神と帰ってきた動物の話:第三百三十五章

輪廻転生-神←だけは必ずお読み頂ければ幸です。後は最新の章から読まれていき、第一章にたどり着かれれば、望みを叶え完全にあなたを救って見せます。

 

神と帰ってきた動物の話

 

神と動物

 

今日の話は、動物は大木の神の友達という事はご存じのとおりですが、その動物たちを担当する神々の話からです。

大木の神は、沢山の動物たちを沢山の神に担当を与えられています。担当と言うのは、仮に、鳥なら鳥を担当する神が複数います。複数の神がいくつかの鳥のジャンルに分けて、担当をします。

では、どのようなことをするのかと言うと、食事というものは天国と言われる世界にはないので、食事を与えるという事はありません。全てが自由である天国では、一緒に遊ぶ必要もなありません。

何をするかと言うと、あなたの世界から、天国と呼ばれる世界に帰ってきた時に、担当する動物たちの話を聞くのです。

これは、動物たちの担当をする全ての神にとって、大変楽しい時間です。それは、人間というものの悲喜交交が聞けて、面白くて仕方が無いのです。

面白いというのは、人間でいるあなたを馬鹿にしているのではありません。神が神を馬鹿にするという事はありえないので、天国に来なさい。全てがわかります。

最後に一つ、あなたのいる世界では、数という考え方があるので、一人で、一神様で、どれだけの数を、と考えるかもしれませんが、それが違う事は、いつか分かります。

ここまでが、大まかな担当神の行っていることです。

 

 

神の化身の担当ウサギ

ここからは、私の話です。

私は、ウサギさんを担当していますが、全てのウサギさんではなく、何名かの神で分けて担当をしています。

これから話すことは、最近帰ってきたバンビと言うウサギさんの話です。

ある二人の男女が、移動動物園を偶々見に行った時に、動物園のトラックの荷台にある、汚れて不清潔なケージが二つ並べてあり、そこに一匹ずつ入れられていた、二匹のウサギを見つけたところから、バンビに聞いた話は始まります。

彼の方は、酷い扱いだね、と彼女に言いました。彼女も二匹とも目が死んでいると言いました。

彼女は、この子たち買うことができないか聞いてみましょうよ。と彼の方を向くと、彼はすでにスタッフのような方に、購入の話をしていました。

スタッフは上司と相談するとのことで、十分ほど待っていると、スタッフが二匹で・・・なら、販売するとのことですが、いかがされますか。

彼も彼女も、即答で「お願いします」ということで、二匹を連れて帰ることにしました。

二人は大急ぎで、彼の方の家に備品を購入しに、ペットショップを回り、その日の夜遅くに、二匹のための、それぞれの家ケージが完成して、食事も一番高いペレットと牧草を与えてあげました。

しかし、ウサギさんたちは縮こまり微動だにしません。目は移動動物園で見たままで、恐怖に怯えているようで、彼らの方が怖くなるほどの目でした。

とりあえず、夜も遅いので彼女を送ってから、彼が戻ると、まったく変わらず、ケージの隅でじっとして恐怖の目をしています。

 

 

ウサギの恐怖の目

彼は、購入は間違ったのかな、怖い目だな。と思って眠りに入りました。

しかし、心配で、そっと隣の部屋にいる二匹を見に行きました。明け方になって再度見に行くと、一匹の方はペレットを食べている途中でした。

彼は、ほんの少しほっとして、すぐに彼女に電話をしました。そして状況を説明して、彼女も仕事が終わったら、来るという事で電話を切りました。

彼女が来た時には、朝ペレットを食べていた一匹は少し慣れてきたのか、ペレットを再度食べていて、彼女も、安堵の様子でした。

それから一か月が過ぎたころには、最初に食べだした一匹は、完全に家になれたようで、生野菜を買って来てあげると、手で上げても怖がらないで食べてくれました。

問題は、もう一匹のウサギさんで、名前はルキ、ペレットは彼が眠っている夜中に食べているのですが、それ以外は動きません。

そして三か月が過ぎたころ、ウサギさんの甘い乾燥フルーツを見つけたので、買って来て、手で口元までもっていってみると、驚愕する勢いで食べ始めました。

でも、ウサギさんは咀嚼がすごくて、一つ食べ終わるまで、少し時間がかかります。二個あげた時点で手を下げて咀嚼の様子を見ていると、食べ終わるとともに彼の膝に手を置いて「もう一個頂戴」と言う姿勢です。

これがきっかけとなり、それから数か月後には二匹ともに、ケージと言うお家の中にある、トイレを覚えて、朝から晩までケージの扉は開けっ放しでも大丈夫なようなところまで来ました。

