第二百六十三章:愛は片道切符

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愛は片道切符

 

愛する二人

私は、いつもあなた方を見ている、あなた方とは当然のこと、大木の神より、神の化身である、私に託された人々たちです。

今回は、私に託されたあなた方とは違う、人の愛を見てあなた方の胸に感じてほしくて、私の見た話を書きたいと思いました。これは、別の神の化身に託された人の話ですが、彼女が今、彷徨いながら、天国を選ぶべきだったと日々泣いているとのことです。

私が見ている人の中で、彼女だけは神の七つの掟を守る者だった。それだけで私は、幸せに思う。でも、私に託された人ではない。

二人の話を少し聞いてみて下さい。
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高い壁を昇れないという君に、僕は昇りきり、右手を君に差し出し、さぁ、捕まって、僕が引っ張るから頑張って、そう、それでいいんだ。君のために、僕がいるのだから、君にとって無理なんて言葉はないんだ。だって僕の右手がいつも君を、助け上げるんだから。

僕に何も返す必要は無いんだ。けれど、僕が欲しいのは、僕の耳元で、愛している、ずっと愛していると言ってほしい。

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私は神の化身である限り、感動も何もないが、一つの言葉を、分けて取り上げれば、この様なことが愛というものの一つなのだろうと見ていました。

彼女は、彼の一生懸命さに応えたくて、同じように一生懸命に上り続けた。

そこにあるものは何だろうと私は思った。私のいる世界には愛しかない。だけど、壁を乗り越えるだけで、そんなに愛を感じられるものだろうか。

彼は、登り切った彼女に、さぁ、僕の耳元に熱い君の吐息で、愛してる、ずっと愛してると言って、約束だから。

彼女は、耳元で、それは癒えない、彼は、そうか、それでも。僕は君だけ好きなので、答えを求めても、君が好きなのは、僕だから、それでいいんだ。

彼女は、それは違う、私は、あなたと同じお墓に入りたい。これが私の願い。これ以外の願いは私にはないの。

二人がこの後、どうなったのかは、後で話しましょう。今はここまでにしておきましょう。

 

 

さて、愛とは何でしょう。あなた方に教えておきましょう。

愛とは、いくつもの形があり、一言で示すことができないのです。だから、私もここで説明することが難しい。

でも、愛とは本当は簡単なものなのです。この世には、沢山の愛があり、その裏には、裏切りがあるのです。

だから、愛を語るのは難しいと私は言っているのです。

元に戻って今回の二人についてだけ話しましょう。

二人は、約束をしていました。それは、いくつになればただの隣の人になるんだろう。その前に、何かを残さないと、多分隣の人になる日が来るかもしれない。

そして、二人の口から出た言葉は、生涯、隣の人にならないで、一日一回のキスを忘れない、それが僕との決め事。私の決め事は、毎日ハグをすること、これがなくなるくらいなら、恋人として今日で別れましょう。

彼も彼女も笑いながら、じゃ、あなたが教えてくれた神様に絶対守りますと、天に向かって手を合わせよう、合わせましょう。

君が、僕と出会った時のこと。

 

 

神に願い

さて、ここまでは私がいつも見ている人の中には当たり前のようにある光景です。でも、このままでいれば二人は幸せだったのに、彼は、別の女性を好きになりました。

そして、二人は別れることになりました。彼女は、あの日あの時の右手を忘れられませんでした。

彼女の気持ちは、あれだけ好きな人と、こんなことで、いや、許されないことで、私は捨てられたのか、あなたの右手が欲しい。もう一度だけで言い、右手で、私の枕になって、最後に最後に、彼女の思いは捨て去ることは出来ませんでした。

