第二百六十一章:怒りと愛と涙

輪廻転生-神←だけは必ずお読み頂き、次はどの章から読んでもかまいません。但し、必ず、全ての章を読むこと、それが絶対の約束です。

 

怒りと愛と涙

 

愛する妻を亡くして涙する

胸がつかえる者がいた。彼に何も手をかす者はいなかった。それは、彼が嫌われているからではない。みんなも助けてあげたかった、涙をふいてあげたかった。

あまりの彼の辛さをわかっているから、どのような声を掛けても、それはうわべだけになってしまうから、皆遠巻きに彼を見つめるしかなかった。それが、一番の彼のためだと思ったからです。

でも、そんな中から一人、ゆっくりと彼に近づき、横に座った者がいる。

そして横に座った者は、何も言わなくていいよ。泣きなよ、もっと嗚咽を止めることなく、周りを気にすることなく、泣きなよ。

泣けば、もっと泣けば、周りの皆も、君を抱きしめに来るから、言葉はいらないんだ。こんな時には、君をもっと泣かせてあげたい、それで君の涙が枯れた時に初めて、みんなを見て見る事だよ。

泣いて、泣いて、泣いて。そして、枯れた涙が戻ってきたときに、また、泣けばいいんだ。そうすれば、必ず、皓歯蛾眉の彼女は君の夢の中で毎晩毎晩笑顔でやってくるんだ。その時に、泣き虫だね、と言われるよ。泣いていたら、彼女も天国に行けないじゃないか、君のことが心配で、天国へ行けないことは、苦しいことなんだ、夢の中の彼女に、泣くのは今日を最後にするよ。天国へ行っていいよ。と言ってあげる事だ。

 

犯人を殺す

これは、結婚式から三日後に事故で妻を亡くした主人というよりも青年と言っと方が良いかもしれない。彼の話です。

交通事故に巻き込まれて、車の下に百メートルほど引きずられながら、死んでいった彼の妻は、その車が彼女をはねたと同時に止まっていれば、助かったであろうと検死の結果では、証拠となる傷が見つかっていた。

悪いことが重なった。その日は青年の誕生日で彼女は誕生日のケーキを受け取りに来ていた。なぜ、この日でなければならなかったのか、青年は車の運転手を殺すときめた。だけどもう一人の犯人であると思った神には、手をあげたくてもどこにもいない、だから神を恨んだ。

青年は車の運転手の刑が三年ということを聞き、短すぎると思うよりも、長すぎると思った。執行猶予でなぜ明日にでも出てこないのか、青年は殺すことだけを考えて、三年間を毎日、日めくりカレンダーを用意して、めくり続けた。

その日がやってきた。出所する場所まで行って待ち伏せをした。懐には鋭いナイフ。出所する奴を迎えに来たと思われる、女性を彼は見た。

その姿になぜか、自分の妻が重なり、涙が止まらなくなった。彼は、心の中で何度も叫んだ、何で泣くんだ、何で涙が出るんだ。この日のために、どれだけ苦しみ憎しみの中で過ごしてきたのに、出てきた、奴が出てきた。彼の足が動かない。それはまるで金縛りにでもあったように、前に行くのは気持ちばかりで、体が動かない。

奴を殺せば、あの女性はこれからどうなるのだろう、僕の三年の寂しさのように、もっと殺した僕が出てくるのは、十年だろうか、その間、あの女性は毎日悲しみの中で過ごすのだろう。僕と同じで、いや僕よりも長く。

彼が手に持ち替えていたナイフが、手をすり抜けて落ちた時に、金縛りのようなものが解けて、体が自由になった。あの二人はすでに遠くへ歩いていた、手をつないで。

 

亡き妻を思いで

彼が、気が付いた時には、彼女のお墓の前に立っていた。そして、彼は彼女に「できなかったよ」と一言いって、これでいいんだよね。君が止めたんだろう。もしかしたら、神様と君が一緒になり、僕を止めてくれたのかもしれないね。神様にも謝らないと。

彼は、彼女に「今度いつ会える」と聞いた。もちろん答える者はいないが彼は「神様に、出来るだけ早めにお願いしますと、頼んでね」

「さあ、僕は新しい恋人でも作ろうかな」と彼女に微笑んだ。

それから思いっきり泣いた。泣いて、泣いて、泣いた。胡坐をかいて、日が暮れるまで離れることなく、泣いた、泣き続けた。声が聴きたい。話しがしたい。抱きしめたい。

今日の後に今日なしと彼は、自分と話して泣くのは止めた。そして「また、来るね。じゃ」と言って、帰っていった。

彼の話は、ここまでにしましょう。

 

怒りを表す

人には誰しもが持つ「怒り」というものがいます。これは、人によって違いはあったとしても、同工異曲(身は違っても差がなく同じようなくらい)であり、怒りは捨てなければ、彼のように何年も無駄に過ごすだけです。

常に怒りを持った時には、その場から離れてコップ一杯の水を飲み「時間の無駄は止めよう」と自分にいうことです。

怒りを捨てられないと、いつまでたっても神の七つの掟を守れず、大切な「道理」も手には入らない。

怒りで得するものなど何もないが、失うものはあまりにも大きい、怒る言葉で話すあなたを見たものは、その光景を二度と忘れることはなく、あなたを避けるようになるか、あなたの前では本心は絶対に話さなくなり、あなたは人から相談されることなど無くなる。

そうなれば、あなたは何のために生きているか、今日を最後に、今日から「怒り」を捨てる練習を開始することです。

私はいつもあなた方に、浩然のごとく、ゆったりとした大きな心で、天を目指して、俗世を生き抜いて欲しい。

心を広く持てば、多少の人の言葉や暴力にも耐えられるのです。これは私が最初の頃に話したことですが、ピエロになり街角に立ちなさい、あなたに唾を吐く者は、誰かへの怒りをあなたで紛らわしたのだから、あなたは何もしないで、その人を幸せにしてあげたのです。

あなたを殴る者がいれば、その者をあなたは、その人の誰かへの怒りを取ってあげたのですから。こんなことで、あなたはただ立っているだけで、人に幸せや喜びを与えたのです。これで神の七つの掟の今日は一つが何もせずにできたことになる。

 

一つ言っておきます、以前も言いましたが、私の話は実際にあった話で作り話ではありません。もう一度読みなさい。

 

 

私は同じ話、同じことを何百回も言います。

神の化身より

神より
「我が子よ、最新の数百章のページ程度の新しい章から読めば、最初のページから三ページ以上づつ読みなさい。そうするといつか近づく日が来る。私が今回あなたたちにのみ降ろした神の化身はいつもあなたたちの事を考えている、それを忘れてはならない。大木の神より」

(神の化身の代筆者です。代筆者とは神の化身の言葉を皆様に解るように変換して書くものです。誤字脱字があれば、是非、相談フォームよりご連絡お願い申し上げます)

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