でも、男の子と女の子なので、ウサギの子だくさんでは独身の彼の家では養いきれない以上に、スペースなども無いので、出す時は交互にしていました。

しかし、ある日のこと、彼女がルキを出しているときに、イパ(男の子)のケージの扉を少し開けて、撫でてあげてから扉を閉めたつもりで帰りました。

 

可愛いウサギのこと神様

 

 

彼も、見た感じでは閉まっていると思い、その夜はルキは出したままでもいいか、と思って寝ることにしました。その夜中のことです。

何だかバタンバタンという音で目を覚まして、見に行くとイパも外に出て遊んでいるではないですか。

彼は、やばいと思って、二匹ともそれぞれのケージ家に戻しました。

彼女を責めることもできません。自分自身でも確認したのですから、そうです、その日から二十日目には、明らかにルキの胴体が大きい、二人とも確信しました。

さて、ウサギさんのお産について二人で調べて、どうしようというだけで刻々と時と日が流れます。

とりあえず、あと一つケージを購入して、ネットの情報などからお産の準備も万全で、後は、産後のルキと生まれてくる赤ちゃんが元気なことを願いました。

二人とも、その時点では多分三匹は生まれるだろうと諦めて、その場合のことを考えては、頭がパニックになるので考えないでとりあえず、今から産まれる赤ちゃんのことだけを考えることにしました。

そして、ある朝のこと、彼が目を覚ますと(ルキは、お産用のケージと行き来がいつでもできるようにと扉は外して、彼の部屋との扉も半開きにしていました)足元にルキがいました。

ルキをよく見ると下半身が血だらけです。なんだ、もしかしたら僕の足元にいたという事は、僕が蹴飛ばして怪我をさせたのかと、彼は気が動転しました。

そして、ルキのいる横から血の跡を追い、布団の下に手を入れていくと、何やら柔らかいものに手が触れ、ルキの足をもぎ取ったのかと、この時は、彼は気が動転で赤ちゃんのことなど頭には全くありません。

次に、彼は勇気を出してルキのもげてしまった足を見るために、布団をめくり上げました。

なんと、ネズミの赤ちゃんのような、目もなければ毛もない赤ちゃんを見たのです。その数八匹。

 

 

彼は、ようやく現実に戻りルキの足がもげたのではなくてよかったと思いました。そして、ゴム手袋をして、一匹ずつ赤ちゃん用に買ったケージに移して、牧草を上からかけました。

ルキは、気にするそぶりも見せないで、自分の体についた血を舐めて毛づくろいしています。

それから、彼と彼女の赤ちゃん育ての奮闘記が一か月にわたり続きましたが、目が開くようになったら、ケージから脱走する子などもいて、彼女よりも一日中家にいる彼は大変でした。

脱走は一か月を過ぎれば全員です。でも、生まれたときには、親指程度しかなかったのが、その倍くらいにはなってきて、ウサギさんらしい顔つきにも少しだけなって、可愛くて仕方なくなりました。

可愛いこの子たちも、二か月を過ぎれば里親を見つけてサヨナラが必要になります。すでに、里親募集の場所は見つけてあったので、あとは掲載するだけという事になってきました。

そんな時に、不思議な子を見つけました。その子だけは二か月近くたつのに、他の子の半分くらいの大きさしかなく、とても小さいままなのです。

でも、この子が凄い子だったのです。

 

 

神はバンビバンビが神

名前はバンビです。バンビは異常に頭がよいのです。最初の頃は、何といっても人間の言葉がわかっているかのように、簡単なことでいうとウサギでは絶対に考えられない、名前を呼ぶと必ず振り向くのです。

バンビは、ルキのお乳を飲むのも、他のみんながガツガツと我先にとルキの下に入って飲むのですが、バンビは一匹後ろの方にいて、みんなが満足して離れていくまで待っているのです。

ルキがみんながいなくなったらさっとどちらかに行こうとするのを、追いかけて行ってバンビはお乳を飲むのです。

ここまでの話は偶然や犬ならばと聞いてください。

ここからが凄い、三メートルくらい離れている隣の部屋から、バンビおいでというと、ドアの隙間から入ってきて、仕事をしている彼の椅子の横に座り、じっと彼を見つめるのです。見つめている眼は、微動だにしません。そして、「バンビ御膝に乗ってもいいよ」と彼が言うと足首から登り始めて、最後は飛び乗ってくるのです。

バンビは、言葉がわかるんだね。と言いうと真ん丸な目をパチクリするのです。

二人は里子に出すのはバンビだけはやめようという事になり、当然、何億積まれても誰にも渡さないと決めました。

二人が、他の子たちを可愛がらなかったわけではありません。それぞれが里親に迎えられていきました。

母親のルキと父親のイパよりも、バンビは頭が当然よくて、ルキとイパとバンビが外に出ていると、イパは必ずルキに抱きつきに行きますが、それを見るとバンビがその間に、飛んで行って、二匹を離します。

 