女性は旅に出た、その旅は、自分を騙し捨てた男のところを見つけたからです。耳元で、愛していると言った、あの人のことを。

その女性が自殺をした。当然のこと一万年の彷徨いの時間が始まる。でも、彼女は神に頼んだ。

彼女は、神の七つの掟を全て守り努力していたので、天国に行ける、自殺をして全てを無くした。

ただ、その代り神に頼んだ。私は天国を捨てました。ただ、その代わりに彷徨いの時間まで、二十四時間私に下さい。

神は、天国に来ることを楽しみにしていただけに、彼女の行為に悲しみだけが心に残った。しかし、大木の神は、彼女にこの世から彷徨いの世界に入るまでの、二十四時間を上げることにした。それは、すでに亡くなっているからです。

それがあったから、彼女は自分を騙した男の居場所を見つけたので、旅に出た。彼女には時間がない、でも、この世に残っている限り、この世の時間に合わせる必要があった。

彼女は、電車に乗り、バスに乗り、飛行機に乗り、十二時間かけて、彼の家の前に着いた。彼女は家からは見えない場所に隠れていた。

当然のこと、神の七つの掟を守っておきながら、自分から天国を捨ててきたということは、彼を殺すこと以外にはなかった。

大木の神は、じっと見ていた。

 

 

ピストルで殺す

そこへ、一台の車が止まり、彼と、奥さんと思われる女性が降りてきた。大きな紙袋をトランクから出して、家に入った。

彼女は、彼の好きな女性の前で彼を殺すことが、最後にやりたいことだった。彼女は、緊張などすることもなく、家の呼び鈴を鳴らした。

彼の奥さんと子どもが出てきた。彼女は、このあたりも物騒になりましたので、お家を一軒ずつ回って、お話を聞いているのですが、五分ほどで済みますので、聞いて頂けませんか。と彼女は言った。

奥さんは、良いですよどうぞと、彼女を迎え入れた。あの男がいない。彼女は、奥様とお子様だけですか、と聞いたところ、主人は荷物を置きに行っただけなので、すぐに来ますよ。といわれて、ピストルを右手に見えないように、奴が来るのを待った。

御家族の皆さんにお話ししておかなければなりませんから。奥さんは、コーヒーを用意していた。その時に彼が現れた。

最初は全く気が付かない彼に、彼女も知らないふりをしていたが、奥さんがコーヒーを持って来たときに、彼は気が付いた。

彼は、絶句して何も言葉にできなかった。そして彼女は、間髪入れず奥さんを撃った。彼は震えが止まらなかった。そして、彼の頭にピストルを突き付けて、嘘つきはこうなる、と一言だけいって、撃った。

のちに二人は、即死ということであった。

大木の神が、私に話した。残念だったが、神の七つの掟を忠実に守った彼女が人を殺した。大木の神よ、それは当然ですが私も見ていました。

彼女にとっては、それほど憎かったのでしょう。でも、これから彼女を待っている世界は、そんなことで済まされる世界ではありません。きっと彼女もそこで気が付くでしょう。

でも、憎しみを捨てることも、神の七つの掟で学ばなければなりません。

憎しみは連鎖して止まることがない、無駄な時間を自分に課すだけです。でも、大木の神よ、彼女は神の七つの掟を全て守り、自分の全財産も、ユニセフなどに寄付をして、自殺という愚かな行為と、恨みつらみを自分が納得できる方法で行いました。

大木の神様、本当にありがとうございます。でも、大木の神よ、愛とは難しいものなのですね。

でも、彼が、彼女の耳元でささやいた言葉は本物だと思います。それでは、行ってきます。ありがとうございました。

 

 

 

 

 

私は同じ話、同じことを何百回も言います。

神の化身より

神より
「我が子よ、最新の数百章のページ程度の新しい章から読めば、最初のページから三ページ以上づつ読みなさい。そうするといつか近づく日が来る。私が今回あなたたちにのみ降ろした神の化身はいつもあなたたちの事を考えている、それを忘れてはならない。大木の神より」

(神の化身の代筆者です。代筆者とは神の化身の言葉を皆様に解るように変換して書くものです。誤字脱字があれば、是非、相談フォームよりご連絡お願い申し上げます)

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