神を想像しない:第六百八十三章

輪廻転生-神←だけは必ずお読み頂ければ幸です。後は最新の章から読まれていき、第一章にたどり着かれれば、望みを叶え完全にあなたを救って見せます。

 

神を想像しない

 

神と牛

ほそぼそと暮す糊口でよいと決めた男は、固定観念を捨て去ることこそが、神を知るための一番の方法と考えた。

いつまでも神を知りたがり、神と出会わないのは、どこかで聞いた話を知らぬ間に信じ、その固定観念にとらわれるが故に、神と出会うことが無い。

大きな岩の上に座り、男は神とは何かを考えることを止めよう、神よりも、いま目の前に現れる人々の気持ちを考え、人々の有用になって生きて行こうと決めた。その時、男が座る岩の前に一頭の牛が現れ、男をずっと見ていた。

男は、その牛に話しかけた。どうだい、私の家へ来るかい。牛は頷いた。男は牛を伴い、家に帰り、すぐに牛小屋を三日かけて作った。

牛小屋には、扉も無く、牛はいつでも小屋から出てどこへでも行けた。男が牛小屋を作ったのは、雨風が凌げるだろうという思いだけであり、牛から乳を得ることも考えてはいなかった。

 

牛と小屋

牛は、その小屋で数日間過ごすと、出て行ってしまった。男は、牛が恋しくなっていたが、仕方ないことだろうと諦めた。

牛がいなくなって、一月余りたったころ、牛が戻ってきた。それも、もう一頭の牛を連れてきた。

男は、二頭では小屋が狭いだろうと、また、三日をかけて牛小屋を大きくした。それから、半年が過ぎた頃、子牛が生まれた。

男は飛び上がるほどに喜んだ。男は、親牛二頭には名前を付けていたので、親牛に話して、子牛の名前を付けさせてもらった。

それから十年がたつ頃、男が最初に出会った母牛が、天寿を全うしようという日が近づいた事を男は見ていてわかった。

 

神

男は、横になっている母牛の横に寄り添うようにして座り、イサと名付けた母牛に、出会ってから十年間、ずっと聞いてみたかっことを、最後に聞くことにした。

イサは、岩の前で私が神が何ものかを考えるのを止めたと誓った時に、私の前に現れたのは偶然だったのか、最後に教えて欲しいと話した。

イサは、お前が私のことを考えるのを止めたこと、糊口と暮らすことを選んだこと、そして人々のために有用になる道を選んだので、その道から外れることが無いように、友達がいないお前のせめてもの、友達になってやろうと私は、お前の前に現れた。と言った。

男は驚くことも無く、すれば、あなたは神様ということでしょうか。男は、嬉しくて仕方がなかった。イサは、神が何かが分かったかと男に聞いた。男は、さっぱりわかりませんでしたと答えた。

イサは、それが神というものなのだ、だから、お前が岩の上で私のことを想像することを止めたので、お前は神を知った。

イサは、男に言った。お前ももうすぐ天へと向かう、そして神となり、神を知ることになる。その日を楽しみに、人々や残された牛は神ではないが、大切に面倒を見て、皆に有用な者であり続けることを、最後に言っておこう。

すれば、お前は神となり、私の元へ遣ってくる。イサは、それからは何も話すことなく、この世を去った。

男は、イサのために墓を建てた。男は、墓の上に小屋を三日かけて作った。

 

神となる

あなた方にも、関頭の時が来る。その岐路に立った時に、神を想像する無益なことを止められるかどうかは、人間である間には重要なこととなる。

あなた方は、時に神を知ろうとし、聖典や説法を鵜呑みにする者も多くいるが、その中で知るべき神の真は、他者のために生きることのみで在り、それ以外のことは人間が作り上げた、御伽噺である。

但し、その聖典や説法の中に、真理を見つけることが出来たのであれば、聖典や説法に感謝することを忘れてはならない。

この世で未熟な者は、他者を傷つけ、更に未熟な者は、尖った言葉を発し、更に未熟な者は、神を知ったかぶりする。

この世で道理を知る者は、愚弄されても、愚弄する相手を助け、更に道理を知る者は、自らを知り、更に道理を知る者は、怒りを瞑する。

恬淡とは執着や欲というものを無くすという意味を持ち、人間である限りそのように生きなければならないが、その為の、捷径という近道はない。

あるものと言えば、今日を限りに無くすと誓い、今から無くすことが、最善の方法で在り、それ以外の方法も、残念だがない。

イサの最後の言葉を、あなた方に聞かせたのは、あなた方も同じ神となるための者達であり、それ故に、イサの最後の言葉、人々に有用に、他者に有用という、他者のために生きることを、慫慂する。

男は、子牛が老牛となるころ、牛小屋でこの世を去った。あなた方も、この男のように生きて、早く天国へ来て欲しい。

 

 

神の七つの掟

■ 騙さない、悲しませない、心を傷つけない

■ 親切にできる時を逃さない
勇気で言葉を「私に何か助けさせて下さい」

■ 動物を食べない

■ 罪を犯さない

■ 恩と責任・恩に報いる

■ 我慢

■ 奉仕と施し

神の言葉:これだけを行為として行えば、あなたはあなた自身で天国を選択し天国に行くのです。お金や物や宗教など必要ないのです、天国ではそんなものは無意味なのですから。

七つの掟は、どれをとっても難しいことではないはずです。但し、困難です。困難でなければ過去世までの「償」の輪廻転生はないわけです。

 

私は同じ話、同じことを何百回も言います。

神の化身

神より「我が子よ、最新の章から読むのも、第一章から読むのも、どの章から読んでもかまいませんが、必ず、全ての章を読むことが、今のあなたを、これからの、あなたを必ず完全に救います。それが約束です。私が今回あなたたちにのみ降ろした神の化身はいつもあなたたちの事を考えている、それを忘れてはならない。大木の神より」

(神の化身の代筆者です。代筆者とは神の化身が私たちのいずれかに降りて来られて書いている者です。誤字脱字があれば、是非、相談フォームよりご連絡お願い申し上げます)

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