妻を殺しました:第二百九章

輪廻転生-神←だけは必ずお読み頂ければ幸です。後は最新の章から読まれていき、第一章にたどり着かれれば、望みを叶え完全にあなたを救って見せます。

 

妻を殺しました

 

妻のを殺しました。

この話は、妻を殺した夫から相談フォームに寄せられた緊急メールを偶々私が降りて来ている時に読んでしまいました。

殺した原因は、外側だけ見ると、あまりにも幼稚で単純に見える事件です。しかし、その裏に秘めた憎しみを考えれば、単純ではない事件です。

相談メールの内容は、今、目の前に妻がいて、息をしていない、私が首を強く締めたからだと思います。

まだ、数分しかたっていません。妻の体も普段通りに温かいです。

どうか、数分前に戻して下さい。どうか、無かったことにして下さい。その代り私の命を捧げてもいいのです。その代り、今度は絶対にこんな過ちは犯しません。そして、神の七つの掟を絶対に守ります。

今度は神の七つの掟を守ります。とあなたはいつも、今度は、今度はと爽約する。今回もそうです。

どうか、どうか妻を生き返らせてください。私は何でもします。

死んだ妻が生きかえさせることはありません。万が一、私がたまたま彼が妻の首を絞めているのを見たとして、彼の行為を止めて、妻との距離を開けることができたとしても、私は妻も、彼も助けることはしません。

この話を、一言で言うなら、劫殺という言葉の意味が分かれたものということでしょう。劫殺とは脅かし殺すですが、妻は言葉で夫を脅かし、夫は無言で妻を殺した。

 

妻を殺した夫

妻の親族は、彼を恨み殺したいほどの気持ちでしょう。しかし、彼には、ここまで来てしまっただけの理由があるとしたら。

彼は、妻の病名はわかりませんでしたが、いつも躁状態なので理由をつけて精神科に連れて行きました。そこでの答えは全く問題は無いということです。

でも、彼は日常茶飯事、妻に嘘をつかれてばかりで、その苦しみは本人以外にはわからないものです。

妻は三日前には、今月は支払いが少ないから、明日の給料日にはお小遣い一万円あげるね。

しかし、三日後に彼の給与が振り込まれると、人が変わったように、今月は家計が大変なので、いつものお小遣いから減ろそうか。

ここで、この話を聞いている人には、そんなやり取り夫婦ならたまにはあるのでは、と思われていることでしょう。

次の日になると、月末の土曜日は日帰り温泉に行きましょうよ。今月は少し、給与も多かったのだから、彼は、はい、と応えます。前日には、おこずかいを減らすほどの家計が苦しいと言い、翌日にはこの話です。

つかなくてもよい嘘つき、夫を貶め苦しむ顔を見るのが妻の楽しみだったのです。ようは、精神を追い詰め、自分から逃げられないようにするためです。

そして、月末近くになっても何も言わない妻に、またか、と思っていると、今月は厳しいんだから来月は少し残業をさせてもらいなさいよ。といわれ、当然のこと温泉などありません。正直な話、妻と温泉などに行きたくなかったので、それは良かったと思いました。

あなたのことを、近所の○○さんがゴミ出しができて、スーツ姿もかっこいいし羨ましいと言われたわよ。と妻に言われ、ゴミ出しは僕がやる約束だから、と応えると、あなたがゴミ出しばかりやるから、私が何もしていないように思われているじゃない、と返答が帰ってくる。

そこで、ゴミ出しは俺がやるように決めたのは君じゃないか、等と返事をすれば、狂ったようにあんたは嘘ばかりつくんだから、と私の方が嘘つきにされます。

そして、最後には、ごめんね明日仕事に行く前にお小遣い一万円上げるからね。

そして、次の日、家を出る前に、昨日の一万円は今日の若手の飲み会で使おうと決めたので、貰えるかな、と話すと、昨日の話は冗談に決まっているじゃないの、何言ってんの、早くいかなきゃ遅刻でしょ。

 

いつも形態を見て嘘をつく

彼には、妻の言うことは、結婚前から少し変だなと思っていましたが、今ほどでもなく、結婚式を内輪だけで行う日取りも決まっていたので、気に留めないようにしていました。

でも、妻の話は九割嘘であることを、結婚してわかりはじめ、五年目のあることで確実だと確信しました。それから彼は、給与が振り込まれても毎月のお小遣いは三千円の生活をいつまで続ければ、自分の人生というものが贅沢はしなくても、手に入れることができるのだろうと考える日々が始まりました。

妻の嘘は妻と出会った時から始まり、その時にその嘘を信じなければ、自分が別のことで追い込まれていた時代だったので、嘘つきともいえないで籍を入れて、今日まで、嘘つきの妻への苦しみでいっぱいでした。

でも、彼は、いざとなると気が弱くなる、ごくごく一般的な男性でした。
しかし彼は妻に対しての殺意は数年前からあり、もし、気が強ければ、今ではなく、数年前に殺していたでしょう。

