年寄りと青年:第三百七十九章

輪廻転生-神←だけは必ずお読み頂ければ幸です。後は最新の章から読まれていき、第一章にたどり着かれれば、望みを叶え完全にあなたを救って見せます。

 

年寄と青年

 

おじいさんと青年

今回は相談フォームより下記のお手紙を頂きました。
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私は83歳になりますが、いたって元気です。また、精密機器を作る会社に勤めていたこともあり、パソコンも自作の物を使っています。ここに来てからは学ぶことも多く年寄りだからと人様の世話になってはいられず、困っている人を助けられる限り頑張って生きています。ただ一つ確認しておきたいことがあり神様にお会いして直接お聞きしたいので、生ビールは何杯でもご馳走しますので、私の所へ来ていただけないでしょうか。
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お手紙ありがとう。

なので、生があるなら会いに行くことにしました。もちろん理由はそれだけではないですけどね。

 

青年

さて、いつも通りで、どんな感じで声をかけようか考え、同じ年くらいの女性にするか、男性にするか、待てよ、青年の方が面白いかもしれない。ということで、今回は二十代後半の青年になって、声をかけることにしました。

おじいさん何かお手伝いしましょうか。街を歩く彼に声をかけると、大丈夫だけれど、今居酒屋に行って神様と話をしようと思っていたところで、でも一人でお店に入るのはいつも恥ずかしくて、良かったら付き合ってくれないか、何でもご馳走するから。

ヤッター、生が飲める。いいですよ喜んでお付き合いします。お店に入って彼が注文する前に、生二つ、と言ってしまった。

いつものように一気で飲んで、生一つ、と注文をした。そして、彼の話を聞かなければと思って、おじいさんは生が好きなんですか、と聞いてみた。

いや、どちらかと言うと日本酒だね。生ビールは神様が好きなので、こうして居酒屋に来て一人で生ビールを飲んでいたら、何時か神様が降りて来るんじゃないかと思って、待っているんだよ。

 

神様と生ビール

さっきも聞きましたが、どうして神様が生ビールが好きで、おじいさんに会いに来ると思われているのでしょうか。

それはね、生ビールが好きな神様にメールを出して、生ビールを何杯でもご馳走しますので、私の悩みごとを聞いて欲しいとお願いをしたからだよ。

神様とメールが出来るんですか、それにどうして神様が生ビールが好きだと知っているのですか。

それは、そのように書いてあったからだよ。まぁいいや、今日も現れないと思うから、諦めて飲むことにしよう。

そうなんですか、じゃ、僕が神様だとしたら、おじいさんの悩み事を話してくれますか、もしかしたらよい答えが出てくるかもしれませんよ。

いや、神様は君のような若者ではないよ。それは私にはわかるんだ、だから、私の悩み事を君に話しても、答えは出て来ないよ。気にしないで、飲んでくださいよ。

生一つ、気にしないで飲んじゃいますので、すみません。おじいさん、じゃ、その悩みごとをすべて話さなくても、少しだけ話して頂けませんか。ご馳走になるかわりに、少しは役立つことを言えると思うのですが。

 

遺産

私が死んでからの、私の遺産の事なので、これ以上は話せないんだよ。いいですよ、それだけで、おじいさんの悩みが分かりました。

面白いことを言うね君は、それだけで全てが分かったようなことを言っているけれど、それでは当たっているかどうか、話してみておくれよ。

こういうことだと思うんですよ。おじいさんは亡くなった後に、子供たちに遺産を配分するうえで、配分するのは遺産の半分だけで、残りの半分は発展途上国の恵まれない人たちへ寄付をしたい。こういうことですよね。

おじいさんは黙って頷いた。そして、おじいさんは生きている間に、そのことを子供たちへ伝えるべきか、遺言書を用意しておいて、そこに内訳を記載しておくだけにしようか、悩んでいる。正解じゃないでしょうか。

驚いた君はすごい頭がいいんだね、では聞きたいんだけれど、子供たちに先に伝えておくべきか、遺言書に残すことで、生前には伝えないでもよいのか、どちらが良いと思う。

生一つ、どちらでもよいと思いますよ。生前に伝えれば揉めるでしょう、そこを避けるなら、遺言書に書いておいて、生前には何も話さないというのもありでしょう。

 

寄付

但し、一つ大きな間違いを起こそうとされている。それは、死んだら財産の半分を寄付するというのは、善人な振りをして周りを眩惑させ、悲壮がって名を売る者になりたいだけでしょう。

本当の善とは、死んで残す物は無く、生きてある物は配り、己質素を楽しむことが出来てこそ、何よりでしょう。

だから、寄付は明日にでも行う事です。死んだら残り物を配ることになり、残り物を配られる者達の尊厳を欠くこととなります。

また、子供たちに遺産を残すことは、子供たちにとって良いことではありません。貧しくても質素に暮らし、今のおじいさんの考え方を、子供たちにも引き継いで差し上げたいのなら、遺産は残さないことです。

若者よ、なんだか君が神様のように思えて来たよ。でも、違うけどね。君の今の話には、実に驚きを覚えた、私は、これから帰って遺産を調べ、数日以内に寄付できるようにすすめてみることにする。

それはよかった、おじいさんが神様に出会えることを願って、生二つ、君はよく飲むね、でもトイレにはいかないんだね。普通ビールを飲みすぎるとトイレに行くものだが、たいしたもんだ。

 

奉仕と芳志

笑うしかないので、笑顔をかえして、おじいさんに、おじいさんは人助けに今も人生をかけられていますが、人から助けられたときに、それを受け入れることを忘れてはなりませんよ。

こんなことが先日あったのではないでしょうか。電車で若者が席を譲った時に、断ったでしょう。これは最低の行為ですよ。奉仕と芳志、行う事も、行われることも両方同じだけの価値があるのです。人の親切は必ず受けなければなりません。

おじいさんは、もっと早く神様に出会いたかったと少し悔やまれていますが、それも間違いで在り、老いて学べば、死んで腐らず という言葉を知っていますか、この言葉を忘れないことです。

老いてからでも善行を初めて知ったならば、行為に移して時計の針が止まるまで善行を積むならば、死んでも腐ることは無く、右へと進めるということです。

おじいさんの目が真剣になってきて、ちょっと待っていてくれ、トイレに言ってくるから、その後の話を聞かせて欲しい。

と言いながら、おじいさんがトイレに行ったので、消えることにした。でも、この姿では、神様には見えないのか、せっかく会いに来たのに、でもバレたら大変だから、とりあえずは任務完了ということにしょう。

(神が地上に降りて生ビールを飲むことなどありえないと思う者よ、神だから、思いのままどのようなことでもでき、どのような形で相手に道を説くのが一番良いのかで、その方法を行う。人間であればできないことを知ることです。)

神の七つの掟

■ 騙さない、悲しませない、心を傷つけない

■ 親切にできる時を逃さない
勇気で言葉を「私に何か助けさせて下さい」

■ 動物を食べない

■ 罪を犯さない

■ 恩と責任・恩に報いる

■ 我慢

■ 奉仕と施し

神の化身より:神の七つの掟だけを行い、聢と、あなたが天国を選択し天国に行くのです。お金や宗教など天国にはなく、それらは甲斐無いのが天国なのです。

七つの掟は、どれをとっても難しいことではないはずです。但し、困難です。困難でなければ過去世までの「償い」の輪廻転生はないわけです。

(神の化身の代筆者です。代筆者とは神の化身が私たちのいずれかに降りて来られて書いている者です。相談があれば相談フォームよりご連絡お願い申し上げます)

私は同じ話、同じことを何百回も言います。

神の化身