楽しみと遊び:第三百二十章

輪廻転生-神←だけは必ずお読み頂ければ幸です。後は最新の章から読まれていき、第一章にたどり着かれれば、望みを叶え完全にあなたを救って見せます。

 

楽しみと遊び

 

知識はいらない

人間、下手な知識を学び持つ者は、知識の正しさを弄び、持つ知識を活用しない者を馬鹿にする。

知識など持たなくても、誰に対しても優しい言葉で話ができて、読み書きができて、足し算と引き算ができて、キスができれば、それ以上に何が必要だろうか。

趣味が宇宙ロケット作りの者と、趣味がセールスマンの者との違いは、話すことが得意で、売る商品の説明書を読んでおくか、スパコンや、空気力学を知っているかどうかの違いだけである。

どちらも好きなことのためにやっているだけで、要するに楽しみと遊び以外には何もない。

楽しみと遊びが悪いわけではなく、何に対してもそのような楽しみをもってするならば、読み書き、足し算だけでは足りないことになるが、基本はそこにしかない。後のことは自分の趣味で学ぶことである。

人は常に、優しい言葉で慈しみをもって生きていればよいのである。

人の心の中にある、朧げで翳んで見え感じるものがあるとすれば、それが、どちらにも向く勇気もない愚か者の道を歩むあなたである。霞んで見えるのは、あなたを心配する神の姿なのです。

あなたが功利を人に与えて歩くならば、あなたの中で朧げで翳んで見え感じるものが、クリアになり見えるのです。

 

 

裏通りの煎餅や

六十歳で退職した者が、街の中心街で、煎餅屋をやりたいと思っていた。しかし、街の中心部は地代が高くて、とても店を出すことはできない。

そこで、できる限り、街の中心部から近くて安い物件を探していたところ、予算よりも安い店舗が見つかった。

ただ、そこは路地裏であり、店の前を通る人はほとんどいない。彼は悩んだが、方法がいくつか浮かんできた。その一つが大通りまで出て、呼び込みをする。

次に考えたのが、煎餅を焼いて香ばしい香りにするための醤油等でつける場所を、店の玄関ぎりぎりまで出して、扇風機をつけて匂いを大通りまで流れるようにする方法。

この二つを行いさえすれば、何とかなるだろう、後は買ってくれたお客さんの口コミで、隠れた煎餅屋などと言われて、表通りでやるよりも、いいかもしれない。

そこで、ここを借りる契約を結び、営業を始めた。

 

煎餅やを救いに来た馬に乗る天使

彼の、煎餅には当然のことながら醤油ベースで、酵母、昆布,松茸エキス等は使っても、鰹は使わなかった。それは彼がベジタリアンであり神の七つの掟を守ったからだ。

その分、他の材料にはこだわり、高価なものを使った。そうすると、煎餅一枚当たりの単価が、他のお店と比べて高くなり、その分、販売価格も高くなる。

高価な材料を使ったからと言って、他店より特別おいしいかと言われても、あまり変わらなかった。

元々彼は、煎餅など焼いたこともないずぶの素人であるため、材料の配合にも自信を持っていたわけでもない。

確かに、大通りに出ての、呼び込みと、扇風機のおかげで、最初はお客さんも少しは買いに来てくれていた。

それも、高い割には他と変わらないというか他よりもまずい、お店は閑古鳥が鳴いていた。

ある日には、彼がお店に着くと「金返せ」「まず過ぎる」「自分で食ってみろ」と三枚の張り紙が貼られていた。

彼は、その張り紙を大切に剥がして、煎餅を焼く上の方の棚に張り付け、これを、大切なアドバイスだと思うことにした。

彼は、お店を閉めると店の前から大通りの端から端まで、すごく長い距離を、ごみ袋を背負い、ごみ掃除をしていた。

彼は、それをして何になるかとか、考える知識など持ちあせてはいなかった。ただ、街がきれいになれば。喜ぶ人もいるだろうし、掃除の途中では、人に親切にするチャンスにも巡り合える。彼にとっては神の七つの掟を守るには一石二鳥だった。

お店には早く行き、材料を混ぜ合わせては、何とかおいしくできないかと考えて、試行錯誤していた。でも、彼には、三か月を過ぎてもできなかった。

資金もそこをつき、このままだと閉店以外にはないか、と考えていた。その日も、悩んだ顔をして、店を開けた。どうせお客様は来ないだろうと、彼は居眠りしてしまっていた。

そこに、一人の女性が現れて、彼に言った。今朝の最後の配合で間違いはないの、それに、〇〇〇を入れて、完全におせんべいの味を変えてしまってみる勇気があれば、やってみてください。