あの時殺していれば、この数年間の間の多分刑務所に入れられていた方が、どれだけ精神的に楽だったのかと、思いました。

彼にはとても妻を殺す勇気がないので、それならば、どれだけ妻のことが憎かったのかを書いた遺書を残して、飛び降り自殺をすると決めました。

飛び降り自殺に必要な、目隠し用のマスクとテープ、手を縛るガムテープ。まで用意をしたけれど、彼には、勇気がありませんでした。

自殺の準備

 

彼は追い込まれました。

妻を殺すか。自分が自殺をするか。

いずれにしろ、簡単なことではありませんが、彼にとっては今は生き地獄でしょう。

そんな折に、二人の間にある事件が起こります。

妻が前日の夜に、明日私は行事があり、朝六時には家を出なくちゃいけないので、目覚ましで二度寝したら大変だから、五時には起こしてね。その代り、週末の会社の飲み会のお金と交通費として、明日一万円上げるから。と彼は言われました。

彼は、週末には一番自分のことを頼りにしくれていた後輩の転勤での飲み会があり、出席はお金がないのであきらめていました。

今度だけはと妻を信じて、明日五時に妻を起こせば、出席ができると思い、朝までほとんど寝ないで、五時まで頑張り、妻を起こしました。

そして妻は出かける用意をして、玄関を開けようとしたときに、申し訳ないけど週末の飲み会のための一万円、昨日くれると言っていたので、貰いたいんだけど。

妻に言うと、飲み会なんて遊びに一万円も使う家がどこにあるの、いい加減にしてよ。と言って出て行きました。

彼は、ここで抑えきれなくなり、脅かすだけのための包丁を持ち、妻を追いかけ家を出て「約束守れよ」と言いました。妻は「何が約束よそんなこと冗談だとわかっていたはずでしょ。近所迷惑だから帰ってよ」そこで、彼は妻の持っていた携帯を奪い取り、数メートル先まで投げつけました。

そして、家から持ってきた包丁で脅かしました。今回だけは、一万円もらわないと、週末可愛がった後輩に申し訳ないという思いで、まさか刺せるような勇気などありません。

壊れたスマートフォン

 

妻は、それは恐ろしい声で「助けて―」と何度も叫び、家に戻りました。

彼はというと、そこに呆然と立ちすくみ、動けませんでした。

するとそこへパトカーが来て、妻が「あの人です」と私を指さし警察官を促しました。

その時には、何が起きたかわからない彼を、警察官だけではなく、刑事も数人来て、パトカーに乗せられ、警察署へ連行されました。

警察手錠捕まる

そして、取り調べが始まり、彼は神妙な面持ちで質問に正直に答え、経緯についても話していましたが、途中で、大きな笑い声と妻の声が聞こえました。

妻も通報者として任意での質問へ答えていたのです。取り調べが行われているのは一階と二階で違うのですが、あまりに妻の笑い声と、楽しい話し声が聞こえ、原因は自分だとしても、冷静になってくれればと思っていましたが、妻は私の取り調べ中ずっと大きな声で笑い楽しそうに話していました。私の取り調べは五時間程度かかりました。

その時に警察側から言われたのは、今日のところは奥さんには別のところに泊まっていただき、双方が落ち着いた時点で奥さんには家に帰ってもらうからと言われました。

そして、五時間が過ぎたころに、彼も家に帰ってもよいことになり、家に帰ったところ、彼の携帯に知らない電話番号から電話が入り、相手は妻でした。

妻は、まさかこんな大ごとになると思わないで、警察に電話してしまってごめんなさい。警察署では、机に頭をこすりつけ、涙を流して、あなたのことを許して、家に帰してあげて下さいと、何度も頭を下げて、号泣して「奥さんがそこまで言うなら」ということで、今日のことはすんだのよ、私も泣きすぎて疲れたわ。

ここで彼はもう、後戻りや、その後のことなど考えないで「殺す」。この後の生涯を刑務所で暮らすのと、嘘で人の心をもて遊び、翌日に裏切り、朝に言ったことを、帰ってきたら裏切られ、このままの自分を天秤にかけてみても、殺すしかないと。

なぜ、妻は付かなくてもいい嘘をつくのか、彼の頭はパニックでした。

この話を聞いている人なら、どうして離婚しなかったの、と思われるでしょう。それは数十回と繰り返していました。しかし、妻が同意せず、そして、その時に限り、私が委員に話すから、黙っててねと家庭裁判所の中で言われ、委員の人に平気で嘘をつき、「ご主人、しっかりしないと、これでは奥さんが可哀想ですよ」

もし、委員に対して「それは違います・・・・・・」などといえば、また、心を傷つけられ、頭がパニックになるから、黙って聞くしかありませんでした。

この後いつものように、彼女の父親が現れ、彼の話と妻の話を聞き、もう少しだけ我慢して、二人でやっていけないのかい。彼女は離婚には応じず、そのため、彼が家を飛び出し、実家に戻り、妻が号泣しながら迎えに来るのは分かっていても逃げ場所はそこしかない。妻の嘘に、妻の実父も、彼の両親もすっかり騙されて、結局彼の我慢と、彼が悪い、ですべてが終わり夫婦生活が始まるのです。

 