 

神とウサギの話

彼の仕事は、自宅で請負のデザイン業をしていました。彼が、頭にデザインが浮かばない時にはバンビを呼んで相談するようになりました。そして、バンビはその悩みを解決する糸口を彼に教えていました。(言葉ではありません)

この頃のバンビの大きさは、相変わらず小さいままで、直径で十センチ程度しかありませんでした。父親も母親も大型種なので直径では六十センチ近くもありました。当然、移動動物園にいた子なので、特殊なウサギさんだったのです。

でも、彼も彼女もバンビが小さいおかげで、出かけるときにもバックに入るので、いつも連れて出かけていました。

ある日、彼女の誕生日プレゼントを買いに、彼とバンビは出かけました。彼は、奮発をしてネックレスを買おうとお店に入り見ていました。

彼は、どれがいいのか、値段と含めて考えていると、時間ばかりかかって決められなくなり、明日、もう一度来ようと決めました。

彼は店を出るところで、バンビのことを思い出して、リュックにいるバンビに決めてくれる。と聞いてみました。

そして、店内をゆっくりと回り始めると、あるところでバンビが跳ねました。そして、この中のどれだろうと思って、リュックから目だけ出しているバンビに、商品を一つずつ指さしていると、あるネックレスのところで跳ねました。

そして、値段を見ると予算もぴったりで、それを購入して帰り、明後日の彼女の誕生日に備えました。

誕生日の日は、外ではなくて今回はルキとイパとバンビと三匹と二人でお祝いをしようという事で家に決めていました。

そして、彼女にプレゼントを渡したのです。当然、彼女はすごく喜んで、流石デザイナーだけあってセンスがいいよね。と彼にお礼を言いながら、お酒を飲んでいました。

ルキとイパとバンビにも、特別なフルーツとお野菜をあげて、みんなで楽しい誕生日会をしました。

これで終わりではなかったのです。

 

神とバンビの確信

 

バンビが床に、よだれでHBと読める文字を書いたのです。もう、この時に、彼らはバンビが神様だと確信したのです。

でも、これが最もよくないことを起こす結果になりました。二人は、それからバンビのことを、神様と呼び始めたのです。

バンビは確かに神の世界にいるので、間違いではないのですが、それが人間に神様と呼ばれたときには、天国に帰らなければなりません。

彼女の誕生日から七日後に、閉じてあった彼の寝室の扉を開けて、彼の横で眠りながら亡くなりました。

今も、彼女と彼にとっては、友人に話しても誰も信じないだろうし、バンビのことを他人に話したくないという気持ちがあり、誰にも話してはいません。

 

 

神と動物の関係を

ここまでの話は、ルキとイパと彼らが出会い、バンビが戻って来るまでの話です。

私は、神の化身として、バンビがあることを私に告げたので、ルキとイパと彼らが出会ったところから見ることにして、あなたの世界で見てきたことを話しました。もちろんバンビにも許しを得てのことです。

 

 

ここまで読んだあなたの中には、取り立てて読むこともない話だと思っているかもしれない。

いつの日か、その今の思いがどのように動くのか、あなたの成長を私は信じたい。

大木の神は、あなたが食べている家畜等とかってに名前を付けた、神の友達。温かいと言えば、毛皮やファーにするため生きたまま皮から毛を剥がされて行く動物たち、もちろんその中にも私が担当するウサギもいます。その子たちが、自分の苦しかった話を、担当の神に話すことはありません。もちろん大木の神にもです。

彼らは、あなたを悪者にはしません。しかし

 

 

 

神の七つの掟

■ 騙さない、悲しませない、
心を傷つけない

■ 親切にできる時を逃さない
勇気で言葉を「私に何か助けさせて下さい」

■ 動物を食べない

■ 罪を犯さない

■ 恩と責任・恩に報いる

■ 我慢

■ 奉仕と施し

神の言葉:これだけを行為として行えば、あなたはあなた自身で天国を選択し天国に行くのです。お金や物や宗教など必要ないのです、天国ではそんなものは無意味なのですから。

七つの掟は、どれをとっても難しいことではないはずです。但し、困難です。困難でなければ過去世までの「償」の輪廻転生はないわけです。

 

 

私は同じ話、同じことを何百回も言います。

神の化身

神より「我が子よ、最新の章から読むのも、第一章から読むのも、どの章から読んでもかまいませんが、必ず、全ての章を読むことが、今のあなたを、これからの、あなたを必ず完全に救います。それが約束です。私が今回あなたたちにのみ降ろした神の化身はいつもあなたたちの事を考えている、それを忘れてはならない。大木の神より」

(神の化身の代筆者です。代筆者とは神の化身が私たち三名のいずれかに降りて来られて書いている者です。誤字脱字があれば、是非、相談フォームよりご連絡お願い申し上げます)

 

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