彼は、転寝の中で夢を見た。彼には余計な知識はないので、夢で聞いたままに、〇〇〇を仕入れて、煎餅に塗り込んで、焼いてみた。

なんだこりゃ、と彼は叫んだ。こんなもの煎餅でもなければ、食えやしない。彼は食べることもせずに、それを廃棄して、もう今日は店じまいにしようとした。

でも、彼はせっかく焼いたのだから廃棄したごみの中から、煎餅を一枚取り出して食べてみた。やはり臭い匂いと同じ味だった。

でも、なんとなくその味が癖になり、気が付けば十枚程度は食べていた。これはいけるかもしれない、と彼は思ったが、こんな臭い煎餅を食べて癖になれば別だけれど、食べないで買う人などいないだろうと考えた。

そして、一月が過ぎて彼は資金がなくなり店を閉じた。

 

 

無謀な戦いに挑む

彼は、その後ごく普通の会社に派遣社員として勤めることができて、夜は家に帰り、臭い煎餅を作りだめしておき、酒の肴に、晩酌のあてにしていた。

彼は、その時間がすごく楽しく、いつもつけている日記に、今日できた神の七つの掟を書き、楽しい一日に感謝しながら、お店を閉めて約二年後に亡くなった。

人生には、無謀ともいえる彼のように煎餅も焼いたことが無ければ、料理店にも努めたことが無いのに、お店を始めてしまう。そんな人もたくさんいます。

失敗は、最後の日には良い思い出になります。成功はいつから成功したのかを思い出しても、本当は人のおかげであり、自分だけで成功したわけではありません。

神の七つの掟を行いながら、大失敗をしてみてはどうでしょうか。必ず、それは、終わりを迎える日に、心の底から、笑いながら、良かった。という事になるのですから。

後、一つ付け加えるとしたら、彼の臭い煎餅は販売方法によっては爆発的に売れたものです。

でも、売れなくても売れても、結果は完全なる一致なので、どちらでも良かったのです。

それよりも、彼が、煎餅屋をやったという勇気と失敗したという楽しさとを、思い出しながら、笑いながら天に向かったことが、彼にとって生涯を全うできたことに、笑顔で泣いて、天国に行ったのです。

 

 

神の七つの掟と通り

あなたに言う言葉があります。

結果など何んであれ、善とするのであれば、神は必ずあなたを見て、見捨てることもない。しかし、それを修業と思わないで、あなたの心の声と、口が発する言葉が同じでなければならない。

無知な者に笑われる言葉こそが道理である。匡弼な者が道理を聞けば、これをすぐに行おうとする。

所詮、好きや嫌いや、遊びや趣味などで始めた、煎餅焼きやロケット飛ばしなど、いつ始めてもいつ辞めてもよいのです。

絶対に投げ出してはいけないものは、道理と心理と神の七つの掟です。

神の七つの掟を習慣にすれば、道理と心理はあなたに纏わりつき離れることはありません。

 

 

 

神の七つの掟

■ 騙さない、悲しませない、
心を傷つけない

■ 親切にできる時を逃さない
勇気で言葉を「私に何か助けさせて下さい」

■ 動物を食べない

■ 罪を犯さない

■ 恩と責任・恩に報いる

■ 我慢

■ 奉仕と施し

神の言葉:これだけを行為として行えば、あなたはあなた自身で天国を選択し天国に行くのです。お金や物や宗教など必要ないのです、天国ではそんなものは無意味なのですから。

七つの掟は、どれをとっても難しいことではないはずです。但し、困難です。困難でなければ過去世までの「償」の輪廻転生はないわけです。

 

 

私は同じ話、同じことを何百回も言います。

神の化身

神より「我が子よ、最新の章から読むのも、第一章から読むのも、どの章から読んでもかまいませんが、必ず、全ての章を読むことが、今のあなたを、これからの、あなたを必ず完全に救います。それが約束です。私が今回あなたたちにのみ降ろした神の化身はいつもあなたたちの事を考えている、それを忘れてはならない。大木の神より」

(神の化身の代筆者です。代筆者とは神の化身が私たち三名のいずれかに降りて来られて書いている者です。誤字脱字があれば、是非、相談フォームよりご連絡お願い申し上げます)

 

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