生きとし生けるもの:第二百六十二章

輪廻転生-神←だけは必ずお読み頂ければ幸です。後は最新の章から読まれていき、第一章にたどり着かれれば、望みを叶え完全にあなたを救って見せます。

 

生きとし生けるもの

 

ウサギと神

あなたに、生きとし生けるものから学べる話をしてみたいと思います。そこで、あるウサギの生涯を話して、そこから学んで頂ければと思い、今日はある男とウサギとの出会いから別れに触れてみます。

アニマルショーという、小動物たちが北から南までトラックに乗せられて運ばれ、ショーでは、無邪気な子供たちに、体を叩かれたり撫でられたりしながら、生涯を過ごす。

そこでは、何らかの理由でショーに出せないようになると、格安で販売されたり、売れない場合には、肉食動物のエサになるか、そこで働いている皆さんの食事になるか、いずれにしても、生かせておくことは無い、それは、ショーで稼ぐことが出来ない動物を養ってエサを与えている余裕などないからなのです。

そんな時、二匹のウサギが、病気にかかり動けない状態となり、動物の飼育担当者が、狼のエサにすることを決めた。

ちょうどその時、一人の男が、その種のウサギは珍しく、里親募集サイトにも出てこないので、かといって普通に購入すれば、その男の収入では買えないため、ラビットショーを開催していた、動物輸入業者に、いらなくなったその種のウサギはいませんかと、電話をかけてみた。

そこで、話はとんとん拍子に進み、無料で頂けることになった。但し、二匹まとめての条件が付いたので、一匹でもエサ代がと考えると、二匹はきついと考えたけれど、このウサギを一度見に行くということで、早速この男は翌日に二時間以上の時間をかけて見に行った。

 

劣悪な環境のウサギ

背中を丸めて、下を向いたまま震えているのが、この男にはわかった。男は、その場で二匹をもらい受けることとなった。

帰りは、二人を抱えているので大変だったが、男の顔は微笑んでいた。離れたくないと、劣悪な環境の小さな小屋の中で、寄り添っていた二人を、引き離すことも無く連れて帰れることに、心から喜んでいた。

家に着くと、早速二人のためのケージを購入にペットショップへ走り、その日のうちに、二人の家が完成した。

ケージを二つも購入したので、男は、その月の生活費をオーバーしていたが、そんなことよりも、嬉しかった。

二匹が家に来たときは、劣悪な環境で育てられていたため、人間のことを恐れていた。撫でようとしても、恐怖で撫でることもできないほど、震えていた。

男は、毎日、ウサギのおやつを買ってきては、手渡しをしようとしたが、怖がって隅っこから出ては来ない。

それでも男は、おやつにと毎日新鮮なレタスやパセリなどを買ってきて、ケージの中に入れて上げていた。

朝になると、ケージに入れたおやつの生野菜は、全てなかった。この日が来るまでに、半月以上の時間を費やしていた。

 

ウサギとケージ

男は思った、きっと自由というものが与えられず、ラビットショーに駆り出されて、いつも苦しい思いをしてきたんだろう、そして男は二匹が、狭い家だけれど、自由にケージから出て遊べるように、仕事に出かける日も、扉を外していた。

男が仕事から帰ってくると、数か所でおしっこをしているのを、毎日のように見ていた。このまま、おしっこをさせておいては、共同生活が成り立たないので、どちらのほうが、おしっこをする確率が高いのかを見るために、日ごとにケージの扉を開けるのを決めて、見てみることにした。

すると女の子のほうは、半分以上はケージでも、外でのお漏らしがあることがわかった。男の子は必ずケージの中のトイレで行っている。

二匹のウサギは、数か月という時間を経て、ようやく男の家に慣れ、男の手から食べ物を食べたり、男が寝転んでいると、男の体の上を平気で歩いたりできるようになった。

そして、二匹も恐怖からようやく脱したのでしょう。交尾をして子供が生まれました。

赤ちゃん七匹を、一匹も死なさないで、二か月育てることが出来、その時に、里子に出すことにして、七匹のうち、六匹と、子供と一緒にどうしても親の男の子が欲しいと言われ、男の子の幸福を考え里子に出しました。

