの掟は、どれをとっても難しいことではないはずです。但し、困難です。困難でなければ過去世までの「償い」の輪廻転生はないわけです。

(神の化身の代筆者です。代筆者とは神の化身が私たちのいずれかに降りて来られて書いている者です。相談があれば相談フォームよりご連絡お願い申し上げます)

私は同じ話、同じことを何百回も言います。

神の化身