第二百九十三章:傷つけない別れ

輪廻転生-神←だけは必ずお読み頂き、次はどの章から読んでもかまいません。但し、必ず、全ての章を読むこと、それが絶対の約束です。

 

 

傷つけない別れ

 

前に進まなければならない

 

全ての言葉や、人の話を吟味し、深く見るがゆえに前に進めない者がいる。言葉を素直に受け取り、時には受け流し、そこで吟味するために立ち止まらないで、前に進まなければならない。

例え騙されようとも、前に進むことの大切さに重きを置かなければならない。

 

旅行で海を見る

 

ある男女の別れの話をしましょう。

彼は、彼女と結婚をする気には、どうしてもなれなかった。でも、別れを告げることは、彼女を深く傷つけることになるからと、ずっと病んでいた。

ある時、彼には気になる人が現れた。彼は、このタイミングを逃がせば、このまま時が過ぎて、また時が来る、彼は彼女に別れを告げようと、その告げ方の、傷つけない方法を考えて、それを彼女に告げた。

旅行に行こう。今度の祭日に海が見えるところへ行こう。そして、彼は彼女を連れて列車に揺られた。

宿に着き、温泉にも入り、部屋で食事を始めた、お酒を飲み彼女も楽しんでくれていた。

彼は、彼女に砂浜に行こうといい、宿から出たところにあった自販機で缶ビールを二つ買い、潮の音が聞こえるところまで歩いて、そこに座り缶ビールで乾杯をした。

彼女は、もしかしたら。ここでプロポーズでもされるのかと、そう思わせるようなシチュエーションだったのだ。

宿の明かりが砂浜へとかかり、二人だけの世界が広がっていた。

 

砂浜での男女の別れ

 

彼は言った「別れよう、嫌別れたいんだ」彼女は、プロポーズまで考えていたのだから、耳を疑うよりも冗談かと頭をよぎったが、彼の言葉のトーンで本物だとわかった。

彼女は、ここで何を言えばよいのか、でも、彼女は「そう」とだけ答えた。彼女には、それ以上の言葉が出てこなかった。

彼は、いつも傷つけてきたよね。今回は、その中でも一番傷つけることになったよね。

彼女は、一度も傷つけられたことはないよ。今回も、そう、傷つくよりも別れた後、あなたも私も、どんな人生を明日から歩くのかと、考えていたの。

彼は、強がりはやめて、僕を罵って、気が晴れるまで僕を殴って、僕は君を傷つけたくないから。君が気がすむまで、お願いだから。

彼女は、でもね、別れる話をするのに、私が傷つかないように、旅行に連れていき、この砂浜の砂の音と、潮の満ち引きの音、それが、いつものあなたの優しさなのよ。

彼は、泣いた、嗚咽が止まることなく泣いた。そんな彼に、彼女は、ありがとう、こんな「別れよう」の一言のために、スイートルームまで用意してくれて、普通なら、別れる女なんだから、安宿でもいいだろって考えると私は思うよ。

彼は、彼女を抱きしめたくなったけれど、そうすると別れられなくなる、それ以上に彼女を傷つけてしまう。彼は、じっと我慢して泣いた。

 

 

別れた彼女の結婚

彼女は、その後も彼に振られたことに傷つくことはなかった。

彼は、彼女を解放してあげたかった。結婚もする気がない僕といつまでも彼女がいることは、彼女のこれからの人生を無駄に過ごさせることになるから、別れを告げた。

彼はある日、友人から彼女に新しい恋人ができたみたいだよ、と聞いた。彼は、自分の判断が言葉が正直で間違いがなかった。と思うことができたような気がしたが、まだ彼の気分が晴れることはなかった。

彼女を傷つけなくてよかったと、心から思えたのは、彼女から来た突然の電話だった。

明るい声で「久しぶり、元気にやってる。あなたのことだから私が傷ついて、膝を抱えて今も泣いているのではないかな、なんて考えてたんじゃないの、私は、一度も傷つかなかったよ。あんなスイートルームに砂浜のシチュエーション、よくもやってくれたなって感じだよ。
今日ね、電話したのは私結婚するの、結婚したら、私は傷つかなかったよ、という話ができないからね。じゃ、元気でね。バイバイ」

彼は、彼女のためにと思った別れは、本当に正解だったと心から思えて、また、泣いた嗚咽の涙を。

人は、道に順って生きるけれど、そこは鴻蕪の道、道は見えない雑草が生い茂るために、でも、こんな道でも、どれだけ大変でも、人のために、進み、進まなければならない。

人を傷つけてはならない。その為には最高で最大の愛をもって、相手の立場になることです。しかし、己のことを考えている者にはそれはできない。

最大に最高とは、出逢い、そして恋に落ちた時よりも、最高の愛をもって熱く相手に心の中を告げることです。。

 

 

愛と出会いと別れ

いくら視力がよくても、鳩目が無ければ糸が通せないほど、周りを見ることが翳んでしか見えない愚か者になってはいけない。

いつも、いつの時にも、相手の立場に立ち、そのためには、翳んだ眼を涙で洗い流して、周りを見て、悲しめないように、傷つけないように、常にその目で何が相手にとって良いことなのかを、見極めることです。

彼を一つの例としてみれば、傷つけるどころか、出逢いの時よりも最後は彼女に愛を注ぎ、自分への恵みよりも、彼女に鴻恩を与えることができたのです。

それからというものは、彼も良心の呵責に苦しめられることもなく、新しい恋でもしようかなと笑顔になっていった。

 

閑話休題として、これからはチャンスがあれば、神の七つの掟に関することで、今回、私が見た二人のような、話をできる機会があれば、していきましょう。

最後に、彼は旅行とスイートルームを使うことで、彼女とうまく別れようなどと考えたのではない。彼は、出逢いの日、恋に落ちた日より、熱く彼女を大切に思ったから最高のことをしてあげたかったのです。

 

 

 

 

 

 

私は同じ話、同じことを何百回も言います。

神の化身より

神より

「我が子よ、最新の数百章のページ程度の新しい章から読めば、最初のページから三ページ以上づつ読みなさい。そうするといつか近づく日が来る。私が今回あなたたちにのみ降ろした神の化身はいつもあなたたちの事を考えている、それを忘れてはならない。大木の神より」

(神の化身の代筆者です。代筆者とは神の化身の言葉を皆様に解るように変換して書くものです。誤字脱字があれば、是非、相談フォームよりご連絡お願い申し上げます)

Copyrightmc 輪廻転生.神 All Rights Reserved.