 

ウサギとウサギの赤ちゃん

ママさんウサギの名前は、シルキーと言います。シルキーが寂しがるといけないからと、残した一匹の赤ちゃんは、名前がチョコちゃん。女の子です。

男は、いつの間にかシルキーが外でのお漏らしをすることが完ぺきになくなり、それと同時に、シルキーと会話ができるようになりました。

或る日のこと、シルキーが男に、狼に食べられるところを助けていただいたことを、感謝していますと、話した。

男は、滅相もない、たまたまだけれど、シルキーと僕がこのようになり、互いに助け合うことを、決めて生まれてきたんだと思う。

だから、僕にとって、シルキーがいない人生は考えられないよ、シルキーはどう思うと、男は聞きました。

ウサギのシルキーは、本当に怖かった、辛かった、私は生まれてきたことを心の底から恨んだ。でも、あなたに会えて、こんな自由が与えられて、おいしいものをいつも買ってきてくれて、とシルキーは男に話した。

男は、シルキーの話を聞いた後、シルキーそれはお互い様だよ。僕にとってみれば、あの劣悪な環境から、助け出すことを、神様がチャンスとして与えてくださったと思っているんだ。

だから、シルキーが僕にお礼を言うのではなく、僕がシルキーにお礼を言う事なんだよ。これから、二人とチョコちゃん、仲良し家族で、シルキーと僕とは、いつの日かこの世を去り、二人で天国に行こう。

男と、このウサギとは、それからも仲良く暮らしていた。狼に食べられる瞬間に救えたことは、二人にとって本当に良かったことだろう。

 

ウサギさん

ウサギと男が会話が出来ていたというのは、あくまでも男が何となく感じたことであって、実際に口を開いて会話をしていたわけではないが、通じ合っていた。

シルキーは、男の願った約束とは違い、先に亡くなってしまった。でも、天国へ行き、男が寝ているときに、夢に現れて、天国の話をしたらしい。

勿論この男は、神の七つの掟を守っている、しかし、これをきっかけにもっと神の七つの掟のために生きようと、頑張ることを天に向かって泣きながら叫んでいた。

今回は、ウサギと人間の出会いではあるが、この世には、会うことが絶対にありえない者同士が、輪廻転生時に罪の償いの為に必要と決めてきて、出会うことがある。

いずれにしても、どちらかが窮地に陥っているときに、大木の神は、神の化身を使わせて、その者たちを、引き合わせる。

これが、前世からの繋がりかどうかなどについては、また、いつか話しましょう。繋がりなどはどうでもよいが、今生で、神の七つの掟を守ることとは深く関係している。

だから、今一度、今日の話の中身よりも、神の七つの掟を行いなさい。必ず、そこに間然する所が無い。

 

 

神の七つの掟

■ 騙さない、悲しませない、心を傷つけない

■ 親切にできる時を逃さない
勇気で言葉を「私に何か助けさせて下さい」

■ 動物を食べない

■ 罪を犯さない

■ 恩と責任・恩に報いる

■ 我慢

■ 奉仕と施し

神の化身より:神の七つの掟だけを行い、聢と、あなたが天国を選択し天国に行くのです。お金や宗教など天国にはなく、それらは甲斐無いのが天国なのです。

七つの掟は、どれをとっても難しいことではないはずです。但し、困難です。困難でなければ過去世までの「償」の輪廻転生はないわけです。

(神の化身の代筆者です。代筆者とは神の化身が私たちのいずれかに降りて来られて書いている者です。相談があれば相談フォームよりご連絡お願い申し上げます)

私は同じ話、同じことを何百回も言います。

神の化身