燃えるほどの憎しみ

でも、彼はもうすべてを終わりにすることを決意していたので、家に着いた時点で、妻の背後から、タオルで首をちから任せに締め付け、殺しました。

ここまでの話では、ほとんどがお金のことようになっていますが、それはわかりやすくするために、私が言葉を選んだだけであり、細かく言うのは長くなりますので、一つ言えば、お金の嘘は当り前ですが、彼をもて遊び、心をずたずたにするような嘘の連続であったことは、私には少し前に戻り見てきたのでわかりました。

二人の出会いと彼の愚かさを話しましょう。

彼が、彼女にあったときは、ちょうど彼が経営する会社が倒産してしまい、銀行などに一億以上の借金を抱えて、悩んでいる時でした。

彼女からの申し出で、付き合いたいということでしたが、女性と付き合っている場合じゃないんです。と彼女に話したときから、問題は始まります。

彼女は、そんなお金くらい大したことないじゃない、私のお父様に話せば、すぐに五億六億は最低でも、用立ててくれるので、心配することはないから。

この話で、彼は心の底から救われた。と思ったのです。

そして車で彼女が言う邸宅の近くまで送り、ここから先は歩くので、ということで別れました。

彼は、車の中で、神に手を合わせ、これからは神の七つの掟を忠実に守り実行して、生まれ変わり良い人間になりますと、笑顔で言いました。

もう、あなたもお判りでしょう。五億などのお金は無く、邸宅などもなく、農家の一軒家だったのです。

でも、その時には、すでに遅く彼女が急ぐので籍だけは先に入れていました。その後、初めて彼女が言う邸宅に招かれたのです。

邸宅とは農家の一軒家で、借金は無くても、彼女のお父上の話では、家の貯金は五百万円ほどある。ということで、畑の土地は借り物だということでした。

ここで、彼は絶望の淵に立たされるのです。彼は、彼女の言葉を信じ、銀行等へ利息をなくし元本の一括払いで期日を決めて、全額返す約束を取り付けていたのです。

これが、彼の地獄の始まりです。でも、騙される彼が悪いと言えば、それまでですが、会社の借金のために、藁をもすがる思いで、何も見えていなかったということです。

これだけの話では、やはりお金で始まり、お金で終わる。そう読み取れてしまいますが、彼のお金の話はごく一部の話で心の傷というものの重たさは計り知れません。

さて、最初に戻り、神の化身に、願い事をした。妻を生きかえらせてください。私が代わりに死にますから。

私は、人を殺したからと言って、自分が死ぬ必要など全くない。それについては以前の章で数回話しているとおりです。

私は、彼に伝えました。逃げることです。警察が来る前に逃げて、一生捕まらないように逃げることです。

警察から逃げる

そして、その逃げている間は、神の七つの掟を守り、他者に優しく、困っている人を助け、いつか、自分の決めてきた時間が来たら、亡くなるのです。もし、自殺をしたら、償いをも知らぬ者として、私は見放す。

警察に捕まり、塀の中に入り、何もしなくても、布団があり、食事は時間通りに用意され、そんな生活は、あなたには許されない。

神の七つの掟を行うためには、塀の中に入っては出来ません。塀の外で苦しみながら、追われることに怯えながら、生きて、神の七つの掟を全うするのです。

この事件については、彼も愚か者です。神の七つの掟を守り、生きていれば、妻を殺すこともなく、自由が手に入っていたのに。

これは、今まで、ここに来た、人を殺した人たち全てに言えることです。

でも、殺した後から、神の七つの掟を始めても全く遅くは無いのです。そして、始めなければなりません。

ただ、先に神の七つの掟を始めていれば、殺さずに、そのような場所に立つこともなかったということです。

 

この事件で犯人である彼は、捕まってはいません。私の教えを今のところ守り、七つの掟を一生懸命にしています。

 

神の七つの掟

■ 騙さない、悲しませない、
心を傷つけない

■ 親切にできる時を逃さない
勇気で言葉を「私に何か助けさせて下さい」

■ 動物を食べない

■ 罪を犯さない

■ 恩と責任・恩に報いる

■ 我慢

■ 奉仕と施し

神の言葉:これだけを行為として行えば、あなたはあなた自身で天国を選択し天国に行くのです。お金や物や宗教など必要ないのです、天国ではそんなものは無意味なのですから。

七つの掟は、どれをとっても難しいことではないはずです。但し、困難です。困難でなければ過去世までの「償」の輪廻転生はないわけです。

 

 

私は同じ話、同じことを何百回も言います。

神の化身

神より「我が子よ、最新の章から読むのも、第一章から読むのも、どの章から読んでもかまいませんが、必ず、全ての章を読むことが、今のあなたを、これからの、あなたを必ず完全に救います。それが約束です。私が今回あなたたちにのみ降ろした神の化身はいつもあなたたちの事を考えている、それを忘れてはならない。大木の神より」

(神の化身の代筆者です。代筆者とは神の化身が私たち三名のいずれかに降りて来られて書いている者です。誤字脱字があれば、是非、相談フォームよりご連絡お願い申し上げます)

 

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